【2分記事】不凍液に使われるグリセリンは毒性がないというのは本当ですか?

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グリセリンとエチレングリコール

水冷エンジンの冷却水には不凍液が使われます。水道水を使うと、冬場などに凍結して膨張し、ラジエターやホースを破壊してしまうからです。

自動車の不凍液としては、ロングライフクーラント(LLC)やより耐久性を高めたスーパーロングライフクーラント(スーパーLLC)が有名ですが、これらの主成分はエチレングリコールです。

エチレングリコールは凍結防止剤です。

以前はグリセリンが使用されていた時期がありますが、より低温まで凍結しないエチレングリコールが現在の主流になっています。

しかし、エチレングリコールには毒性があります。

エチレングリコールは、消防法により下記のように規定されています。

危険物 第4類第3石油類 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律 D類物質

この規定により、排水口や河川に投棄することは禁止されています。

こうした事情もあって、最近はエチレングリコールの代わりにグリセリンが再度注目を集めています。

主成分としてグリセリンを使用した冷却水は、そのへんに勝手に廃棄しても構いません。毒性がないので法律違反にはなりません。

ただし、製品としてはまだ不凍液成分としてグリセリンを使用したものは普及していません。

通販ショップで不凍液の売れ筋を見ても、成分にグリセリンを使用したものはほとんど見当たりません。依然としてエチレングリコール全盛です。

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【5分記事】不凍液の使い方|成分・使用濃度・処分法|毒性は?交換時期は?|車や暖房ヒーターで使用

2020年2月19日

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