【丁寧解説】低扁平タイヤはどこから?扁平率の高い低いの基準はどこから?

低扁平タイヤ・どこから

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低扁平タイヤはどこから?扁平率の高い低いの基準はどこから?

たとえば、下記のようなタイヤサイズについて。

225/50R18

上記の場合、赤文字の50の部分が扁平率を表しています。

この数字が60とか70というように大きくなれば「扁平率が高い」と表現します。タイヤを横から見た場合にゴムの部分の面積が広いタイヤになります。

数字が40とか30というように小さくなれば「扁平率が低い」と表現します。タイヤを横から見た場合にゴムの部分の面積が少ないタイヤになります。

ところで、タイヤの扁平率に関しては、どこから扁平率が高いあるいは低いといった基準はありません。

これは時代の雰囲気で左右されます。

私が車に乗り始めた1990年代の頃は、225/50R18などというタイヤはかなり低扁平タイヤとみなされていました。

当時の乗用車のタイヤの扁平率は60とか70が当たり前でしたから、50となるとかなり扁平率が低い部類だったと思います。

けれども、2021年現在の基準で言うなら、50などはごく普通の扁平率です。

つまり、「どこからが低扁平タイヤか」というのは時代によって異なるということです。

2021年の「雰囲気」で判断するなら、50が境目で、50より低い45とか40くらいからが低扁平タイヤではないかと個人的には思います。

扁平率の計算方法

タイヤの扁平率は、次の式で計算します。

<タイヤの高さ÷タイヤの幅×100>

たとえば、タイヤの高さ(横から見た場合の厚み)が100mmでタイヤの幅が200mmの場合なら、

100÷200=0.5となります。

この0.5を%で表すために100を掛けると50となり、この50がタイヤの扁平率となります。

ちなみに、上記の計算でタイヤの高さが200mmで他は同じ数値の場合なら、扁平率は100です。

タイヤの高さが50mmで他は同じ数値の場合なら、扁平率は25です。

つまり、タイヤを横から見た場合に、タイヤの高さ(厚み)が大きいほど扁平率は高くなり、小さいほど扁平率は低くなります。

私たちの眼もだいぶ低扁平タイヤに慣れているので、扁平率が50とか60だと「ごく普通」と感じるようになっていると思います。

やはり、40とか35くらいにならないと「おっ、攻めてるな」という印象は抱かないのではないでしょうか。

現行トヨタ車の扁平率を比較

2021年現在のトヨタの現行車種で標準タイヤの扁平率を比較してみたいと思います。

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大人気のヤリスから。

ヤリス、かっこいいですね。つい昨日すれ違ったのですが、横から斜め後ろにかけてCーHRを低くしたような感じを受けました。とにかくかっこよかったです。※と言いつつわたしはホンダのフィットも好きなのですが。「おとなしすぎる」と評価はいまいちのようですが、なかなか大人のデザインだと思います。時間が経つと評価も変わってくるのではないかと思います。

さて、やんちゃなGRヤリス(型式:5BA-MXPA12)のタイヤサイズは225/40R18です。

いっぽうで、普通のヤリス(型式:5BA-KSP210-AHXNK)のタイヤサイズは175/70R14です。

やはり、GRとは相当違いますね。

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次にハリアーです。

ハリアーはうちの隣のH君が乗っています。H君の前の車はカムリで、カムリの前はハリアー(旧型)でした。やっぱりアイポイントが高い車が好きなのでしょう。

このハリアーにもGRスポーツというグレードがあります。

ハリアーGRスポーツ(型式:DBAーZSU65W)のタイヤサイズは235/50R19です。

SUVで扁平率50というのはかなり低扁平タイヤと言っていいと思います。

普通のハリアー(型式:6BAーMXUA80)のタイヤサイズは225/65R17です。

さすがに、65だと「ちょっとゴムの面積が広いなあ」と感じますね。でも乗り心地はこっちのほうがいいはずです。

ちなみに、カローラスポーツの上級モデルの扁平率は40です。

今の基準では「50より下が低扁平タイヤ」と言えるのでは・・・

どこからが低扁平タイヤか、という感じ方は時代によって変わります。

2021年現在の大方の感じ方では、やはり扁平率50がひとつの基準になるのではないでしょうか。

50より低い扁平率になってくると、ホイールの大きさがよりいっそう強調された迫力あるルックスになってくると思います。

ただし、悪路走行もへっちゃらな本格的な4輪駆動車などで、思いっきり扁平率の「高い」タイヤを履いた車を時々見かけますが、ゴムの物量感が半端ない感じで、あれはあれでかっこいいと思います。

いっぽうで、現行プリウスなどは扁平率65が標準ですが、あまりにゴムの面積が広くてびっくりします。でも、乗り心地や燃費性能を優先した結果の選択であって、目指すゴールに対してブレない姿勢を見せられているようで、「恐れ入りました」という気持ちにもなります。

低扁平タイヤでも乗り心地は悪くない

最近の車のタイヤは扁平率が低くなっています。

20年とか30年前の事情と比べると、昔の車で低扁平タイヤを履く人は完全に乗り心地を捨てていたと思います。

ルックス第一で、段差の突き上げなどには目をつぶっていたはずです。

でも、今の車はたとえ扁平率40のタイヤを履いていても、あんがい乗り心地は悪くないですね。

これは、タイヤそのものが進化しているのと、サスペンションやブッシュ類の改良もあるのだと思います。

思い切って低扁平タイヤに挑戦しても、乗り心地に関してはそんなに心配しなくていいのではないかと思います。

ズバット車買取比較

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