【3分記事】車の長期保管でエンジンはどうなる?エンジンオイルの管理は?

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車の長期保管でエンジンはどうなる?エンジンオイルの管理は?

1か月~3ヶ月といった期間ではなくて、半年、1年、2年・・・というような長期にわたって車を保管状態にしておくケースの話です。そうした車の長期保管の際、エンジンを傷めないためにはどうした対策をとっておけばいいのか、エンジンオイルの管理はどうするのか・・・?

エンジンを時々回す

車を長期保管する場合は、ガソリンを満タンにしてガソリン添加剤を投入しておくと酸化やヘドロ化をある程度防止できます。その際、エンジンは時々回したほうがいいと思います。それも2,3分ではなく30分から1時間は回し、エンジン各部が一定の温度に温まるまで回します。そうすることでエンジンオイルが摺動部にあまねく行き渡るようになります。

エンジンオイルを交換しておく

車を長期保管する直前にエンジンオイルを新品に入れ替えておくことも有効です。使い古したエンジンオイルには様々な不純物が混入しているために、長期にわたってそのまま放置されると、サビやヘドロ化といった悪影響を及ぼすからです。

理想を言えば・・・

車を長期保管する場合、時々エンジンを回したりエンジンオイルを新品に交換しておくことは望ましいことですが、しかし、エンジンだけならそれでいいけれど車の他の部分のことを考慮すると、そうした対応だけでは不十分です。

なぜなら、エンジンをアイドリング状態で回すことには下記のような問題点があるからです。

  1. アイドリングだけではバッテリーへの充電効率は低い
  2. エンジンを回しても、ミッションは静止したままであり、ミッションの劣化は進行する
  3. ガソリンは放置期間が長くなるほど揮発成分が消失するので発火しにくくなり、また酸化を早め、粘度が高くなって、燃料噴射装置等を傷めるようになる
  4. 走行しないので、ブレーキオイルが劣化し、ブレーキキャリパーやブレーキディスクが錆びついてくる
  5. 走行しないので、パワーステアリング関連が錆びついてくる
  6. 走行しないので、サスペンション各部が錆びつき、ブッシュ類が固くなってしまう
  7. 走行しないので、タイヤの接地面のトレッドがつぶれ、タイヤ全体がいびつな形になってしまう(いわゆる「フラットスポット」ができる)

などなど、放置期間が短期間ではほとんど問題にならないようなことが、期間が長くなるにつれて、あちこちにトラブルの芽が発生してきます。

したがって、これは理想論になりますが、長期保管している車のメンテナンスとしては、実際に近所を走らせることを推奨します。もちろん、定期的にそんなことをマメにできるようならそもそも「長期保管」などしない、という話になってしまいますが。

もしも大事な車を一定期間保管したのちに、またちゃんと乗り継いでいこうという事情があるのであれば、ディーラーや修理工場などでプロのアドバイスを受けてください。

たとえば、車の博物館などに展示する車の場合には、ガソリン等の燃料や油脂類を一度全部抜き取っておくという方法もあります。

「いや、そこまでやる必要はないでしょう」

という場合でも、理想的な保管方法を知っていれば、中間的かつ実際的な保管方法もわかってくると思います。

下記の記事も参考になさっていただけると幸いです。

⇒⇒車の長期保管ではガソリンは満タン?抜いたほうがいい?

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