【超実践解説】タイヤ空気圧点検はどこで?ディーラー?ガソリンスタンド?

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タイヤ空気圧点検はどこで?ディーラー?ガソリンスタンド?

車のタイヤには適正空気圧があります。これはタイヤの銘柄で決まっているのではなく、タイヤを装着する車によって異なります。

タイヤメーカーではなく自動車メーカーが空気圧を指定しています。逆に言うと、それだけタイヤの空気圧には一定の許容範囲があるということでもあります。

さて、皆さんはタイヤの空気圧をどこで点検していますか?

一般的には下記の場所で点検・エアー充填している人が大多数だと思います。

  1. ガソリンスタンド
  2. ディーラー
  3. タイヤ専門店
  4. カー用品店

上記4つのなかで、②のディーラーは、そこで車を購入した顧客であれば、空気圧の点検・エアー装填だけの目的で訪れても、無料でやってくれると思います。購入後何度訪れても、たぶん無料でやってくれるはずです。

①のガソリンスタンドは、ガソリンを給油するついでに空気圧チェックを頼めば、点検とエアー装填を無料でやってくれるでしょう。しかし、空気圧点検のみの目的なら有料かもしれません。

③のタイヤ専門店と④のカー用品店は、そこでタイヤを購入した顧客であれば、その後も無料で空気圧の点検をやってくれるかもしれません。しかし、毎月定期的に訪れて空気圧点検のみを依頼したら、お金を取られるかもしれません。しかし、カー用品等を購入し、そのついでに空気圧点検・エアー充填を依頼したのであれば、無料でやってくれるかもしれません。あるいは、機械を無料で貸すので後はセルフで、という方式かもしれません。

適正空気圧は運転席ドアの内側に記載

ほとんどの車がそうだと思いますが、車の適正空気圧の数値は、運転席ドアを開けた内側に記載されているはずです。

たとえば、日本車であれば、

  • 250kPa(2.5kgf/㎠)

などと記載されているはずです。

輸入車の場合は、上記以外にも、psiやbarの単位で数値が記載されていると思います。

タイヤ・空気圧・kpa・mpa・psi・bar・kgf

【保存版】タイヤの空気圧単位|kPa・kgf/㎠・psi・barの違い|換算

2020年8月22日

空気圧点検の頻度はどのくらいがいい?

タイヤの空気圧は、どこにも傷や穴がない場合であっても、自然減として1か月に10kPa前後減るといわれています。これはタイヤのゴムそのものから空気が抜けていくと考えられています。

したがって、今日適正な空気圧にしたとしても、3ヶ月後や6か月後には相当量の空気が抜けていることになります。

問題は、そういう状況になっても、空気は徐々に抜けていくので、毎日車に乗っている人はそれに気づきにくい点です。気づかずに低い空気圧のまま高速走行などをした場合、タイヤに変形が起こり、ぶるぶるとハンドルが振動し、運転席に異音が侵入してきて、最悪の場合タイヤがバースト(破裂)して大事故になることがあります(スタンディングウェーブ現象)。

そこで、

  • 1か月に1度空気圧の点検・エアー充填を行う

これが理想です。

もしも、それでは面倒だという方は、空気圧の点検・エアー充填を行う際に、やや多めに空気を入れておくといいと思います。

たとえば、指定空気圧が250kPaであれば、270kPaから280kPaくらいにしておくわけです。

ちょっと多すぎるように思われるかもしれませんが、しかし、わたしたちがガソリンスタンドやディーラーで空気圧点検を行う時は、当然車を走らせてそこへ行きますから、タイヤは熱を持っている状態です。

その状態で空気圧を測れば、それは「温間」の数値になるので、本来測定すべき「冷間」の数値より高めに出てしまいます。

そこで、高めに出ることを計算に入れ、なおかつ、1か月に10kPaていど自然減することも踏まえると、上記のようにちょっと高めの空気圧にしておくことには合理性があるのです。

これで、3ヶ月程度は空気圧の点検をやらなくても大丈夫でしょう。

下記の記事も参考にしていただけると幸いです。

⇒⇒タイヤの空気圧|インチアップした時の適正空気圧は?

⇒⇒タイヤの空気圧が高すぎる場合のデメリットとは?

⇒⇒タイヤの空気圧はグリップ性能にどう影響しますか?

⇒⇒タイヤの空気圧はどれくらいが目安?上限は?

⇒⇒タイヤのバーストとは|原因と前兆|修理か交換か|低空気圧で事故|JAF・ロードサービス

⇒⇒タイヤのひび割れ・亀裂|原因・防止・補修・交換|車検基準|高速でバーストが怖い

⇒⇒ゴムバルブの寿命は?純正タイヤのエアバルブの性能

⇒⇒タイヤの空気がゆっくり抜ける場合の原因と対処法

⇒⇒タイヤのパンク|イタズラ対策|被害防止の4つの方法

⇒⇒タイヤのパンク保証は必要?いらない?|メリット・デメリット

ご覧いただきありがとうございました。