自動車税・軽自動車税を払わない方法はあるでしょうか?

自動車税・軽自動車税・払わない方法

軽自動車税を約1年分払わない方法はあります

このページのテーマは自動車税・軽自動車税を払わない方法があるかというものですが、基本的にそういう方法はないです。

納税の義務からは逃れられません。

ただし、軽自動車税の場合は、約1年分だけ払わない方法が存在します

もちろん合法的にです。

軽自動車を新規登録して乗り始める場合、4月1日を避けて4月2日以降の日付で登録すると、その年度の軽自動車税を全く負担することなく乗ることが出来ます。

4月2日以降であればいつでもよくて、5月20日であろうと、9月12日であろうと、とにかく翌年の3月31日までの登録であれば軽自動車税はまったく課税されません。

要は、登録日として4月1日を避ければいいということです。

軽自動車税の納税義務者

軽自動車税は、毎年4月1日(賦課期日)現在、軽自動車を所有している人(個人・法人)に課税されます。

毎年4月1日までに新規登録:今年度軽自動車税は課税されます

毎年4月2日以降に新規登録:今年度軽自動車税は課税されません

福島県広野町HPより。他の市区町村も同じ扱いです)

自動車税も軽自動車税も、原則として4月1日現在の車検証上の所有者(所有者がディーラーや信販会社の場合は使用者)に課税されます。

この点ではどちらの税も共通していますが、自動車税の場合、納税は1年分を全額前払いしますが、税の内訳は月割課税になっています。

月毎に納税する建前になっているのです。

したがって、自動車税が課税される登録車の場合は、たとえば4月2日に新規登録した場合は、4月分は課税されませんが、翌5月分から3月までの11ヶ月分を納税する義務があります。

その一方、軽自動車税は月割ではなく年単位の課税です。

だから4月2日に新規登録した場合は、「4月1日現在の車検証上の所有者」の規定に該当しないので、その年度の軽自動車税はまったく支払う必要がありません。

5月に登録しても、10月に登録しても、1月に登録しても、納税義務は生じません。

ですから税の節約あるいは払わない方法を追求した場合、4月2日に新規登録すれば、ほぼ1年分の軽自動車税を払わずに乗ることが出来ます。

軽自動車税のこの規定はディーラーや中古車店も当然知っていることなので、特別な事情がない限り、新規登録の際は4月1日を避けるようアドバイスしてくれるはずです。

車検切れで放置していた車の自動車税を払わない方法

車検切れ放置自動車税

これは自動車税のケースです。

自動車税は都道府県が課税する税ですが、一部の都道府県には自動車税課税保留制度というものがあります。

この制度は、車検切れになった車に対して、本来は車検が切れても切れなくても課税は継続されるのですが、ある種の「配慮」から、自動車税の課税を「保留」にするというものです。

つまり一時的に課税をストップするのです。

後日、車の所有者が車検を通してまた使用を開始したり、あるいは廃車手続きをしたりする場合、多くの自治体では、車検が生きていた期間にあった税の滞納分は支払いを要求しますが、車検切れ後の「保留」にしていた期間の分は請求しません。

たとえば、車検切れになって3年経過したところで車検を受けたり廃車にした場合、上の説明通り3年分の自動車税を払わないですむことになります。

自動車税課税保留制度を採用しているすべての自治体が上の説明どおり車検切れ後の自動車税を免除するわけではありません。自治体によって運用が異なることがあります。

自動車税課税保留制度とは?

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「払わない方法」は存在しません

自治体の滞納処分

以上、合法的に自動車税・軽自動車税を払わない方法について見てきましたが、これら例外的なケースを除いて、自動車税・軽自動車税を払わない方法は存在しないと思います。

何年分も滞納し、住民税、固定資産税など他の税金も滞納して、結局自己破産になったとしても、納税の義務からは逃れられません(破産法253条)。

それどころか、ここ数年の全国の都道府県、市区町村における税の徴収率の向上滞納額の減少は目覚ましいものがあります。

各自治体の徴税職員の滞納処分(差押)にかけるエネルギーには相当なものがあります。

次の3つの自治体のグラフをご覧ください。

東京都徴収率

東京都都税の徴収率

愛媛県徴収率

愛媛県県税の徴収率

茨城県徴収率

茨城県県税の徴収率

東京都と愛媛県のグラフは滞納繰越額の推移も兼ねていて、ご覧のように年々滞納額が減少しています。

3番目の茨城県のグラフには徴収率の全国平均もありますが、ご覧のように全国平均も明らかに右肩上がりになっています!

全国の都道府県・市区町村が、ここ数年、いかに滞納処分(差押)にエネルギーを注いでいるかは一目瞭然です。

自動車税・軽自動車税を払わない方法はないと思ったほうがいいです。

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