現在SBI損保の自動車保険を契約していて継続契約もSBI損保で行う場合、インターネット継続割引として10,000円が割引されます。
これは文字通りインターネットで手続きした場合に適用されます。
SBI損保にはソニー損保やイーデザイン損保などにある単独の「継続割引」はありませんが、「インターネット継続割引」の額が10,000円なので保険料の引き下げ効果は非常に高いです。
SBI損保:継続時の特典
SBI損保で自動車保険の契約をしている人が継続契約もSBI損保でする場合、継続の特典として用意されているのがインターネット継続割引です。
10,000円割引です。
継続手続きを電話やFAXではなくパソコンやスマホなどで契約者が一人で完結した場合(ウェブ契約)に適用されます。
SBI損保にはソニー損保・イーデザイン損保・そんぽ24などが採用している単独の「継続割引」はありません。
またソニー損保・イーデザイン損保が採用している「無事故割引」もありません。
しかし、SBI損保の場合、イーデザイン損保と同じように、インターネット継続割引の額が初年度の額と同額の10,000円ですから、他の割引がなかったとしても実質的には大きな割引となっています。
2,000円割引されるものが5つ集まってやっと10,000円ですから、ポンッと10,000円が割引される効果は大きいと思います。
他社の継続特典を見る:ソニー損保
ソニー損保の継続特典 | |
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他社の継続特典を見る:イーデザイン損保
イーデザイン損保の継続特典 | |
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他社の継続特典を見る:三井ダイレクト
三井ダイレクトの継続特典 | |
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他社の継続特典を見る:そんぽ24
そんぽ24の継続特典 | |
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他社の継続特典を見る:JA共済(農協)
JA共済(農協)の継続特典 | |
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他社の継続特典を見る:アクサダイレクト
アクサダイレクトの継続特典 |
<自動車保険>
<バイク保険>
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SBI損保では2年目が高くなる?
とりわけ通販型自動車保険でしばしば発生する現象として、初年度に様々な割引が適用された反動で2年目の継続契約が1年目より高くなることがあります。
けれどもここまでご覧になったようにSBI損保ではインターネット割引の額が初年度も2年目も同額の10,000円です。
ですから2年目の継続契約のほうが高くなる逆転現象は発生しにくい会社と言えます。
アクサダイレクトのインターネット割引の場合、初年度も継続契約も最大の割引額が適用された場合で見ると、その差額は15,000円にもなります(20,000円-5,000円)。
SBI損保の場合はこういうことにはなりません。
ただし、2年目の保険料が高くなる要因はインターネット割引だけではありません。
その他の要因で高くなるケースがあるので、次の項目で詳しく見ていきたいと思います。
自動車保険で2年目が高くなる要因
どの会社とは言わず、一般的に、自動車保険で初年度より2年目(以降)が高くなるケースがあり、それは以下のような要因が考えられます。
なお、事故で保険を使えば翌年度の保険料は高くなりますが、こうした事故によるケースは除いて考えます。
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などが考えられます。
上記以外で、とりわけ高齢者の契約で起こりやすいのが記名被保険者の年齢区分が変わった場合です。
あまり知られていないことですが重要なことなのでちょっと詳しくご説明します。
自動車保険を契約する際は全年齢、21歳以上、30歳以上などの「年齢条件」を選択しますが、実は、これとは別個の年齢区分が存在します。
それを記名被保険者年齢別保険料といいます。※会社により呼び方が異なりますが代理店型も通販型も採用しています
自動車保険の保険料は「年齢条件」と「記名被保険者年齢別保険料」という2重の年齢要因によって保険料を算出しています。
記名被保険者年齢別保険料が適用されるのは、通常「26歳以上補償」「30歳以上補償」の年齢条件の場合です。
これらの年齢条件を設定した契約で、保険始期日時点の記名被保険者の年齢により保険料に差を付けています。
30歳未満 |
30歳以上40歳未満 |
40歳以上50歳未満 |
50歳以上60歳未満 |
60歳以上65歳未満 |
65歳以上70歳未満 |
70歳以上75歳未満 |
75歳以上 |
(東京海上日動の場合)
上記区分により保険料を調整しています。※保険会社により区分が異なることがあります
たとえば、記名被保険者が59歳の時に「26歳以上」で保険契約し、1年後にその契約を更新した際、事故を起こしていなくても、あるいは、補償内容は前年とまったく同一でも、更新後の保険料の方が高くなることがあって、これは記名被保険者年齢別保険料のためです。
つまり年齢条件が「26歳以上」であっても、記名被保険者が59歳の人の契約と60歳の人の契約とでは保険料に差が生じるということになり、これが無事故であっても2年目の方が高くなるケースもあるというわけです。
記名被保険者が高齢者の場合に発生しやすい逆転現象です。
結局、SBI損保で継続するのはおトクでしょうか?
SBI損保は比較的地味な会社ですが(テレビCMが少ないという意味で)、保険料レベルは低いことで知られている会社です。
一括見積もりサイトなどで各社の保険料を横並びにすると、金額の安さで常に上位に来る傾向にあります。
また、ここまでご覧になってきたように、インターネット割引が初年度も継続も10,000円の同額なので2年めが高くなる心配はまずありません。
したがってSBI損保で継続するのは大いにアリだと思います。
ただし、自動車保険の競争は年々激しくなっていて、ちょっと目を離しているうちにいつの間にか新しい割引が採用されていたりします。
アクサダイレクトがインターネット割引を最大20,000円に増額したのは2018年7月3日です。
ソニー損保がそれまでイーデザイン損保だけが採用していた無事故割引を2019年4月1日から採用することになりました(業界2社目)。
(※ただし「無事故割引」というのはノンフリート等級制度とは別物です)
その他細々した改定が毎年行われています。
SBI損保の保険料がいきなり高くなるという話ではないものの、時々他社の動向をチェックする必要はあると思います。
その際、最大の武器となるのが一括見積もりサイトです。
一度の入力で競合他社の保険料を横並びで比較できます。
お時間が許せばぜひご活用ください。
当サイトでは以下の2サイトのいずれかをおすすめします。
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インズウェブ |
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ご覧いただきありがとうございました。