【3分記事】デュアルクラッチトランスミッション(DCT)とは|仕組み|オートマ|AT限定免許

DTC・デュアルクラッチトランスミッション・とは・仕組み・オートマ・AT限定・免許

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



ズバット車買取比較

仕組み

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)とは、Dual Clutch Transmissionの略で、機構的にはマニュアルトランスミッション(MT)と同じです。

MTとの違いは、MTがギアの変速を手動で行うのに対して、DCTは電子式に行うところです。

したがって、操作方法は普通のオートマ(AT)と同じです。Dレンジに入れておけば、後は車が勝手にシフトチェンジをしてくれます。

では、普通のATとDCTの違いは何かというと、普通のATが、トルクコンバーターの流体により変速するか、CVTの場合はベルトで無段階に変速するのに対して、DCTはMTと全く同じギアによる変速をする点です。

また、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の「デュアルクラッチ」とは、クラッチが2つあるという意味です。2つのクラッチがあることで、常に次のギアに変速する準備ができます。

たとえば、2速で走行中は、いつでも1速と3速にギアチェンジする準備ができています。3速で走行中は、2速と4速にギアチェンジする準備ができています。1速の場合のみ、2速への準備をします。

メリット・デメリット

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)のメリットとデメリットは下記のとおりです。

(メリット)

  • 変速操作が早い(人がやるより早い。電光石火です)
  • 燃費がいい(MTよりいいです)

(デメリット)

  • コストが高くなる
  • 発進時や渋滞時などの低速走行での動きがギクシャクする

AT限定免許で乗れる

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)は、機構的にはマニュアルトランスミッションであるにもかかわらず、操作はオートマと同じなので、AT限定免許で乗れます。

DCT搭載車

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を搭載している車種は圧倒的に外国車です。ランボルギーニ・フェラーリ・メルセデスベンツ・アウディ・BMW・フォルクスワーゲン・アルファロメオ・ボルボ・フォード・ルノーなど数多くの車に搭載されています。

日本車では、ホンダのフィットハイブリッドやフリードハイブリッド、GT-Rなどほんのわずかです。

やはり、日本の渋滞した道路では、トルクコンバーター式かCVTの方が使いやすいのかもしれません。

ちなみに、現在私が乗っている車はフォルクスワーゲンゴルフ(7代目)ですが、DCT搭載車です。フォルクスワーゲンではDSGと呼びますが、排気量1.2リットルのダウンサイジングターボ車で、7速のDCTです。

田舎の道なので、1リットルで18.3キロほど走ります。発進時にややクセがありますが、その他はとても使いやすく気持ちのいい変速機です。

ミッション関連の下記記事もご覧いただけると幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

【試乗する】運転しやすい車を見極めるための9つのチェックポイント

2023年4月12日

【買う】中古車購入で失敗しない!押さえておくべき10のポイント

2023年3月30日

【売る】さよなら愛車!心残りなしのスマートな車売却9つのコツ

2023年3月30日