【プチ調査】ブリタは体に悪いのか?日本製とどこが違う?

ブリタ・体に悪い




【プチ調査】ブリタは体に悪いのか?日本製とどこが違う?

トップ画像:Amazonより

浄水ポットで有名なブリタは、ドイツのヘッセン州タウヌスシュタインに本拠を置く浄水器メーカーです。

「ブリタ」は創業者の娘の名前に由来するとのこと。

私たちが楽天やアマゾン、あるいは実店舗で浄水ポットを購入する際には、トレビーノやクリンスイと並んで必ずブリタも選択肢の一つに含まれると思います。

すでにお馴染みのブランドとして広く普及しているのが、ブリタです。

ところで、ブリタはドイツの会社、トレビーノとクリンスイは日本の会社(東レと三菱ケミカル)です。

そのせいか、ブリタには外国の会社ゆえに、何かしら「闇の力」が働いているようで、密かにネガティブキャンペーンが行われている形跡があります。

私たちが「ブリタ」でグーグル検索すると、例によって関連するおすすめのキーワードがいくつか提示されるのですが、その先頭に、

ブリタ 体に悪い

というキーワードが表示されます。※2022年1月19日現在。以下同様

ところが、「トレビーノ」や「クリンスイ」で検索しても、「体に悪い」などというネガティブなキーワードは表示されません。

ああ、また例の力が働いているのか

と私などは思ってしまうのですが、これは車でも同様です。

「プリウス」や「N-Box」で検索してもネガティブワードは表示されませんが、輸入車である「ミニクーパー」とか「プジョー2008」などで検索すると、

ミニクーパーやめとけ

プジョー2008 最悪

といったワードが最初に表示されます。※実際には両車共とてもいい車です

検索の階層が深くなると日本車に対してもネガティブワードは出てきますが、最初のワンワードからいきなりネガティブが飛び出すことはめったにありません。

こうした外国の会社や製品に対するある種のネット戦略は、誰かが主導しているケースもあれば個別に湧き上がってくるケースもあるのだと思いますが、いずれにしても、今後も形を変えて決して消滅しない闇の力として続いていくものと思います。

クリンスイやトレビーノが良くてブリタだけ体に悪い?

このページのテーマは、

ブリタは体に悪いのか?日本製とどこが違う?

というものですが、結論を言いますと、

ブリタの浄水ポットのみ突出して体に悪いというエビデンスは見当たらない

ということになります。

ブリタの浄水ポットの使用者で、ブリタの製品に対して不満や苦情を訴えている投稿はありますが、その内容はクリンスイやトレビーノの浄水ポットまたは浄水器にもそのまま当てはまる内容であり、ブリタ製品にのみ該当するようなクレーム内容ではありません。

たとえば、

  • ブリタの浄水ポットをしばらく使用しないでいるとカートリッジや本体にカビが生えてくる

というブリタに対するクレームがありますが、これはクリンスイやトレビーノにも全くそのまま当てはまる内容です。浄水ポットのカートリッジには水をろ過するための活性炭などが入っていて、水をろ過したあとは当然濡れた状態が続きます。すると、特に夏場などはしばらく使わずに放置しているとカビが生えやすくなります。また、カートリッジにカビが生えるような事態であれば、ポットの蓋や本体部分にもカビが生えやすくなります。こうした現象はブリタにもクリンスイにもトレビーノにも全く同様に見られることです。

  • カートリッジが除去できる物質についての記載がブリタは不明確だ

という不満点も指摘されています。日本のJIS S3201という工業規格では浄水器に必要な浄水能力を定めています。ブリタでは、クリンスイやトレビーノ等の日本製品に比べて、除去対象物質の表示に関して表現が簡略化されているのは確かです。日本社の製品は一覧表などを使ってわかりやすく表示していますが、ブリタは「主な除去物質:塩素、鉛や銅、農薬などの不純物JIS S 3201試験により浄水性能15項目に加えドイツ本国での除去試験性能試験で銅、除草剤、農薬など特定の微量不純物も実施済み」という具合です。日本で販売するのなら日本社の製品と同様な表示にして消費者の不安を招かない工夫が必要だと思います。ただし、これをもって「ブリタは体に悪い」といえる程度の問題であるかは疑問です。気になる方は日本製を選べばいいとは思いますが。

  • ブリタの浄水ポットを使用していると、ろ過された水の下に黒や白の粒子がたまることがある

というクレームがありますが、確かにこれは良くない点で、ブリタのQ&Aでは黒が活性炭で白はイオン交換樹脂であり、いずれも体に害はないと答えていますが、本来はカートリッジの中に納まっているべき物質であるゆえに、気持ちのいいものではないと思います。ただし、私が愛用していた三菱ケミカルのクリンスイでも同様にカートリッジの内容物が沈殿する現象はありましたので、これもブリタにのみ突出して発生している現象とは言えません。好ましいことでないのは明白ですが、ブリタのみを攻撃するのは公平性に欠けると思います。

使用法を誤るとどの浄水ポットも「体に悪い」

(塩素について)

ブリタ、クリンスイ、トレビーノ等に代表される浄水器または浄水ポットは、水道水に含まれる塩素を除去します。

塩素は雑菌の繁殖を抑制するために水道局が人為的に投入している成分ですが、浄水ポット等でこれを除去することで、水の味がまろやかでおいしくなります。

ただし、味はよくなりますが雑菌の繁殖を抑制する効果はなくなりますので、いったん浄水ポット等でろ過した水はできるだけその日のうちに使用する必要があります。

常温であれ冷蔵庫であれろ過した水を何日も保存していると、そのうちに雑菌が湧いてくる可能性大です。

どのメーカーの浄水ポットであっても、こうした使い方では「体に悪い」結果を招きます。

(連続使用すること)

ブリタであれクリンスイであれトレビーノであれ、こうした浄水器または浄水ポットは連続使用することが前提です。

今日使用して、5日後にまた使用し、その7日後にまた使用する。・・・こうした使用法を続けていると、いったん水が付着した浄水カートリッジにカビが発生します。

また、本体各部にもカビが発生しやすくなります。

浄水カートリッジにカビが発生したら、その時点で再利用NGです。

洗浄することも不可です。というか洗浄のしようがありません。※洗剤では洗えませんから

新しいカートリッジと交換するしか方法がありません。

ブリタでもクリンスイでもトレビーノでも同じことです。カビたら交換です。

カビたカートリッジでろ過した水を飲めば「体に悪い」のは当たり前です。

(浄水ポット本体は頻繁に洗うこと)

各浄水器メーカーの説明書には、たぶん「ポット本体は2日に1度洗うこと」といった記載があると思います。

浄水ポットには浄水カートリッジでろ過された水が溜まるわけですが、上でご説明したように塩素成分もろ過されているので雑菌が繁殖しやすい状態になっています。

雑菌が繁殖したポットを使用すれば「体に悪い」のは当然です。

ろ過した水をその日のうちに使用するにしても、ある程度の時間はポット本体にとどまっていることになりますから、特に夏場などは雑菌が繁殖する可能性は否定できません。

そういう意味で、できるだけ頻繁にポット本体を洗浄したほうが安心だと思います。

ただ、私自身そうでしたが、そんなに頻繁に洗浄した記憶がなく、1週間に1度くらいでも充分じゃないかと思うのですが、いえ、これは独り言です・・・忘れてください。

除去物質について

すでに一部触れていますが、消費者庁では浄水器が除去すべき有害物質をJIS S3201という工業規格で定めています。

⇒⇒消費者庁:浄水器

除去対象物質は下記6区分に分かれています。

  1. 遊離残留塩素
  2. 濁り(水中浮遊微粒子等の濁りを発生させる物質)
  3. 揮発性有機化合物
  4. 農薬
  5. カビ臭
  6. 重金属(鉛)

上記それぞれの区分ごとにさらに対象となる物質名が記載されていて、それが下記の物質です。

  1. 残留塩素
  2. 濁り
  3. クロロホルム
  4. ブロモジクロロメタン
  5. ジブロモクロロメタン
  6. ブロモホルム
  7. テトラクロロエチレン
  8. トリクロロエチレン
  9. 1・1・1-トリクロロエタン
  10. 総トリハロメタン
  11. 農薬 (CAT)
  12. かび臭(2-MIB)
  13. 溶解性鉛

上記は13に分かれていますが、15と記載されているサイトもあり、詳細はちょっと不明です。

たとえば、ブリタのHPには下記の記載があります。

家庭用品品質表示法に基づく浄水能力試験項目について

浄水器の交換カートリッジは,家庭用品品質表示法に基づき,JIS S 3201に基づく試験結果を表示することが義務付けられています。この試験は除去対象物質毎に行われるものであり、たとえば、弊社の販売する「MAXTRA」については遊離残留塩素を含む15(項目)について試験を行っております。これに対して、並行輸入品は、日本正規品と比較して試験項目数が少なく、また浄水能力(総ろ過水量)が低いものがあります。日本正規品と並行輸入品の性能は同じではありませんので、ご注意ください。

⇒⇒ブリタHPより:並行輸入品について

実際、ブリタの浄水ポットを使用している人の中には、価格が安いことからネット通販やコストコなどで並行輸入品の交換カートリッジを使用している人がけっこうな数いらっしゃるようです。

しかし、上記のように並行輸入品のカートリッジは日本仕様のカートリッジより浄水能力が低い可能性があります。

ブリタは体に悪い

という口コミが流布しているのは、こうした実情を踏まえた側面もあると思います。

有害物質を100%除去できるメーカーはない

水道水に含まれるトリハロメタンの除去率ですが、ブリタは80%です。

けれども、トレビーノもクリンスイもやはり80%です。

トリハロメタンだけでなく、塩素や鉛に関しても同様です。

消費者庁の定めた「雑貨工業品品質表示規程」では、除去すべき割合の下限を80%と定めていて、各メーカー共この線に沿った対応をしているということになります。

⇒⇒消費者庁:浄水器

現在出回っている浄水器または浄水ポットは、除去対象物質を100%カットしているわけではありません。

こういう点から見ても、ブリタのみ「体に悪い」と言いふらすのは実情に沿った意見とは言えないと思います。

まとめ

日本で販売されているブリタの浄水ポットは、「家庭用品品質表示法」に基づきJIS S 3201に基づく試験結果を表示している製品です。

クリンスイやトレビーノその他の日本製品と同様の手続きを経て店頭に並んでいます。

また、すでに多くの消費者が実際に使用して、特に問題点が報告されいる形跡もありません。

つまり、現時点では、

ブリタが体に悪いという明確なエビデンスは存在しない

と断言していいと思います。

ただし、除去対象物質に関して、日本社の製品に比べて、表示の仕方が不明確だという指摘はそのとおりであり、この点は不安除去のために改善したほうがいいと思います。

また、浄水カートリッジ(交換カートリッジ)は日本仕様のものを使うべきで、値段の安い並行輸入品は浄水能力が日本仕様のものより劣る可能性があります。

「ブリタは体に悪い」という口コミの一因に、こうした並行輸入の交換カートリッジが出回っている点も間違いなく関係していると思います。

この点は使用する人のご判断になりますが、やはり日本仕様の交換カートリッジのほうがいいのではないでしょうか。

ご覧いただきありがとうございました。

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