【要点解説】ドライブレコーダーで常時録画できない3つの原因

ドライブレコーダー・常時録画・できない

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ドライブレコーダーで常時録画できない3つの原因

まず録画方式のおさらい

ドライブレコーダーの録画には、メーカーを問わず、基本的に2つの方式があります。

  1. 常時録画
  2. イベント録画

どのドライブレコーダーもこの2つの方式を両方備えているのが普通です。

①の常時録画は、エンジンをかけてからエンジンを停止させるまでのあいだ、ずっと映像を録画し続けます。駐車監視機能付きの場合は、エンジン停止中でもずっと映像を録画し続けます。

②のイベント録画は、走行中に事故があったり急ブレーキをかけたりして一定のレベルを超える衝撃をセンサーが検知すると、検知した瞬間とその前後十数秒間を録画します。

工場を出荷したドライブレコーダーの初期設定では、この①と②がONになっている状態です。

ですから、このページのテーマである「常時録画できない」ケースというのは、どこかに問題があるということになります。

常時録画できない原因<1>

録画設定を変更してしまっている:ループ録画をOFFにしてある

ドライブレコーダーを取り付け、初期設定を行う際に、常時録画の設定を「ループ録画OFF」にしてあると、microSDカードが容量一杯になるまでは常時録画されますが、一杯になった時点で録画は終了します。

「ループ録画ON」のままなら(これがデフォルトの設定)、カード容量がいっぱいになるとまた最初に戻って上書き録画を続行します。つまり、すでに録画された領域を消去しつつその上に新しい映像を録画します。これを延々と繰り返すのでループ(loop)、つまり「輪っか」と呼ばれます。

常時録画できない原因<2>

マイクロSDカードに不具合がある。

  • 初期化されていない
  • カードが破損している

ドライブレコーダーを取り付けて、いざ録画を始めるには、その前にまず記録媒体であるマイクロSDカードの初期化が必要です。この初期化(フォーマット)をしないでいると常時録画できないことが起こりえます。

また、何らかの理由でマイクロSDカードが破損している場合も、常時録画できないことになります。

ただし、現在販売されている多くの機種では、カードに不具合がある場合は、液晶表示に「カードエラー」といった警告表示が出るようになっています。

しかし、一部機種には、カードに不具合があっても何の警告も出さない機種があって、こうしたドライブレコーダーを使用していると、実際には何も録画されていないにもかかわらず、ドライバー本人はそれに気づかず、いざ録画内容を確認しようとしたときにはじめて不具合に気付かされる、ということになってしまいます。

常時録画できない原因<3>

駐車監視機能で常時録画できないケースで最も多いのが、電源に問題があるケース

ドライブレコーダーの駐車監視機能は、エンジン停止中であっても作動し続けます。その際、電源は車のバッテリーに直結したり、外部バッテリーにつないだり、ドライブレコーダー本体に内蔵バッテリーを搭載したり、と主に3種類の方式があるのですが、こうした電源が弱ってくると、ドライブレコーダーが作動しません。

したがって、駐車監視機能を付ける場合は、電源確保が最重要な問題になります。

まとめ

せっかくドライブレコーダーを取り付けたのに、肝心の常時録画ができないのでは付けた意味がなくなってしまいます。

録画できない場合は、「設定」と「カード」と「電源」の確認をしてみてください。あんがいあっさり解決するかもしれません。

このページのテーマに関連する記事を下記にご紹介します。参考になさってください。

⇒⇒ドライブレコーダーの「ループ録画の意味」を教えて!

⇒⇒ドライブレコーダーのループ録画をオフにする方法とオフにする意味

⇒⇒ドライブレコーダーでSDカードの「エラー」表示が出る場合

⇒⇒ドライブレコーダーのSDカードが故障した時の症状と対策

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視は常時電源かシガーソケットか?

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視を長時間使う際の注意点は?

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