【5分解説】車検・警告灯の種類と対策|シートベルト・ブレーキ・エアバッグ・ABS・エンジンなどの車検基準

警告灯

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画像:Wikipedia

警告灯には様々な種類がありますが、車検には警告灯に関する明確な基準があります。

2017年(平成29年)2月以降はより検査基準が厳しくなっています。

明確な基準がある一方でグレーゾーンもあって、その点も含めて解説しています。

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2023年1月26日

まず点灯、すぐに消灯

最近の車はエンジンスタートの方法にもいろいろあります。キーを差し込んでひねる方法、ボタンを押す方法など様々です。いずれにしても、メーターパネルに組み込まれた各種警告灯は、

  • はじめにすべての警告灯が点灯する

そして、数秒すると、

  • すべての警告灯が消灯する

このような点灯・消灯の仕方をすればあなたの車の警告灯は車検に合格です。

つまり、「はじめにすべての警告灯が点灯する」のは、警告灯に玉切れがないかのチェックをしています。

次に「すべての警告灯が消灯する」のは、異常がどこにもないことを意味しています。

たとえば、もしもエアバッグに異常があれば、エアバッグの警告灯だけが、他の警告灯はみんな消灯したのに、ずっと点灯しっぱなしになります。

車検では、このように消灯すべきタイミングでちゃんと消灯しない警告灯があると、その時点で不合格となります。

そして車が突き返されます。整備工場でちゃんと修理してから再度車検にいらっしゃい、ということになります。

検査対象となる警告灯は原則6つ

車検の検査項目に入っている警告灯は、原則として以下の6つです。

  1. シートベルト
  2. ブレーキ(メインブレーキ・サイドブレーキ)
  3. エアバッグ(前方・側方など)
  4. ABS
  5. エンジン
  6. ドライブレンジ

検査項目が6つというのは、あくまでも原則です。ABSが付いていない車もありますし、マニュアル車であればドライブレンジの表示など最初から存在しない車もあります。

また、シートベルトの警告灯(あるいは警告音)は車によってクセがあります。ちゃんとシートベルトを装着すればすぐに消灯するタイプのものと、しばらく走り出してからやっと消灯するタイプのものとあります。

それから、エアバッグは通常ハンドルに組み込まれていますが、カスタマイズでハンドルを交換してその交換したハンドルにエアバッグが付いていないこともあります。車検では、エアバッグが付いていないハンドルに交換すること自体、特に問題はありません。しかし、交換と同時に警告灯との連動を対策しておかないと、検査官によっては不合格となるケースも発生しています。つまり、エアバッグが付いていないハンドルに交換した場合は、エアバッグの警告灯がそもそも点灯しない設定にしておく必要があると言うことです。

いずれにしても、警告灯の検査は検査官によって対応が異なることがあるので、不安に思う箇所があったら事前に確認しておいた方が無難でしょう。

検査対象外の警告灯の扱いはグレーゾーン?

車によってはアイドリングストップの表示ランプや空気圧減少を知らせる表示ランプが付いているものもあります。

こうしたランプは検査対象外ですが、もしもこうしたランプが切れていたり、点灯・消灯に異常があった場合はどう扱われるのでしょう?

これは検査官によって対応が分かれる部分だと思います。

「検査対象外だが、本来点灯すべきランプが点灯しないのは問題である」

とする検査官もいるでしょうし、

「検査対象外である。それゆえ、どうでもいい」

とする検査官もいるでしょう。

ただし、問題があるとする検査官も、これを理由に不合格とすることはないのではないかと思います(たぶん)。

後で修理しておくように、という対応になるのではないかと思うのですが、確証はありません。

(※)車検にはこの類のことが他にもあります。たとえばフォグランプは車検に必須のものではなく、付いていなくても車検は通ります。しかし、付いている場合は、保安基準に定められている「霧灯」の基準に合致する必要があります。

警告灯の「色」は国際規格に準拠

警告灯の色は国際規格(ISO)に準拠しています。

赤色危険、高温
黄色注意
緑色安全
青色低温、ハイビーム

 

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