【3分解説】(フロント・フロア・リア)サイドメンバーとは|修理・交換で修復歴?|曲がり・歪み

サイドメンバー・フロントサイドメンバー・リアサイドメンバー・フロアサイドメンバー・修復歴・曲がり・歪み・交換・損傷・修理

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車の骨格部の「修復歴」に関する基準
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(フロント・フロア・リア)サイドメンバー ⇒⇒こちらのページ
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サイドメンバーとは

サイドメンバーとは、乗用車やトラックの骨格をなす部材で、車体の左右に配置され、前後に長く伸びています。

モノコックボディを採用する乗用車の場合には、フロアパネルに溶接されています。トラックなどの場合はコの字型あるいはボックス断面のレールを左右に配置し、左右のレールを橋渡しする形でクロスメンバーによって強度やねじれ剛性を保っています。

サイドメンバーのフロント部分をフロントサイドメンバーと呼び、フロア部をフロアサイドメンバー、リア部をリアサイドメンバー、とそれぞれ呼びます。

乗用車であれトラックであれ車の骨格部分を形成する重要なパーツです。

修理・交換すると「修復歴あり」になる?

サイドメンバーは車の骨格を形成する部材になるので、事故などでここを損傷し、修理・交換を行った場合は、いわゆる「修復歴あり」という扱いになります。

つまり、流通市場では「事故車」として扱われます。

フロントサイドメンバー・フロアサイドメンバー・リアサイドメンバーのいずれであっても、下記のような基準で事故車判定(修復歴判定)が行われます。

「修復歴あり」と判定されるケース
  • サイドメンバーが交換された場合(取り替えた場合)
  • 曲がりがあるもの、凹みがあるもの、またはその修理跡があるもの
「修復歴あり」と判定されないケース
  • サイドメンバーのコアサポートより前に位置する部分が損傷している場合、あるいはその修理跡があるもの
  • けん引フック取り付け部分が損傷している場合、あるいはその修理跡があるもの
  • バンパーステー取り付け部の軽微な凹みがある場合、あるいはその修理跡があるもの
  • 突き上げによる凹みがある場合、傷がある場合、あるいはそれらの修理跡があるもの

「修復歴」に統一基準はある?

中古車の流通市場では、現在、「修復歴」に関する確定的な統一基準は作られていません。

あくまでも暫定的な基準があるだけなので、前の項目の判定基準は「平均的なものさし」であって、取扱業者によって判断が異なる余地が残されています。

もともと修復歴に関しては日本自動車査定協会 (JAAI)において定義されているのですが、実際には各現場での判定基準が全国のオートオークションごとに異なっていたため、日本オートオークション協議会において、平成14年に「統一検査基準検討専門部会」及び「同分科会」を設置し、その後現在に至るまで、修復歴判定基準の統一に向けて検討を行っている段階です。

車の骨格部の「修復歴」に関する基準
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