コンタクトが目の中で紛失した場合、アイボン使ってもいい?

コンタクトが目の中で紛失。アイボン使える?

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コンタクトが目の中で紛失した場合、アイボン使ってもいい?

コンタクトが目の中で紛失した場合、それを見つけ出すためにアイボンを使うのはふさわしくありません。

アイボンは使わないでください

そもそも、アイボンの「注意事項」には、

コンタクトレンズを装着されている場合は、(アイボンを)使用前に必ずコンタクトレンズをはずすこと

と明記されています。

また、

30秒以上洗眼しないでください

とも記されています。

つまり、眼球を長時間アイボンに晒すことは目を傷める原因になることを、小林製薬自身が認めているのです。

ですから、コンタクトが目の中で紛失し、それを探すためにアイボンを使用することはNG行為です。

やらないでください。

5つの対策法

では、目の中で紛失したコンタクトを探し出す有効な方法は何か?

ネットでプチ調査した結果、何か一つ決め手となる方法があるというのではなく、いくつかの方法を試すことで、そのどれかがヒットするだろう、というのが結論です。

なお、Bestな方法は、すぐさま眼科医を受診することです

眼科では色付の目薬をさし、顕微鏡で見ながら探します。もしも目にコンタクトが残っていれば、必ず発見します。

ただ、時間や場所によっては、すぐに受診できないこともあります。

以下の方法は、あくまでも眼科を受診するまでの「応急処置」としてのやり方です。

①その辺にコンタクトが落ちていないか、まず確認する

よくあることですが、実は、そもそもコンタクトが目に入っていなくて、その辺に転がっていることがあります

目で確認できなければ、手で探ってみてください。

その辺にコンタクトが落ちていることがあります。

②目を閉じ、眼球を動かしてみる

焦る気持ちを抑えて、落ち着いて目を閉じ、眼球を上下左右にゆっくり動かしてみると、コンタクトが浮き上がって取り出せることがあります。

③目薬を大量にさす

とにかく目薬をたくさんさして涙を大量に分泌させます。これにより、瞼の裏などに隠れこんでいたコンタクトが浮き上がり、取り出せることがあります。

「目薬を大量にさす」のがいいなら、アイボンで目を洗うのでもいいのでは?と思いがちですが、目薬の成分とアイボンの成分は異なります。

アイボンを30秒以上眼球に晒すのは目を傷める原因になります。

④鏡で目をよく観察する

鏡を前に、目を近づけて、上下左右に動かしてみます。

それでも見つからない場合は、指で上瞼や下瞼をめくってみます。

その際、やはり眼球を上下左右に動かしながらコンタクトのありかを探ります。

懐中電灯の光を斜めからさしたりすると、コンタクトを発見しやすいことがあります

ハードレンズの場合は、黒目から外れて白目の奥に移動しているケースがけっこうあります。また、ハードレンズが2枚重ねになっているケースもあります。

ソフトレンズの場合、二つ折りになって瞼の裏に隠れていることがよくあります。

⑤洗面器に目をつけて瞬きを繰り返す

上記の方法で見つからない時は、水またはぬるま湯を張った洗面器を用意し、片目ずつ目を沈め、瞬きを繰り返します。

これにより、コンタクトと眼球のあいだに水分が侵入して、コンタクトが外れることがあります

※この方法でコンタクトが発見された場合、ハードレンズはそのまま使えますが、ソフトレンズは感染症のリスクが増すので、捨ててください。新しいものを装着すべきです。

 

繰り返しますが、上記の方法は、すぐに眼科を受診できない場合の「応急処置」です。

まず第一の対策法は、言うまでもなく、眼科医を受診することです。

コンタクトが眼球の奥(裏側)に回り込むことは有り得ない!

コンタクトが目の中で失踪してしまった時に、多くの人が心配するのは、

コンタクトが眼球の奥(裏側)に回り込んでしまったのではないか?

ということではないでしょうか。

もしもそうなったら、大変なことです。

目の手術でもしないと取り出せないかもしれません。

でも、そこは大丈夫。

目の構造上、コンタクトレンズは、上瞼と下瞼でせき止められるので、それ以上眼球の奥(裏側)に入り込むことはありません

(参考)大川眼科

会話の中で「目の奥」という場合、それは瞼の裏側という意味で、眼球の裏側のことではありません。

いずれにしても、コンタクトが目の中で失踪してしまい、自分で見つけることができない場合、あるいは、目の中にあることは確認できたけれど、傷みなどで自分で取り出すことができない場合などは、速やかに眼科医を受診してください。

紛失する原因について

そもそも、なぜコンタクトが目の中で紛失したりするのでしょう?

考えられる原因は以下の通りです。

①目が乾燥している

目が乾燥しやすい環境で生活していると、コンタクトが黒目の部分からズレやすくなります。

こまめに目薬をさしたり、加湿器で湿度を保ったり、工夫することが大事です。

②装着時間が長すぎる

コンタクトの装着時間が長くなると、水分の蒸発や汚れによりレンズがズレやすくなり、瞼の裏などに隠れてしまいやすくなります。

装着時間は使用説明書に従うと同時に、環境によっては、説明書に明記している時間より短めに使用する工夫も必要になります。

③自分の目にあったレンズを使用していない

眼科医での検査なしにコンタクトを装着したり、眼科医で検査はしているけれど最初の検査から長い時間が経過している場合など、自分の目にフィットしないコンタクトを付けている人はけっこういます。

とくに、目の曲率に合うコンタクトを装着していないと、トラブルが発生しやすくなります

自分の目にあうベースカーブ(BC)は、素人判断では無理で、眼科医で検査してもらうことが必須です。

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