【3分解説】エンジンが一発でかからない|バッテリー交換したのになぜ?

エンジンが一発でかからない

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エンジンが一発でかからない|バッテリー交換したのになぜ?

普通、バッテリーに問題がなければ、エンジンは一発でかかるものです。

特に最近の車はコンピュータで燃料噴射の制御をしていて、燃料の量と空気の量を最適に配分して燃焼室に送ります。だから、新車でも10年経過の中古車でも、エンジンは一発でかかります。冬場でも一発でかかります。

しかし、結局はエンジンはかかるものの、なぜか最初の1回か2回はセルモーターが回るだけ、3回目か4回目くらいにやっとエンジンに点火する、という現象が起きることがあります。

しかも、バッテリーは新品に交換したばかり。あるいは、電圧が低下していたので充電を終えたばかり。にもかかわらず、すっきりと一発でかからないのです。

素人が考えても、原因はバッテリーではなく、セルモーターでもないはずです。

では、どこが悪いのでしょう?

こういうケースで最も疑わしいのは燃料ポンプだと思います。

正常な燃料ポンプは、たとえエンジンを切った状態であっても、常に、次の点火に備えて、燃料を噴射口付近にまでとどめておくのが普通です。

これを燃料ポンプの「残圧」と呼びます。

しかし、燃料ポンプが劣化してくると、この「残圧」が減少してしまい、もっと燃料タンクに近いところにしか燃料を吸い上げた状態にできなくなってしまいます。

だから、最初のセルの回転ではまだ燃料が噴射口まで届いていないのでエンジンがかからないのです。2度3度とセルモーターを回しているうちに、本来の位置である噴射口のところまで燃料を吸い上げ、ようやく点火する。こういう流れです。

エンジンが一発でかからない症状があり、その原因が燃料ポンプの劣化である場合には、いったん症状が収まることがあります。しかし、しばらくしてまた同様の症状が発生したら、その時は燃料ポンプを交換しなければなりません。寿命です。

⇒⇒燃料ポンプ(フューエルポンプ)|交換時期・寿命|交換費用|故障と異音

プロの診断でないと特定できないことが多い

バッテリーに問題はないのにエンジンが一発でかからないケースは、わたしたち素人には原因の特定は困難です。

また、ディーラーなどで故障診断装置にかけた場合も、即座に原因が特定される場合がある一方で、まったくエラー表示が出なくてわからないケースもあります。

こういう厄介なケースこそ、経験豊富なプロに診断してもらうのが解決への近道になります。

ある程度自分で原因探しをして、それでもわからない場合は、JAFか自動車保険のロードサービスを活用してください。

現場にレッカー車等で駆けつけてもらい、スタッフさんが様子を見てくれます。その場で修理できればその場で修理してくれますし、できないようならレッカー車で最寄りの修理工場等に搬送してくれます。

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下記の記事も参考になさっていただけると幸いです。

⇒⇒車のバッテリーマークが点灯してエンジンがかからない時

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