【超丁寧解説】車の前輪がガタガタするのですが原因は何?

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車の前輪がガタガタするのですが原因は何?

車を走らせているときに前輪からガタガタという音と振動が発生することがあります。エンジンルームから発生している音や振動と言うよりも、やはりタイヤかその周辺で発生しているもののように感じられる異音。

こうした症状がある場合、原因としては様々なものが考えられますが、可能性の高いものを下記に列挙してみました。参考になさってください。

  1. タイヤにフラットスポットができている:フラットスポットとはタイヤの一部がペタンコになっている状態を言います。急ブレーキで一部分だけが激しく摩耗している場合もあれば、長期間車を放置していたためにタイヤの一部分だけがペタンコになってしまっている場合もあります。こうしたタイヤで走行するとガタガタという音と振動が発生します。
  2. ホイールバランスが取られていない:タイヤ交換やホイール交換をした場合、タイヤ全体が滑らかに回転するように重量バランスをとる必要があります。具体的にはホイールの円周部分に釣り具のオモリみたいなものをペタッと張り付けて調整をします。これがホイールバランスです。ちゃんと調整されていないと特に高速走行時にガタガタという音と振動が発生します。
  3. アライメントが狂っている:タイヤ交換や足回りのパーツを交換したりした場合にはアライメント調整が必要です。アライメント調整とはタイヤとボディとの取り付け角度を最適化させることで、トー角・キャンバー角・キャスター角を調整します。この調整がしっかりなされていないと走行中にガタガタという音と振動が発生します。
  4. トー角が狂っている:これも広い意味のアライメント調整の1つです。たとえばキャッツアイとか縁石などに前輪をこすったり乗り上げたりぶつけたりすると、特にトー角が狂いやすくなります。そのまま走行するとガタガタという音と振動が発生することがあります。トー角の調整が必要です。
  5. タイヤの偏摩耗:フラットスポットと似たようなものですが、タイヤが均等に摩耗しないで偏りのある減り方をしていると、特に高速走行時にガタガタという音と振動が発生しやすくなります。
  6. 足回りの劣化・不具合:ショックアブソーバー、コイルスプリング、マウントブッシュ等の足回りのパーツが相当程度劣化している場合にガタガタという音と振動を発することがあります。ただ単に劣化しているだけでは発生しませんが、いずれかが極度に劣化していて他のパーツとのバランスを欠いている場合には気になるレベルの音と振動を発することがあります。
  7. ホイールが変形している:何かの衝撃が原因か、あるいは製品の精度の問題か、いずれにしてもホイール自体が変形していることがあり、走行中のガタガタという振動の原因になることがあります。

以上が、車の前輪がガタガタする原因として可能性の高いものです。

なお、実際には前輪だけでなく4輪すべてに不具合があって、4輪すべてからガタガタという音と振動が発生している場合であっても、ドライバーからすると前輪からのガタガタの方がより感じやすいと思います。

したがって、ディーラーや修理工場やタイヤショップなどでプロの診断を受ける場合は、4輪すべてをチェックしてもらったほうが安心安全だと思います。

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ご覧いただきありがとうございました。