ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は?【徹底比較】

ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

2019年10月現在、ドライブレコーダー付き自動車保険を販売しているのは大手代理店型4社です。

損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイの4社です。

この4社を保険料・ドラレコの性能・サービス内容・他社にない長所など保険契約者の立場に立って徹底比較し、おすすめの自動車保険をご提案しています。

またドライブレコーダー付き自動車保険に加入すると割引が適用される会社が1社だけあります。

それはあいおいニッセイですが、これについても詳細に解説しています。

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サービス内容の95%は4社共通

95%ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約・

ドライブレコーダー付き自動車保険とは、要するに、従来の自動車保険にドライブレコーダー特約(ドラレコ特約)を追加した自動車保険のことです。

2019年10月現在、ドライブレコーダー付き自動車保険を扱っているのは、東京海上日動・損保ジャパン・三井住友海上・あいおいニッセイの4社です。

4社は代理店型保険会社の大手です。

この4社だけで日本の自動車保険市場の8割程度を占めています。

さて、この4社が提供しているドライブレコーダー付き自動車保険ですが、重箱の隅を突っつくような違いをを除けば、基本的なサービス内容の95%はほぼ共通といっていい状況です。

ただし、わたしたちの関心が高まってきている「あおり運転」に対しては各社の対応に違いが発生しています。

また、あいおいニッセイの1社のみが、2020年1月保険始期契約から「割引制度」の付いた商品を販売開始します。

そこで、まずは95%が共通している基本的なサービス内容について見ていきたいと思います。

それに続いて、各社の相違点・特徴、「あおり運転」への対応の違いなどを比較し、また「割引」の付いた新商品の内容もご紹介します。

こうした比較をすることで、みなさんに最適なドライブレコーダー付き自動車保険が自ずと浮かび上がってくるはずです。

その保険こそが、あなたに「おすすめ」の自動車保険です。

4社のドライブレコーダー付き自動車保険:早わかり

早わかり・ (2)ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

4社のドライブレコーダー付き自動車保険のサービス内容のうち95%は共通です。

まず、この95%の共通項を箇条書きでご紹介します

これでドライブレコーダー付き自動車保険の概要は、ほとんど丸ごとご理解いただけると思います。

4社のドライブレコーダー付き自動車保険:丸わかり
  • ドライブレコーダー付き自動車保険は、従来からある通常の自動車保険にドライブレコーダー特約を追加したものです。
  • 特約を追加する形になるので、この特約部分だけ単独で加入することはできません。
  • たとえば、東京海上日動の自動車保険に加入している人が、その契約はそのままに、損保ジャパンのドライブレコーダー特約に単体で加入する、こういうことはできません。
  • また、アクサダイレクトの自動車保険に加入している人が、その契約はそのままに、三井住友海上のドライブレコーダー特約に単体で加入する、こういうこともできません。
  • 従来の自動車保険部分(対人・対物・人身傷害など)とドライブレコーダー特約は同じ保険会社でなければならないということです。

  • ドライブレコーダー付き自動車保険を契約すると、保険会社から宅配便で専用ドライブレコーダー一式が送られてきます。
  • 専用ドライブレコーダーは「貸与(レンタル)」という扱いなので、保険を解約したら返却する必要があります。
  • 契約者はこれを自分でクルマに取り付けます。
  • 自分でできない人は依頼すれば業者が来て取り付けしてくれます(工賃は契約者負担)。
  • 専用ドライブレコーダーは、いわゆる「前1カメラ」と呼ばれる機器で、クルマの前方のみを広角カメラで撮影するタイプのものです。※車内・横方向・後方は撮影できません
  • 市販のドライブレコーダーは映像を撮影記録することがほぼすべての機能ですが、ドライブレコーダー付き自動車保険の専用ドライブレコーダーは、映像を撮影する機能は当然として、それ以外に通信機能を持ちます。
  • 通信機能がもっとも威力を発揮するのは、事故発生時です。
  • 一定の衝撃(エアバッグが作動する程度の衝撃)があると、専用ドライブレコーダーからオペレーターに事故発生が自動通報され、同時に、事故前後10数秒の画像も(ドライバーの操作なしに)自動送信されます。
  • その後は、通信機能によりオペレーターと通話し、事故の初動対応のアドバイスを受けたり、救急車やレッカー車の出動を依頼したりできます。
  • また、専用ドライブレコーダーにはGPSや加速度センサーが装着されていて、これによりドライバーの急ブレーキ・急発進などの運転操作を常時記録し続け、このデータをAI(人工知能)が定期的に運転診断レポートとして見える化するので、ドライバーは自分の運転を客観的にとらえる習慣が付き、事故率は確実に低下します。※各社実証済み
  • 同じくGPSや加速度センサーやカメラを利用して、運転中のドライバーにリアルタイムで音声アラームを発することができます。
  • 音声アラームの例としては、「前方のクルマとの車間が詰まっています」「一時停止を怠っています」「高速道を逆送しています」「車線をはみ出しています」「急加速することが増えています」「まもなく事故多発地点に差し掛かります」「この先に大雨情報が発令されています」などなど。※これらアラートは4社に共通している部分と一部会社のみの部分があります。詳しくは後ほど出てくる各社の解説をご覧ください
  • それから、たとえば、離れたところに住む高齢の親の運転が心配な子供などにはありがたい機能ですが、親の運転操作をまとめたレポートを定期的に子供も確認できるサービスがあります。
  • このように、市販のドライブレコーダーと専用ドライブレコーダーでは、事故時の自動通報のあるなしがまず異なります。
  • 次に、様々な運転操作のデータをAIが定期的に見える化する点や運転中にリアルタイムでアラートを発する点も異なります。
  • なかでも、大変地味なのですが実際には相当大きな効果を発揮するのが、様々な運転操作のデータを見える化するサービスです。
  • 自分の運転傾向をデータで目の前に突きつけられると、ドライバーは嫌でも自分の運転のクセのようなものを意識するようになり、その後の運転にいい方向の変化をもたらします。
  • みなさんも、メーターパネルの平均燃費計が、たとえば19.5kmと表示されていたら、なんとかして20.0kmになるような運転を心がけたりした経験がおありではありませんか?
  • 自分の運転操作を客観的データで見せられると、実際にその後の運転は徐々に変化していくものです。
  • だからこそ、後ほどご紹介しますが、あいおいニッセイは2020年1月から「割引」が適用されるドライブレコーダー付き自動車保険を販売するわけです。
  • 恐らく、いずれは他社も追随するのではないかと思います。
  • というのも、他社にもデータは蓄積されていて、他の条件がすべて同じであれば、ドライブレコーダー付き自動車保険に加入している契約者の方がそうでない自動車保険の契約者より事故率が低いのは明白だからです。

4社のサービス内容を個別に確認したい方は下記のページをご覧ください。

個別に解説:4社のドライブレコーダー付き自動車保険

東京海上日動

ドライブエージェントパーソナル

詳細内容はこちらのページ

損保ジャパン

DRIVING!

詳細内容はこちらのページ
三井住友海上

GK・見守るクルマの保険(ドラレコ型)

詳細内容はこちらのページ
あいおいニッセイ

タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)

詳細内容はこちらのページ

【4社比較】保険料

4社比較・保険料・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

現在ドラレコ特約を扱っている4社の保険料を比較します。

ドライブレコーダー付き自動車保険:4社保険料比較
月払い 年払い
東京海上日動

ドライブエージェントパーソナル

650円 7,480円
損保ジャパン日本興亜

DRIVING!

850円 9,720円
三井住友海上

GK 見守る車の保険(ドラレコ型)

850円 9,700円
あいおいニッセイ

タフ 見守る車の保険(ドラレコ型)

850円 9,700円

いずれも、通常の自動車保険の保険料とは別枠で上記保険料が追加徴収されることになります。

ご覧のように、東京海上日動のドライブレコーダー特約が4社中で最安です。

なお、三井住友海上とあいおいニッセイは、持ち株会社MS&ADホールディングスの傘下にあるグループ企業で、ドライブレコーダー特約に関してはサービス内容も保険料も貸与されるドライブレコーダーもほぼ同一です。

【4社比較】ドラレコの取り付け方法

取り付け方法・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

以下の事項は4社共通です。

ドライブレコーダー付き自動車保険を申し込むと、2週間前後で宅配便が送られてきます。

段ボール箱にドライブレコーダー本体とその付属品(取り付け部品)とマニュアルが入っています。

原則として、契約者が自分でドライブレコーダーをクルマに取り付けします。

自分でできない人は、代理店あるいは保険会社が取り付け業者を案内してくれますので、工賃等は契約者負担になりますが、プロに取り付けてもらえます。

ドライブレコーダーの取り付けですが、ただ単に取り付けするだけなら誰でも簡単にできます。

つまり、フロントガラスに両面テープでドライブレコーダー本体を貼り付け、センターコンソールにあるアクセサリーソケット(シガーソケット)に電源をつなげる、これで完了です。

しかしながら、これだけだと配線コードがぶら下がった状態なので、見栄えが悪いだけでなく、安全上も問題があります。

そこで、配線コードを見栄えよく隠す作業が必要になります。

この配線コードを隠す作業を自分でできる人は自分でやり、できない人はプロに依頼する、ということになります。

また、これとは別に、最近の車にはアクセサリーソケット(シガーソケット)が最初から付いていない車もあり、この場合はカー用品店などで配線工事をしないとドライブレコーダーの取り付けがそもそもできません。

いずれにしても、もしもルームミラーの付け根近辺に電源ソケットがあればこうした諸問題はすべて解決します。

ルームミラー・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は?【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

赤丸の部分

自動車メーカーさんには、今後発売するクルマにはドラレコ用の電源を的確な位置に最初から用意していただきたいと思います。

そうすればドラレコに対するハードルは一気に下がり、社会の安全安心に多大な貢献をすることになると思います。

【4社比較】専用ドライブレコーダーの仕様

ドラレコの仕様・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

宅配便で送られてくる専用ドライブレコーダーは4社共に「前1カメラ」(クルマの前方のみを広角カメラで撮影記録)です。

前方1カメラである点は4社共通ですが、その他の細かなスペックは微妙に異なります。

(スマホでご覧いただく場合は横位置でお願いします)

東京海上日動 損保ジャパン 三井住友海上 あいおいニッセイ
カメラの数 前方1カメラ 前方1カメラ 前方1カメラ 前方1カメラ
記録メディア microSDカード microSDカード microSDカード microSDカード
録画時間(注1) 約7時間30分 約10時間 約80分 約80分
秒間コマ数 15.5 10 27 27
音声録音機能(注2) ×

(注1)保険会社から貸与されるマイクロSDカードによる録画時間です。マイクロSDカードは容量の大きなものに交換可能です(自費で)

(注2)音声録音機能のON/OFFについては、東京海上日動は不明、三井住友海上とあいおいニッセイは可能です

4社いずれのドライブレコーダーも、エンジンがかかっている間は常時映像を記録し続けます。

microSDカードの容量が一杯になりしだい、順次新しい映像が上書きされていきます。

事故で一定の衝撃を受けた場合は、事故前後10数秒間の映像を、常時記録する映像とは別ファイルで保存します(4社共通)。

別ファイルで保存されたこの映像が、事故自動通報の際に同時送信され、事故の状況把握や事故解決に役立てられます。

なお、これは4社いずれのドライブレコーダーについても言えることですが、付属のmicroSDカードの容量は小さいので(特に三井住友海上とあいおいニッセイ)、市販のもっと容量の大きいカード(125GB程度)に自費交換することをおすすめします。

なぜなら、古い映像は常時上書きされるので、容量が少ないカードだとそれだけ上書き回数が増え、カードの消耗度が激しくなるからです。

【4社比較】事故発生の自動通報

自動通報・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

これはドライブレコーダー付き自動車保険の主要な機能の一つです。

一定の衝撃(エアバッグが作動する程度の衝撃)を伴う事故が発生した際、ドライバー自身は何の操作をしなくても、事故発生の通報がオペレーターに自動送信されます。

それと同時に、事故発生時の前後10数秒の映像が自動送信されます。

自動通報を受けたオペレーターは、ドライブレコーダーの通話機能を使って車内にいるドライバーに状況を問い合わせます。

「おけがはありませんか?」

「救急車を呼びますか?」

「事故の相手の方の様子はいかがですか?」

「レッカー車を呼びますか?」

などなど、オペレーターとの通話により、事故の初動対応についてのアドバイスを受けたり、救急車・レッカー・警察などへの連絡を依頼できます。

こうした事故発生時の自動通報、事故映像の自動送信の機能は4社共通です。

ただし、損保ジャパンのみがALSOKのガードマンが事故現場に駆けつけるサービスを提供しています。

【4社比較】運転時リアルタイムのアラート機能

アラート機能・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

専用ドライブレコーダーにはGPS・GLONASS・加速度センサーなどの各種機能が内蔵されています。

カメラと共にこうしたセンサー類を利用することで、運転中のドライバーに様々な注意を促すことができます。

たとえば、

  • 「前の車との車間距離が詰まっています」(4社)
  • 「まもなく事故多発地点に差し掛かります」(東京海上・三井住友・あいおい)
  • 「車線を逸脱しています」(東京海上・三井住友・あいおい)
  • 「高速道路を逆送していませんか?」(三井住友・あいおい)
  • 「(あらかじめ設定した)指定区域外を走行しています」(三井住友・あいおい)

などの注意喚起を音声でドライバーに知らせます。※具体的な文言は上記とは異なります

このリアルタイムでドライバーに注意喚起する機能は、東京海上日動と三井住友海上とあいおいニッセイの3社が充実しています。

なかでも、三井住友海上とあいおいニッセイは、下記のように様々な項目で注意喚起を行ってくれます。

アラートの種類 判定条件
急加速・急減速 急加速・急減速を5回検知した場合にお知らせします。
ハンドル操作 急なハンドル操作を5回検知した場合にお知らせします。
ふらつき 運転中のふらつきを5回検知した場合にお知らせします。
走行時間 走行時間が2時間を経過した場合にお知らせします。その後も走行が継続された場合は、30分ごとにお知らせします。
事故多発地点接近 事故多発地点に接近した場合にお知らせします。
交通標識地点走行 運転速度を規制するゾーン30(30km速度制限)の適用区域等に接近した場合にお知らせします。
一時停止 一時停止地点で停止しなかった回数が5回検知された場合にお知らせします。
気象情報 気象警報等(記録的短時間大雨情報など)が発表された地域に接近した場合にお知らせします。
動物注意 鹿・いのしし等の動物や希少動物が生息する地域に接近した場合にお知らせします。

上記アラートは、初期設定ではすべての通知が有効(ON)に設定されています。これらすべて、あるいは個々に、ON/OFFの設定ができます。

【4社比較】運転診断レポート

リポート・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

前の項目でご案内したように、専用ドライブレコーダーにはGPS・GLONASS・加速度センサーなどの各種機能が備え付けられているので、ドライバーの様々な運転操作がデータとして常時記録され続けます。

保険会社では、こうしたデータを元にAI(人工知能)がドライバーの運転特性を定期的に見える化して、これをドライバーに提供することで、ドライバーは自分の運転を客観的にとらえる習慣がつき、その後の安全運転に役立てられます。

カメラ・GPS・GLONASS・加速度センサーなどによって得られるデータとは、具体的には、走行距離・走行時間・速度・位置情報・急ブレーキ・急発進・速度超過などです。

ある意味でドライバーの運転履歴や運転特性は丸裸になりますが、こうした客観的データによって定期的に自分の運転操作等が見える化されることは、一見地味なことなのですが、実際には相当大きな改善効果を発揮しています。

この運転診断レポートの機能に関しては4社ほぼ横並びで、特に優劣はつけられません。

【4社比較】あおり運転への対応

あおり運転対応・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

このところ社会の大きな関心事となってきている「あおり運転」ですが、4社はそれぞれの対応を見せています。

あおり運転への対応
東京海上日動
  • あおり運転の被害にあった際にドラレコの緊急ボタンを押すことで警備会社のオペレーターとつながり、どう対応すればいいかアドバイスを受けたり、警察への通報を依頼できるサービスを追加。
損保ジャパン
  • あおり運転にあった場合にドラレコのボタンを押すことであらかじめ登録している連絡先(家族など)に前後計15秒の映像と位置情報が送信され、これを受信した家族などが状況に応じて警察へ連絡できる、というサービスを追加。
三井住友海上
  • リアカメラ(車の後方を撮影)をオプションで追加できるようになった。これによりクルマの前と後ろを撮影することで「証拠映像」としての有効性が高まる。※リアカメラは契約者が自費で購入
あいおいニッセイ
  • リアカメラ(車の後方を撮影)をオプションで追加できるようになった。これによりクルマの前と後ろを撮影することで「証拠映像」としての有効性が高まる。※リアカメラは契約者が自費で購入

4社の対応をそれぞれ見ると、「帯に短したすきに長し」の感がします。

東京海上日動の警備会社と通話できるサービスは、確かに安心感が高いと思いますが、証拠映像を残す点では、依然として前1カメラの映像のみなので、ちょっと心もとない感じです。

損保ジャパンの場合は、あらかじめ登録してある家族などに映像と位置情報が届くのですが、家族にも生活があるので即座に対応できるとは限らず、また証拠映像の点でも依然として前1カメラの映像のみです。

三井住友海上とあいおいニッセイは、本当は360度撮影できるカメラが望ましいと思いますが、しかし、一歩前進だと思います。

あおり運転は、被害者の車と衝突するケースもありますが、「非接触」のまま、ひたすら精神的に恐怖感を味わわされるケースが数多くあります。

そういう意味で、車の周囲360度を撮影できるドライブレコーダー装着が望ましいと思いますし、また、パニックに近い状態でいるわけですから、対処法をアドバイスしてもらったり(「窓やドアは絶対に開けないでください」)、警察への通報が依頼できたりするサービスも同時に欲しいところです。

そういう意味で、各社の取り組みは評価できるものの、もう少し踏み込んだサービスが欲しいところです。

あいおいニッセイのみが割引制度を開始

割引制度・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

あいおいニッセイのドライブレコーダー付き自動車保険は愛称を「タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)」と言います。

このページで4社比較してきたのはこの保険です。

あいおいニッセイでは、2020年1月保険始期契約から、この「タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)」に割引制度を付けた「タフ・見守るクルマの保険プラス」を販売開始します。

あいおいニッセイでは、当面の間、「タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)」と「タフ・見守るクルマの保険プラス」を併売する予定です。

契約者はいずれかの保険を選択可能です。

「タフ・見守るクルマの保険プラス」の内容ですが、この保険は「タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)」に割引制度を付加した保険です。

前の項目で解説したように、専用ドライブレコーダーはGPS・GLONASS・加速度センサーなどの各種機能が備え付けているので、これらによりドライバーの様々な運転操作がデータ化されます。

あいおいニッセイではこのデータを元にドライバーの運転特性を点数化し、これを3段階に分けます。

運転特性の項目で、具体的な評価項目として公表されているのは「速度超過」「急アクセル」「急ブレーキ」の3つです。

この3つの評価項目でドライバーの運転操作に点数を付けます。

  • 「80点以上(8%割引)」
  • 「60~79点(4%割引)」
  • 「59点以下(割引なし)」

の3段階で評価し、翌年度の保険料から割引します。

この割引は、ノンフリート等級制度や免許証の色などの従来の料率制度による割引に加えて受けることができる割引です。

また、この割引を受けるには、継続契約も「タフ・見守るクルマの保険プラス」に加入することが条件です。

なお、加入時は「60~79 点(4%割引)」と同水準の保険料が適用されますので、従来商品である「タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)」よりわずかに安くなるようです。

1年間の運転操作を点数化し、成績がよければ(80点以上)、翌年度の保険料が8%割引されますから、安全運転に自信のある方には楽しみのある保険になるはずです。

もちろん、成績が悪くて「59点以下」になったら割引はありませんが、割引がないというだけで、割増になることはありません。

あいおいニッセイ以外の3社にも、当然データは蓄積されていて、ドライブレコーダー付き自動車保険に加入している人とそうでない人の事故率の差も、有意の数字として認識されているはずです。

そう遠くない将来、他の3社も割引付きのドラレコ特約を販売するのではないかと。

市販のドライブレコーダーとどっちがおすすめ?

市販のドラレコ・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

ここまで4社のドライブレコーダー特約を比較していますが、みなさんの中には、その前にオートバックスなどで販売している市販のドライブレコーダーはどうなのか、という疑問あるいは迷いがある方もいらっしゃるでしょう。

ドライブレコーダー付き自動車保険ですが、通常の自動車保険の保険料とは別枠で、追加料金が月額850円かかります(東京海上のみ650円)。

もしもドライブレコーダー付き自動車保険に3年~5年継続して加入したとすれば、特約部分の保険料は3万円~4万円になります。

3万円~4万円の予算があれば、市販のドライブレコーダーで前後2カメラのタイプや360度タイプでも選び放題です(2019年10月現在の価格コムの相場)。

これをどうとらえるか?

ドライブレコーダー付き自動車保険の場合、月額850円ほどで即座にドライブレコーダーを取り付けできます。

まとまったお金が必要ありません。

そのかわり、何年ドライブレコーダー付き自動車保険に加入し続けたとしても、あくまでも「貸与」という扱いなので、いずれ保険会社に返却しなければなりません。

市販のドライブレコーダーは、最初にまとまった金額が必要になるけれど、買った後は自分の所有物になります。

それと、ここが悩みどころだと思うのですが、市販のドライブレコーダーの場合、前後2カメラや360度カメラなど記録できる映像の範囲が広い機種を選べます。

これはあおり運転の「証拠画像」という点で大いに有効です。

ドライブレコーダー付き自動車保険は、原則、前1カメラです。

本当に悩ましいことになってしまいます。

それでも、総合的に判断すると、わたしはドライブレコーダー付き自動車保険をおすすめしたいと思います。

事故の際に自動通報され、事故映像も自動送信され、オペレーターから事故の初期対応についてアドバイスを受けられるというのは、イザという時に大いに助かるサービスです。

高齢で運転にやや不安があるけれど生活に車は欠かせない、といった人は日本全国に数多くいらっしゃいます。

あるいは、事故が発生した際、どうしても平静でいられず、どこにどう連絡すればいいのか、何から手を付けていいのか、こういうことを冷静に行う自信がないという人、こういう人も数多くいらっしゃると思います。

さらには、事故で意識を失うケースもあります。

押しつぶされたボディーに挟まれて身動きが取れないケースもあります。

こうした重大事故の際、ドライブレコーダーが自動で事故連絡をしてくれ、警察に通報し、救急車の出動も依頼してくれたら、まさに「命の恩人」となりうるサービスです。

あるいは、自分には当面必要ないかもしれないけれど、高齢の親の運転が心配なので、親の自動車保険にはぜひこのドライブレコーダー特約を付けて欲しい、と考える方もいらっしゃるでしょう。

また、事故現場での自動通報などに比べて、地味で、ちょっと「付け足し感」のあるその他のサービスですが、これがけっこう役に立つことも見逃せない点です。

ドライブレコーダーが検知する様々な走行データは常時クラウドサーバーに蓄積されています。

こうしたデータは定期的にグラフなどにまとめられ、ドライバーに「見える化」されます。

ドライバーはパソコンかスマホでこれを閲覧できます。

そこで閲覧するデータは、他の誰かの運転データではなく「自分自身の」運転データです。

自分の運転の傾向を客観的に見つめ直すきっかけになり、その後の安全運転に生かされるのです。

みなさんも車のメーターパネルなどに、急ブレーキや急ハンドルで赤ランプが点灯したり、穏やかにアクセルを踏んだ際に緑のランプが点灯したりすると、けっこう自分の運転操作を意識するようになる、といった経験があると思います。

このように、自分の運転データというのは、地味なのですが、けっこうわたしたちのその後の運転操作に影響を与えるものです。

ドライブレコーダー付き自動車保険で貸与されるドライブレコーダーにはこうした機能が付いているので、この点は市販品に比べて大きなアドバンテージだと思います。

理想を言えば、360度カメラを標準機種にして欲しいのですが、現状の前1カメラでも特約保険料を支払うだけの価値は充分あると思います。

【4社比較】結局どこがおすすめか?

どこがおすすめ・ドライブレコーダー付き自動車保険を比較|おすすめ・割引は【徹底比較】ドライブレコーダー特約・ドラレコ特約

近年「テレマティクス(telematics)」という言葉を耳にするようになりました。

「テレマティクス」とは、テレコミュニケーション(telecommunication)とインフォマティクス(informatics)を組み合わせた造語です。

ドライブレコーダー・カーナビゲーション・GPS・加速度センサーなどと移動体通信システムを利用して、さまざまな情報やサービスを提供する仕組みのことです。

このページで4社比較してきたドライブレコーダー付き自動車保険は、このテレマティクスを具体的な保険商品に落とし込んだもの、と言えます。

そして、このテレマティクス保険の分野では、あいおいニッセイがトップランナーです。

あいおいニッセイは、ドライブレコーダー付き自動車保険を始める前から、カーナビゲーションを利用した「タフ・つながるクルマの保険」という愛称の保険を販売しています。

そして、ドライブレコーダー付き自動車保険に関しても、これに割引制度を付けた商品を2020年1月から、業界初の商品として販売開始します。

そういう意味で、この分野の保険にもっとも熱心に取り組んでいる保険会社があいおいニッセイです。

ドライブレコーダー付き自動車保険でも、将来性、つまり、今後社会情勢の変化に応じてサービス内容を柔軟に改良するであろう可能性という点で、あいおいニッセイが一歩リードしていると思います。

そもそもあいおいニッセイと三井住友海上はMS&ADインシュアランスグループに属するグループ企業で、ドライブレコーダー付き自動車保険でも、専用ドライブレコーダーの機種は同一です。

しかし、同じグループとは言え、やはり別会社ですから、たとえば割引制度など異なる商品が出てきたりするわけです。

ともかく、ドライブレコーダー付き自動車保険に関しては、4社のいずれを選んでも後悔することはないと思いますが、その中でも、あいおいニッセイが一歩リードしている感じがします。

解説|ドライブエージェントパーソナル|東京海上日動のドラレコ特約

2019.09.23

解説|損保ジャパン|ドラレコ特約「DRIVING!」|ドライブレコーダー特約

2019.09.26

解説|三井住友海上|ドライブレコーダー特約(ドラレコ特約)

2019.10.02

解説|あいおいニッセイ|ドライブレコーダー特約(ドラレコ特約)

2019.10.07

ドライブレコーダー特約部分の保険料はほぼ横一線です。またサービス内容はこのページでご紹介したとおりです。一括見積もりサイトを利用すると一度の入力で各社の保険料が一発で比較できます。

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  • 【参加保険会社】約20社

 

 


ご覧いただきありがとうございました。


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元保険代理店代表です。現在はブログ記事作成を日課にしています。自動車保険の記事が中心ですが、その他クルマに関するお役立ち記事に取り組んでいます。朝起きるとコンビニの菓子パンを1個食べてから昼までブログ記事を書きます。昼食はお米とおかずをしっかり食べ午後はSNSや情報のインプットに努めます。夕方に5,000歩ほど歩き夕食は炭水化物をカットしています。せっかく炭水化物をカットしているのにフルーツをよく食べます。みかん・デコポン・甘夏・いよかんなどの柑橘類が好きです。地元山梨産のもも・ぶどうも人からもらったときだけ食べます。寝る前にはウイスキーをストレートで飲みDLifeチャンネルの海外ドラマを見て寝ます。目が悪いです(網膜はく離の手術してます)。