【5分記事】車のフルモデルチェンジ・マイナーチェンジ|頻度/タイミング|期間は2年と4年周期?

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車のフルモデルチェンジの周期といえば、以前は4年に1度と言われていました。マイナーチェンジが2年に1度。

しかし、これは過去の話です。

フルモデルチェンジの頻度はゆるやかになっていて、ニューモデルが出てくるまでの期間は伸びています。

一方で、マイナーチェンジは年次改良・年次更新をはじめフェイスリフトを伴う大幅なマイナーチェンジなど、かなりの頻度で実施されています。

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世界戦略車の増加⇒⇒モデル期間の長期化

日本の自動車メーカーの国内販売比率は減少の一途をたどっています。

たとえば、日産自動車の1年間における全販売台数が100台とすると、日本国内での販売台数は10台を切っています。

他のメーカーもほぼ同様で、20%を切っているのが現状です。

全世界で販売するとなると、修理やメンテナンスのために用意する部品のサプライチェーンも世界規模で構築しなければなりません。

もしも4年程度でフルモデルチェンジしていたら、その都度サプライチェーンを構築しなおす必要があり(モデルが変われば使用する部品の多くが一新される)、コスト面で対応しきれなくなります。

これに加えて、近年の自動車メーカーに求められる技術刷新は過去とは比較にならないほど高度化しています。

自動運転への対応、環境負荷低減のための諸技術、電動化への取り組み・・・などに膨大な研究開発費用が費やされています。

その結果、平均すればフルモデルチェンジの周期は6年程度に伸びています。

4年でモデルチェンジなんて昔の話です。

2011年に世に出たトヨタのアクアは、2020年3月現在もモデルチェンジなしに販売を続けています。

2010年にフルモデルチェンジされた日産マーチも、同じモデルのまま現在に至っています。

日産の話になるとネタが尽きません。GT-Rは2007年から、フェアレディZは2008年から、ずっと同じモデルです。2009年に世に出たフーガも、その後ずっと同じモデルのままです。※自動車ファンの間では「ほったらかし状態」と呼ばれています

他のメーカーにもフルモデルチェンジの周期が長い車はたくさんあります。

ただし、フルモデルチェンジの頻度は減少していますが、だからといって全く何も手を加えていないわけではなくて、いわゆるマイナーチェンジは頻繁に行われているのが普通です。

マイナーチェンジは頻繁に行われている

フルモデルチェンジとフルモデルチェンジの間に実施される小規模な改良・改変のことをマイナーチェンジと呼びます。

マイナーチェンジには、フェイスリフトと呼ばれる外観を大幅に変更する大掛かりなものもあれば、年次改良や年次変更といった比較的小規模のものもあります。

輸入車には2019年モデルとか2020年モデルといった呼び方がありますが、日本車にも同様の小変更があって、広く広告で宣伝されるケースもあればひっそり人知れず行われるケースもあります。

マツダなどはマイナーチェンジのたびに、その時点で実用化できる安全装備などを出し惜しみなくどんどん注ぎ込んでいて、これはある意味でユーザー一般にとっては喜ばしいことなのですが、マイナーチェンジ前に購入したオーナーにしてみれば恨み節が出てしまうところです。

もちろん、こうしたことはどのメーカーにも多かれ少なかれ起こることですが、だからといって買い控えしていたら、いつまでたっても車は手に入りません。

今後も傾向は変わらないはず

今後も以前のようにフルモデルチェンジが4年周期、マイナーチェンジが2年周期、といったことは考えられないと思います。

一つの基本的プラットフォームを作ったら、これを長期間にわたって生産し、またいくつかの車種で共有化していくはずです。

こうした効率化によって生まれた余裕を、EV化、自動運転技術、環境性能に振り向けていくはずです。

中古車を購入する際には、フルモデルチェンジした直後の車両と、改良に改良を重ねてついに最終マイナーチェンジが施された車両との間に、まるで別の車ではないかと思えるほどの違いが出てくる可能性があるので、発売年月日には注意する必要がありそうです。

ご覧いただきありがとうございました。

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