【詳細版】タイヤの空気圧の読み方|kPa・kgf/㎠・psi・bar

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タイヤの空気圧の読み方|kPa・kgf/㎠・psi・bar

わたしたちがマイカーのタイヤ空気圧を点検・調整する場合、適正な空気圧はどこを調べればいいかというと、それは運転席ドアを開いた内側にあります。

ステッカーが貼ってあって、日本車の場合なら、そこに次のように表記してあるはずです。

  • 260kPa(2.6kgf/㎠)

このkPaとかkgf/㎠というのが空気圧の単位です

輸入車の場合は、上記kPa・kgf/㎠以外に、psiやbarなどの単位も使用されることが多いと思います。

これら空気圧の単位の読み方は、以下のようになります。

  • kPaキロパスカル。国際単位であるSI単位に基づいた空気圧表示です。日本では1999年の新計量法の施行から使用。1パスカルは1m² の面積につき1ニュートン(N)の力が作用する圧力を意味しています。
  • kgf/㎠またはkg/㎠キログラムフォース。SI単位が使用される前まで使われていたMKS重量単位による空気圧表示です。1 kgf/cm²は換算すると98.0665kPaになります。
  • psiポンドスクエアインチまたはプサイまたはピーエスアイ。1平方インチあたりに何ポンドの圧力がかかるかを表わします。
  • barバール。以前天気予報で使われていたミリバールのバールです。
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換算表

自動車の空気圧で使用される単位は、ほとんどが上記4つの単位です。

そこで、この4つの単位の関係を、kPaを200とした場合の換算数値で見ておきたいと思います。

kPakgf/㎠(kg/㎠)psibar
2002.0292.0

上記数字は丸めた数字です。たとえば、kgfとbarは同じ2.0ですが、厳密には全く同じではありません。おおよその数字です。

(※)kPaとkgfは、略すと同じ「キロ」なので、ちょっと紛らわしいですが、年配の人がキロという時はkgfの方で、若い人がキロという時はkPaのことがほとんどです。これはある整備工場のホームページに書いてありました。世代間の違いですね。

エアゲージの単位

タイヤの空気圧を測定する器具のことをエアゲージと言いますが、通販などでは1,000円以下のものもあり、簡単に購入することができます。

また、測定する場合も、タイヤのエアバルブのキャップをとり、そこにエアゲージをあてがえば、すぐに空気圧が測れます。

エアゲージには、主に2種類あって、「空気圧測定+空気を抜く」機能のものと、「空気圧測定+空気注入+空気を抜く」機能のものです。当然、後者の方が値段が高いです。

さて、このエアゲージですが、販売されているもののほとんどがkPaかkgf/㎠(kg/㎠)のいずれかの単位を採用しています。

空気圧の測定は「冷間」の数値で

タイヤの空気圧を測定する場合は、「温間」ではなく「冷間」で測定した数値が正しい数値です。

「温間」とはタイヤが熱を持った状態のことであり、「冷間」とはタイヤが冷えている状態のことです。

たとえば、高速道路を2時間ほど走ってきた直後に、ガソリンスタンドで空気圧を測定した場合、これは「温間」の数値になるので、ここで指定空気圧に調整したとしても、その後タイヤが冷えた状態で測定すれば、必ず指定空気圧より低い数値になっています。

空気は熱で膨張するからです。

ただし、家の近所のガソリンスタンドまで車を走らせ、そこで指定空気圧に調整してもらうのであれば、厳密には「冷間」とは言えないものの、この程度なら問題ないと思います。

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下記の記事も参考にしていただけると幸いです。

⇒⇒タイヤの空気圧は標高の高いところでは上昇しますか?

⇒⇒タイヤの空気圧は温度変化で数値が変わりますか?

⇒⇒タイヤの空気圧のチェック頻度|どのくらいの期間がいい?

⇒⇒タイヤの空気圧は窒素ガスを入れると変化しないのですか?

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⇒⇒タイヤの空気圧を高めにすると燃費が良くなるのは本当?

⇒⇒タイヤの空気圧で「温間」「冷間」はどういう意味?

⇒⇒タイヤが内減りするのは空気圧と関係がありますか?

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