【3分記事】燃料ポンプ(フューエルポンプ)とは|機械式と電子式|インタンクとアウトタンク

燃料ポンプ・フューエルポンプ・とは・仕組み・構造

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画像:Wikipedia様より

燃料ポンプ(フューエルポンプ)とは

燃料ポンプ(フューエルポンプ)とは、車やバイクのエンジンでシリンダー内に燃料を噴射する際、燃料タンクから燃料を吸い上げて噴射口まで運ぶ役割を果たす装置のことです。

初期の頃の自動車やバイクでは、燃料タンクはエンジンより高い位置に設置していたために、ポンプがなくても重力で自然流下していました。

しかし、エンジンとタンクが離れていたり、キャブレターやインジェクターの位置がタンクより上にあったりすると、自然流下は無理なので、どうしてもポンプの力で吸い上げる必要があります。

機械式と電子式

燃料ポンプ(フューエルポンプ)は、大別すると、機械式と電子式があります。

これは燃料を吸い上げるために何の動力を使うかで区分した場合の呼び名です。

機械式のポンプは、エンジンの動力を利用します。具体的には、カムシャフトの動きを利用しています。キャブレター式の燃料噴射装置に多い方式です。

機械式ではエンジンに負荷がかかり、エンジンの回転数によってポンプの吸い上げる力が変動するなど、安定的な燃料の供給に問題がありました。

そこで登場したのが電子式ポンプです。電子式ポンプが使われるようになると、電子制御ソレノイドインジェクターと電動式燃料ポンプの組み合わせが一般的になっていきました。

電子式のポンプは、電気モーターで燃料を吸い上げます。吸い上げた燃料は、インジェクターに一定の圧力を蓄えたまま溜まります。そこへECUからの噴射指令を受けたインジェクター内のソレノイドコイルに電流が走り、電磁気が発生することで、一気に噴射口から燃料が高圧でシリンダー内に吹き付けられます。

なお、電子式燃料ポンプは、ポンプが燃料タンクの外にあるアウトタンク型と燃料タンクの中にあるインタンク型に分かれます。

現在の多くの自動車ではインタンク型が使われています。

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