【2分解説】スタッドレスタイヤを一年中履きっぱなしで寿命は何年?

スタッドレスタイヤ・履きっぱなし・寿命

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スタッドレスタイヤを一年中履きっぱなしで寿命は何年?

新品で購入したスタッドレスタイヤを一年を通して履きっぱなしで使用した場合、寿命はどのくらいになるか?

その答えを出す前に、まずスタッドレスタイヤについて基本的な点を押さえておきたいと思います。

スタッドレスタイヤのトレッド面(路面と密着する面)には2つの警告サインが埋め込まれています。

  1. プラットホーム:山が半分(溝の深さが半分)になると露出する使用限界サイン。雪道や凍結路ではもう使用できないけれど、夏タイヤとしてはまだ使用可能。
  2. スリップサイン:夏タイヤと全く同じ基準の使用限界サインで、溝の深さが約1.6mmで露出する。このサインが出ると車検は不合格。夏タイヤとしても使用不可。

つまり、一年中スタッドレスタイヤを履いて車に乗っていたとして、山が半分くらいまで摩耗すると、その後は夏タイヤとしての使用しかできなくなるということになります。

夏タイヤとしてのみ使用してからは、1.6mmのスリップサインが露出するまで使用できますが、サインが出たらそこで終了です。

以上がスタッドレスタイヤを一年中履きっぱなしにした場合のプロセスで、どのくらいで寿命になるかは、走行距離によって決まってきます。

新品スタッドレスタイヤの山は10mm

新品スタッドレスタイヤの山(溝の深さ)は10mmくらいと言われています。※夏タイヤは8mmくらい。

新品で10mmで、5mmになるとプラットホームが露出するので、そこからはスタッドレスとしては使用できません。あとは1.6mmのスリップサインが出てくるまで夏タイヤとしての使用になります。

走行条件にもよりますが、5mmのプラットホームが露出するまでの走行距離は30,000キロ前後ではないでしょうか。もちろんこれは平均値です。ほとんど雪が降らずに乾いたアスファルトばかり走行するシーズンもあるでしょうし、雪の当たり年で雪道やアイスバーンや凍結路ばかり走行するケースもあるでしょう。そうした走行条件でタイヤの減り方は大きく変わります。

いずれにしても、平均で30,000kmとすると、冬場に5,000km走り、夏場にも5,000km走り、ということの繰り返しで通年スタッドレスタイヤを履き続けたら、3年目くらいにプラットホームが露出し、その後は夏場しか使用できなくなるでしょう。

そして夏場だけ使用したとして(これだと通年履きっぱなしになりませんが)、スリップサインが出るまであと3.4mmです(5mm-1.6mm)。タイヤは平均的に5,000キロで1mm減りますから、残りは15.000キロちょっと。

すると、トータルで45,000kmの距離を走行すると寿命になるという計算です。

なんだかわけのわからない計算ですが、1つの事例として参考になさってください。

なお、距離ではなくて製造年からの寿命ということになると、製造年から3年~5年くらいで交換するのが望ましいと思いますが、山がまだ残っていれば7年とか8年くらいまでは普通に使えると思います。でも10年を超えたらたとえ山が残っていてももはや性能劣化が激しく使用不可とみなすべきです。

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