【プチ調査】コンタクト・カラコン|眼科で怒られた|度数だけ知りたいのはダメ?

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【プチ調査】コンタクト・カラコン|眼科で怒られた|度数だけ知りたいのはダメ?

※この記事は病院の医師ではない一個人である私ミスター乱視が、インターネットの情報を収集・精査してまとめ上げた記事であり、その内容はあくまでも執筆者個人の見解によるものです。当然のことながら、記事内容は病院の医師による診断・治療行為ではありません。コンタクトやカラコンを装着したい人は眼科を受診することをおすすめします。

このページでは、コンタクトやカラコンの使用者が眼科の先生に怒られたケース、あるいは、これからコンタクトやカラコンを使いたい人が、眼科で眼の度数だけ知りたい場合、ちゃんと教えてくれるのか、これらをプチ調査した結果を解説していきます。

まずは、コンタクトの使用率の統計をご案内します。

コンタクト使用率(統計)

日本眼科医会「2018年度学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査」によると、コンタクトレンズの使用率は、

  • 小学生0.3%
  • 中学生8.7%
  • 高校生27.5%

となっており、いずれも増加傾向にあります。

GfKジャパン調べ(2015年12月)によると、コンタクトレンズ使用者は調査対象者の26%で、若年層の女性の使用が最多となっています。また、16歳~30歳の女性では、約9人に1人の割合でビューティーレンズ(カラコンなど)を使用しています。

「眼科で怒られた」ってどういうこと?

眼科の先生に怒られた経験のある人はけっこういらっしゃるようです。どんな理由で怒られるかというと、市販のコンタクトやカラコンを、眼科で視力検査等をすることなく、ダイレクトに購入して装着しているようなケースです。

あるいは、一度は眼科で検査をしてもらい、処方箋を出してもらった上でコンタクトやカラコンを購入したものの、その後定期検査には行かずにコンタクトやカラコンを使い続け、やがて眼に異常を感じたところで再度眼科を受診した・・・こういうケースでも眼科の先生に怒られたりしています。

なぜ検査もしないでコンタクトやカラコンをつけるんです!

視力や眼の状態は変化するのだから、定期検査に来なければダメですよ!

と眼科の先生に怒られた経験のある人は、特に若い世代の人に多いはずです。

眼科の先生が怒るのは、コンタクトやカラコンを通販などで自由に購入することが法律違反だと非難しているのではありません。「眼」の健康を守ることを職業としている人の倫理観として怒っているのです。

とはいえ、眼科の先生に怒られた人の中には、モヤモヤした思いが消えずにいる人もいるでしょう。

そこで、まず法的な側面を確認しておきたいと思います。

コンタクト・カラコンと法律

薬事法上、コンタクトやカラコンを購入する際に眼科の処方箋を提出しなければならないという法的な決まりごとは存在しません自由です。

実際、コンタクトやカラコンのネット通販などでは、処方箋が必要なショップもありますが、不要なショップも数多くあります。

要するに、自己責任ということになっています。医師の処方箋なしにコンタクトやカラコンを装着して眼に異常が出たり眼の病気になっても、それは自己責任ですよ、という法の建て付けになっています。

参考:愛眼

ただし、だからといってコンタクトやカラコンは誰がどんな製品でも勝手に販売してかまわないということではありません。厚生労働省により、高度管理医療機器として医薬品医療機器法の規制対象となっています。

つまり、一定の水準をクリアしたものでなければ販売してはいけないことになっています。ただし、前述のように装着の際に眼科を受診することは「勧奨」です。(おしゃれ用カラーコンタクトレンズについて:厚生労働省)

眼科で怒られたコンタクトやカラコンの使用者の声

眼科の先生に怒られた経験のある人の声を、主にヤフー知恵袋から拾っています。

  • 一度眼科で処方箋をもらってコンタクトを購入し、それを6~7年使用していました。最近眼に違和感を感じてまた眼科を受診したら、なぜ定期検診に来なかったのかと先生に怒られた。今後は3ヶ月に1回検査に来ないのなら処方箋は出さないといわれた。
  • 今まで通販で買ったカラコンを使っていて、初めて眼科を受診したら、病院で検査も処方箋もなしに通販で買ったものを使うなんてとんでもないとすごく怒られた。そんなに危険なら誰でも買えるようにしなければいいと思います。
  • 通販で購入したカラコンを使っていたら、目が真っ赤になり、怖くなって眼科を受診して治療してもらいました。先生に怒られたけれど、これからは先生のいうことを聞こうと思います。
  • 診察室で市販のコンタクトを勝手に使用していると頭ごなしに怒られた。飲み薬と目薬を出しておく、といわれ、それで診察終了になった。

眼科の先生に怒られたらどうする?

このページでは「コンタクト・カラコン|眼科で怒られた|度数だけ知りたいのはダメ?」というテーマで私がプチ調査した結果を解説しています。

法的には、眼科の処方箋なしにコンタクトやカラコンを購入しても、販売する側も購入する側も、何の罪にも問われません。

それなのに、眼科の先生に怒られたという人はけっこういます。これは理不尽な話なのでしょうか?

けれども、もしも私の近親者の中に処方箋なしに通販でコンタクトやカラコンを購入している人がいたら、間違いなく私は烈火のごとく怒ると思います。

眼を粗末にする姿に怒りを覚えるからです。

眼科の先生も同じ事です。

眼科の先生に怒られたら、怒ってくれる先生に感謝すべきです。

検査と処方箋が重要な理由

コンタクトやカラコンを購入する際、法的には、眼科の検査・処方箋は不要です。

しかし、皆さんがご自分の眼を長く健康に保つには、眼科の検査と処方箋が大事であり、それは下記のような理由からです。

  • コンタクトやカラコンは眼球に密着して使用するものなので、たとえ度数が合っていても、眼のカーブに沿った形状をしていないと、そのうち様々な眼のトラブルに発展します。眼科の処方箋には、眼の度数はもちろんのこと、人によって異なる眼のカーブ(曲率)を示す「BC」の数値が入っています。
  • 眼のカーブや度数が適合しないコンタクトやカラコンを装着し続けると、頭痛や眼精疲労が起きやすくなり、粗悪なレンズの場合には結膜炎や角膜炎などを発症します。
  • さらに、眼の状態によっては、そもそもコンタクトやカラコンを装着してはいけない人がいます。たとえば、角膜知覚低下、眼感染症、前眼部の急性および亜急性炎症、ぶどう膜炎などの症状がある人です。こうした症状は検査機器を備えた眼科医でしか診断できません。甘い認識でいるとやがて失明のリスクに発展することもあります。

眼科で度数だけ教えてもらえますか?

なかには、今までコンタクトやカラコンで一度もトラブルはなく、ごく普通に使用してきた人もいて、いちいち眼科を受診し、検査をして、処方箋を出してもらうのは面倒だと感じる人もいるかもしれません。「度数だけ知りたい」という人たちです。

あるいは、初めてコンタクトやカラコンをつけたいのだけれど、まずは試しに使ってみたいだけなので、眼科では面倒な検査などではなく、ただ単に「度数だけ知りたい」のであり、本格的な検査とか処方箋などは、まずお試しで使ってみてから考える、という人もいるかもしれません。

それに対する答えです。

どの眼科でも「度数だけ知りたい」という要望に応えてくれるところはありません

眼科を受診して検査をした場合は、ただ単に眼の度数を調べるのではなく、眼圧や乱視の有無を調べたり、眼球のカーブ(曲率)を調べたり、涙の成分に異常はないか、角膜に傷がついていないか、といったことを総合的に検査・診断します。

そして、これら検査・診断を実施した上で、必要に応じて処方箋を発行する手順になります。

したがって、眼科を受診しながら、「度数だけ知りたいんですが」などと申し出たら、

おととい来やがれ

・・・などとは言われないでしょうが、先生はそんな気持ちになるはずです。

なお、眼科の先生が「度数だけ知りたい」という要望に応えないのは、「度数だけ知りたい」という要望に応じたら、その人は他の店舗でコンタクトやカラコンを買ってしまうだろう、医院が提携している店舗で買わせるためには「度数だけ知りたい」と言われても相手にしない方が得だ・・・といった思惑があるからではありません。

まったく別次元の問題です。

眼の専門家からすれば、眼の度数さえわかれば適切なコンタクトやカラコンが選べるなどと言うことはありえないことです。

眼球のカーブ、角膜に傷があるかないか、そもそもコンタクトやカラコンを装着できない眼の疾患を持っているかいないか、そういうことを調べるのが検査ですから、「度数だけ知りたい」というのはこのことを全く理解していない人の発言と見なされます。だから却下されます。

検査⇒⇒処方箋

「コンタクト・カラコン|眼科で怒られた|度数だけ知りたいのはダメ?」をテーマにプチ調査の結果を解説しています。

この章では、コンタクトやカラコンを装着するに際して、まず眼科を受診し、検査を行い、処方箋を発行してもらう手順について簡単にご案内します。

  1. 問診:(初診の場合)受付で保険証を提出し「問診表」を受け取る。診察を受ける理由欄には「コンタクト(カラコン)を初めて購入するため」と書く。
  2. 検査:視力検査や眼圧や乱視の有無などを調べる。目の度数を調べる屈折検査、目の表面の形状(カーブ)を測り、目にフィットしやすいレンズの数値を出す。
  3. 診察:視力検査、屈折検査の数値の確認、涙の状態、角膜に傷がないかなどを診る。⇒⇒コンタクトやカラコン装用に問題がない事が確認できたら、コンタクトやカラコンの使用目的や疑問点などを話し合う。希望に合うコンタクトやカラコンの候補を決める。候補が決まったら、実際にコンタクトやカラコンを装着して視力検査を行う。
  4. コンタクトの決定:候補となるコンタクトやカラコンが問題ない場合、レンズのつけはずしやケアの方法を指導される。
  5. 処方箋を受け取る:最後に処方箋を受け取ります。

(※)眼科の隣に提携関係にあるコンタクトレンズの店舗を併設している眼科の場合、提携店のコンタクトやカラコンを購入することを処方箋を出す条件にするところもあります。つまり、こうした眼科では、処方箋だけ受け取り、コンタクトやカラコンを通販で購入するといったことはできません。もちろん、「度数だけ知りたい」と要望しても却下されます。

(※)眼科を受診すれば必ずコンタクトやカラコンの処方箋を出してくれるとは限りません。たとえば、眼に問題があってコンタクトやカラコンに適さないと判断された場合は、処方箋は出してくれません。

「コンタクトは、調子が良い目で使うものです。アジサイ眼科は、目の調子が悪い人、目の調子が悪くて治療をしている人にコンタクト処方箋は出しません。眼の健康を最優先します。部活や仕事でコンタクトが必要だからと言われても、こちらとして言うことは変わりません。」

参考:アジサイ眼科

検査費用・処方箋費用

コンタクトやカラコンをつけるために眼科を受診し、処方箋を出してもらう場合、費用は初診で1000円~1500円くらいになります。再診はもう少し安くなります。いずれも保険を適用した場合の自己負担額です。※病院によって微妙に異なるのでちょっと多めに用意してください。

保険がきくので健康保険証を持参してください。

※眼科での検査は医療行為になるので費用が発生しますが、コンタクトレンズの処方箋発行は医療行為ではなく、眼科医が自主的に発行するという体裁になっています。したがって、原則として、処方箋発行には費用は発生しません。

※ただし、原則はそうであっても、現場ではそうでないこともあります。たとえば、眼科が提携している店舗でコンタクトやカラコンを購入する場合は処方箋を無料にするけれど、通販など他の店舗で購入する場合は処方箋の料金を請求する眼科も現実にはあります。※つまり、病院によっては「処方箋だけ」出してくれるところもあるということです。「度数だけ知りたい」という要望はどの病院でも却下されますが、「処方箋だけ」という要望は病院によって対応が異なるわけです。

処方箋に記載されている内容

眼科が発行する処方箋にはコンタクトやカラコンに関する下記の内容が記載されています。

(一般)

  • POWER/PWR/P/D/SPH(例:「-2.00」):コンタクトレンズの度数を表す数値
  • BC(例:8.2):コンタクトレンズのカーブの大きさを表す数値です。眼球の曲率を表しています

(乱視用)

  • CYL(乱視度数)(例:「-2.00」):コンタクトレンズの乱視の度数を表しています
  • AXIS(中心軸)(例:170):乱視の方向軸を表し、乱視用レンズ選択の際、必要な数値です

(遠近両用)

  • ADD(手元補正用の数値)(例:MAX+1.00):遠近両用のレンズを選ぶ時に必要な数値です

まとめ

このページでは「コンタクト・カラコン|眼科で怒られた|度数だけ知りたいのはダメ?」についてプチ調査した結果を解説してきました。

「眼科で怒られた」経験のある人は、若い人を中心にけっこういらっしゃるようです。その理由は、

  • 眼科で検査しないで通販のコンタクトやカラコンを勝手につけていたから
  • 一度眼科で検査したものの、その後定期検査を受けずに、やはり勝手に市販のコンタクトやカラコンをつけていたから

ということになるようです。

こうしたコンタクトやカラコンの使い方は危険性を伴います。しっかり目に合う形のコンタクトやカラコンをつけるには、眼科での検査が必須だからです。

次に、眼科を受診するのはいいけれど、あまり面倒なのは嫌なので、「眼の度数だけ知りたい」とか「処方箋だけ出して欲しい」という人もけっこういるようです。

まず、「度数だけ知りたい」という要望について、これはどの眼科も不可です。

また、「処方箋だけ出して欲しい」という要望は、出してくれる眼科もあれば出してくれない眼科もあります。

いずれにしても、コンタクトやカラコンは眼球に直接ペタッと貼り付ける装具です。そのへんで販売されている製品をお手軽にお気軽に装着していいはずがなく、そんな危険なことをしていれば、眼科の先生だけでなく親や近親者は誰もが皆怒るでしょう。

もしも怒らない人がいるとしたら、その人はあなたのことを「どうでもいい人」と思っている人です。

あるいは、眼の健康についてあまりにも無知な人です。

ご覧いただきありがとうございました。

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