【超丁寧解説】駐車監視員とは|資格は2日14時間の講習|駐車違反のノルマ|年収・求人

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画像:Wikipedia

駐車違反を取り締まるのは本来は警察の仕事ですが、法律が改正されて、現在では民間の駐車監視員が「みなし公務員」として駐車違反の取り締まりが可能になっています。

駐車監視員の資格は2日にわたる延べ14時間の講習で取得できます。

受講料は19,000円です。

資格を取得したら民間の警備会社等に所属する必要があり、そこで契約社員またはアルバイトとして働きます。

平均年収は180万~250万ほどです。

18歳以上であればだれでもつける仕事です。

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駐車監視員とは

駐車違反の取り締まりをする民間の監視員のことを駐車監視員と呼びます。

駐車違反の取り締まりは、本来は警察の仕事ですが、法律の改正により民間人もこれができるようになりました。

駐車監視員は民間人ですが「みなし公務員」という位置づけになっていて、資格試験を受け、民間の警備会社などに所属します。この警備会社などに警察から駐車違反取り締まりの仕事が依頼され、依頼を受けた警備会社などが所属する駐車監視員を現場に派遣する、という流れになります。

資格取得

駐車監視員になるには各都道府県が実施する駐車監視員資格者講習を受ける必要があります。

講習は2日間延べ14時間です。

講習が終わったら終了考査を受け、1週間後に合否判定が出ます。

合格率は70%以上です。

駐車監視員の資格講習は2つのコースに分かれていて、

  • 一般コース
  • 警察関係者コース(認定考査コース)

の2つです。

資格試験:一般コース

マークシート方式50問中45問以上(9割以上)の正答で合格となります。

  • 受講料:19,000円
  • 18歳以上であること
  • 集団的に、又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる行為を行うおそれがあると認めるに足る相当な理由のある者は除く
  • アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者は除く

資格試験:警察関係者コース(認定考査コース)

一般の民間人ではなく警察関係者が受ける資格コースです。

講習の内容は一般コースと同様です。

受験資格は、

  • 道路交通関係法令規程の違反の取締りに関する事務に従事した期間が通算して3年以上である者
  • 確認事務における管理者又は監督的地位にあった期間が通算して5年以上である者

となります。

基準点以上の点数(具体的には90点以上)で合格となります。

ノルマはある?

表向きにはノルマなどないことになっていますが、実際には目標とする取り締まり件数が設定されている・・・という噂もあります。※確証がないのでこうした表現にとどめておきます

年収

最新のデータではなく数年前のデータになりますが、月給で15万円~22万円ほど、年収にして180万円~250万円ほどです。

トラブルはないのか

駐車違反の「確認標章」(ステッカー)を貼り付けているまさにその場で車の持ち主と遭遇したようなケースでは、それなりにトラブルはあるようです。

駐車違反となると、罰金と減点が課されますし、また警察ではなく民間の監視員であることから、威圧的な態度をとる車の持ち主も出てきます。

ただし、駐車監視員は「みなし公務員」であり、つまり公務員と同等の身分ですから、度を越した抵抗をする者には公務執行妨害罪が適用されます。

仕事の内容

通常、駐車監視員は2人以上でチームを組んで仕事をします。

違反車両を見つけると、確認標章(ステッカー)を貼り、デジタルカメラで現場撮影して証拠を記録します。

取り締まり件数の多い少ないで給料が決まるのではありませんが、すでにご説明したように、ある程度のノルマのようなものがあるようです。

駐車監視員は警備会社などに所属していて、その警備会社などは警察から駐車違反取り締まりの仕事を請け負っています。その関係で、ある程度の取り締まり件数を報告しないと、次に仕事が入ってこないという事情があるのではないかと・・・(たぶん)。

ご覧いただきありがとうございました。