そこでみなさんが一番不安に感じるであろうと思われる点は、恐らく、面倒な手続きを自分でやらなくてすむ分、費用の方は自分でやるより高くつくんじゃないか、というところだと思います。
廃車専門業者に任せた方がみなさんはトクします。
例外なく、トクします。
いいですか、例外なく、です。
みなさんにも丁寧にご説明しますので、ちょっと耳を傾けてくださいね。
つまり、自分で廃車手続きをする時、まず最初に引き取り業者に車を預けるわけだけど、この引き取り業者、あるは解体業者というのは、このページで「廃車専門業者」と呼んでいる業者とは仕事の内容が違うんです。
引き取り業者とか解体業者というのは、いくつかある車の処分工程のなかの一工程を受け持っているだけです。
現在解体処分される車のほとんどの部材が再資源化されています。つまり商品として流通しているのですが、処分工程の中の一工程しか受け持っていない業者さんは、再販することによる利潤が得られない立場にあるのですね。
その一方で、このページでご紹介している廃車専門業者は、いくつかある車の処分工程のほとんどを自社で完結しています。
つまり車を解体処分して別の形になった商品を「販売する」ことで利潤を手にすることができるのです。
そういう流通ルートを手にしている業者なのです。
でも、まだ説明が足りないと思うので、もうちょっと話をするから付き合ってください。
このページでご紹介している廃車専門業者の場合、解体処分する車を預かったら、まず中古部品として販売できる部品を徹底的に抜き取ります。この作業は手作業で行われそれなりにノウハウが必要になります。
次に部品を抜き取られた残りの車体を、ニブラという巨大なカニバサミみたいな重機で素材ごとに選り分けます。
鉄、ワイヤーハーネスと呼ばれる電気配線部分、プラスチック類などはリサイクル資源として売りに出します。
特に鉄はプレス機でサイコロ状に圧縮し、溶融炉で溶かして再び鉄製品に生まれ変わる貴重な資源です。
そうやって後に残ったウィンドウやミラーなどのガラス、タイヤその他パッキンなどとして使用されていたゴム類、シートベルトや座席の繊維類など、こうしたものをシュレッダーダストと呼びます。
このシュレッダーダストも、以前は処分場に埋め立てるしかない厄介者(お金がかかる)だったのですが、今はガス化溶融炉で溶かして舗装道路の路盤材などに再利用されていますし、またそうした処理の際に発生するガスや熱を発電に利用したりしているのです。
つまりこのシュレッダーダストも商品になるということです。
こんなふうに、このページでご紹介している廃車専門業者というのは引き取った車をお金に換える技術と流通ルートを確保しているわけです。
だからこそ、どんなに古い車であっても「最低でも0円」で引き取ってくれるし、「レッカー代無料」、「陸運局での事務手続き代行も無料」ということができるのです。
車の程度が良かったら、中古車として輸出するルートも持っているので、3万円、5万円、10万円・・・というように買い取ってくれるんですね。
こうしたカラクリがわかれば、自分で廃車手続きするより廃車専門業者に丸投げしたほうがおトク、というわたしの言葉も素直に理解していただけるんじゃないでしょうか。
だいたい理解したよ。
トン子ちゃん、すっかり理解してはくれないの?
名前もわからないし、どこにあるのかも知らないし・・・
とにかく、わかりました。
たぶんみなさんもその点はトン子ちゃんと同じだろうと思うので、ちゃんとご紹介します。
まずご紹介するのはカーネクストさんです。
大阪市北区に本社を構える会社です。
廃車買取の分野ではとても有名な会社で、みなさんもネットで見かけたことがあると思います。
2つ目の会社は廃車ひきとり110番さんです。
三重県伊賀市に本社がある会社です。
両社とも日本全国の同業他社と提携関係を結ぶことで全国にネットワークを広げています。
だから沖縄県の宮古島市にお住まいの方も北海道の名寄市にお住まいの方も安心して利用できる廃車専門業者なのです。
あと、2つの会社を紹介してくれるんなら、それぞれの会社の特徴も知りたいんだけど。
ただ、そうは言ったものの、実際のところは両社共にサービス内容には大きな違いはありません。
やはり互いにライバル社のサービス内容に負けじと自社の態勢を整えていくうちに、利用者から見て利便性の高いサービス内容に絞られてきて、結果としてほぼ同じ内容になるんです。
だから、違いよりもまずは共通点からお話ししようと思います。
共通点1
車の引き取りにかかる費用は無料
自走できる車はもちろん無料、レッカーじゃないと引き取れない事故車や水没車などの不動車の場合も特に料金は発生しません。
共通点2
陸運局での抹消登録等の事務手続き代行も無料
自分でやる場合に一番面倒な事務手続きを無料でやってもらえます。もちろん解体業者にリサイクル券を渡して後で解体完了日の連絡を受けてそれをメモに取って・・・といったこともすべてまとめてお願いできます。
共通点3
自動車税・自動車重量税・自賠責保険の還付(戻り)の手続きを無料で代行
車検が1か月以上残っている場合は自動車税・自動車重量税・自賠責保険から還付金が発生します。この還付手続きを無料で代行してくれます。
自動車重量税と自賠責保険の還付金は、廃車の買取金額と同時にあなたに支払われます。
自動車税だけは2~3か月後に税事務所からあなたに支払い通知書が郵送されるので、それを持って金融機関に行き現金を受け取ることになります。
共通点4
車(廃車)の買取金額は原則0円以上
原則としてどんな車も0円以上と考えて差し支えありません。
以前はこちらからお金を払って引き取ってもらった時期がありました。今はリサイクル品の流通ルートが細分化されたことで使わなくなった車の各パーツが商品としての価値を持っています。
またアジア、アフリカ、南米、東欧諸国など新興国のめざましい経済発展のために、中古パーツはもちろん、鉄くずも価値を持つようになっています。
だから廃車専門業者はレッカー引き取りや陸運局の手続きなどを無料で代行しても、ちゃんと利益が得られるビジネスモデルとなっているのです。
(※)「原則0円」とあるが、では原則を外れたら料金がかかるのか・・・というツッコミが入りそうですね。はい、そういうケースもあると思います。でもみなさん納得されるケースだと思います。たとえば、路側から10メートル下の川に転落してしまった車を引き取るようなケースです。この場合、業者さんとしては、車をレッカーで引き取る以前に、まず川から道路に車体を引き上げなければなりません。これはもう廃車専門業者の業務内容を超えています。こういうケースでは別途料金を請求されることがあると思います。でも、これは納得ですよね。
★当サイトおすすめの廃車専門業者★
カーネクスト
・お急ぎの時はこちら一社の査定依頼でいいと思います。
・車種を問わず非常に守備範囲の広い会社で、買取額が安定している優良店です。
・駐車場に放置して動かない車、事故で全損になりとりあえず近所の修理工場に預けてある事故車など、訳アリで対応に悩んでいる車の処置にも親身になって対応してくれる会社です。
・亡くなった親の車であったり、ローンの残りがあったり、ナンバープレートが盗難でなかったり、そうした様々な特殊事情にも豊富な買取経験からあなたに最適な解決策をアドバイスしてくれます(もちろん無料で)。
廃車ひきとり110番
・時間的に余裕のある時は上のカーネクストとこちらの両社に査定依頼することをおすすめします。
・この会社は意外と値付けがいい会社で、もちろん極端に高い金額が出るわけではありませんけど、これはちょっとトクかな、と思える査定額が期待できます。
・いずれにしても、複数社に査定依頼すればより高いほうを選べるので、特に急がない場合であれば、ダブルの査定をおすすめしています。
・カーネクストも廃車ひきとり110番も、輸出ルートを複数確保しています。その時々海外の業者からのリクエストがあって、業者として「特に今欲しい車」が変化しています。
・そのため普段はほぼ同じ相場の車でも、いいタイミングに当たると思わぬ値段が付くことがあり、そういう意味で、複数社で査定することはチャンスを広げてくれると思いますよ。
あのですね、「0円」というのは、いわば「最悪のケースでも0円ですよ、マイナスにはなりませんよ、つまりあなたからお金をいただくことはありませんよ」という安心感をお客さんに抱いてもらう意味で打ち出している宣伝文句なわけです。
カーネクストさんにしても廃車ひきとり110番さんにしても、実際の取引では1万円、3万円、5万円、10万円・・・といった買取額が付くことはいくらでもあるんです。
ディーラーで下取りに出そうとしたら「査定額0円」と言われた車に対してだって、この2社なら3万円とか5万円の買取額が付くことも珍しいことではありません。
いずれにしても、カーネクストや廃車ひきとり110番の場合、車の程度に応じてちゃんと買取額が付くと思っていいですから。
0円は最低保証という意味合いの額であって、実際の取引では車の程度に応じてちゃんと査定額が付きます。
大丈夫です。
確かにディーラーさんの査定より高い査定額が付く可能性は高い。
これは間違いないです。
でも10万円15万円という査定額が「バンバン」付くといったら、それは誇大広告になっちゃうからね。
取引相場が80万円位の車だったら、5万とか10万の違いは買取店によってすぐに出てくるけれど、例えばディーラーで0円と言われた過走行・高年式車の場合は、そもそも相場の額が低いし、その価格幅も限られているから、0円が簡単に10万円になったりするケースは、正直なところ少ないです。
0円が2万とか3万、運が良ければ5万になる・・・というのはそれほど珍しくないと思うけど。
大きな違いがあるんだよ。
ここはわたしの説明のしどころ、勘所なので、しっかり話すからね。
みなさんもよく聞いてくださいね。
話を分かりやすくするために、例えば、ディーラーさんの査定も0円、廃車専門業者の査定も0円だったとします。
両者ともに買取額では全く同じ。
けれど、ここから先が差の付くところなんです。
ディーラーさんの場合、下取りとして車を引き取る時には「引き取り費用」とか「廃車手数料」とか名称は様々ですが、とにかく別途10,000円~30,000円くらいの料金を請求してくるのが普通です。
中には、なんと「査定料」という名目で上記の請求とはさらに別途5,000円から10,000円の料金を請求するディーラーさんもあります。
つまり査定0円の場合、10,000円~40,000円くらいディーラーさんに支払う必要があるのです。
一方で、カーネクストや廃車ひきとり110番といった廃車専門業者なら、たとえ買取額が「0円」だったとしても、別途レッカー代とか事務手数料が請求されることはないわけです。
もし「0円」と言われたらガッカリするでしょうが、しかし別途支払わなければならない費用は発生しないんですね。
まさにこの点がディーラーさんなどと大きく違うところなんです。
上の例はいずれも査定0円の場合の話でした。
もしもディーラーは0円、廃車専門業者は3万円あるいは5万円だったら、その差はさらに大きくなります。
同じ車を手放すのであれば、トン子ちゃん、それにみなさん、数万円の違いは大きと思いませんか?
(※)廃車専門業者の場合、車検が1か月以上残っていれば、査定額とは別に「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険」からの還付金が上乗せされます。ディーラーの場合これら還付金の行き先が煙にまかれる感じでよくわからないケースが多いです(ネットでお調べになれば実例が多数ヒットするでしょう)。
★当サイトおすすめの廃車専門業者★
カーネクスト
・ディーラーで新車を買う場合、中古車屋で中古車を買う場合、今まで乗っていた車をそうしたお店に下取りとして引き取ってもらった経験もおありではないでしょうか。
・そういう機会があったら、今後は廃車専門業者のことも思い出してほしいと思います。
・下取りの査定と廃車専門業者の査定と、いったいどちらがトクか?
・比較する場合はあくまでも「総額」で判断してほしいです。
・車体の買取査定がいくら、事務手数料がいくら、戻ってくる税金等がいくら、これらをプラスマイナスして最終的に手元にいくら残るか、あるいは手元から出ていくか、こうした比較をしてみてください。
・たぶん結論はすぐに出るのでは。
廃車ひきとり110番
・新車購入でディーラーに車を下取りに出す場合、費用面の優劣はさておき、1点だけ利点と思えることがあります。
・それは納車日まで車に乗り続け、いざ納車日になったらディーラーにその車で行き、新車に乗って帰る。
・これができるところが下取りのいいところと言われることがあります。
・ところが、廃車専門業者に依頼した場合でも「引き取り日指定」ができるのをご存知ですか?
・新車の納車日が30日後であれば、その日を「引き取り日」として指定しておけば、その日まで車を乗り続けることができます。
・当日、車を引き取ってもらってからディーラーに出かけることになり、その際のアシは確かに問題です。
・けれども「それはなんとかなる、大きな問題じゃない」と感じる方であれば、廃車は廃車専門業者に任せた方がいいと思うのですが。
いろいろお話しいただきましたけど、まだ残っている話題がありますよね。
憶えてますか?
忘れるわけないじゃありませんか。
ご紹介している廃車専門業者2社の「共通点」はすでにご説明していますから、残りは「違い」についてだけです。
それを知りたかったんです。
乱視さんって目はめっぽう悪いけど記憶力はいいんだね。
いい度胸ですね。
わたし、今夜は豚カツを食べて明日の朝は豚汁で昼は豚丼を食べ夜は酢豚にしようかと・・・
でもこんなやりとしているとご覧になっているみなさんに失礼ですよ。
はやく「違い」の話を始めてください。
これは失礼いたしました。
さて、「違い」です。
カーネクストさんと廃車ひきとり110番さんの違いです。
サービス内容も取引の信頼性という点でも両社は互角だと思います。
やはり「違い」は査定額に絞られるようです。
どちらがより高い金額を返してくるか?
これは決して冗談でいうのではなく、大真面目な話として聞いてください。
「査定依頼をしてみないとわかりません」
これが私の答えです。
みなさんもそこが知りたいはずだと思います。
みなさん、「条件のいい金額を出すのはズバリどちらか?」・・・それをお聞きになりたいでしょう。
でも、トン子ちゃん、そしてみなさん。
この業界も他の業界と同じように価格が日々変動しているんですね。
野菜の仕入れ値も貴金属の値段も株価も日々変動しているように、車の取引価格も目まぐるしく上下しています。
特に近年の中古車価格(中古パーツ価格)は、国内事情にプラスして海外市場の動向が影響力を強めています。
カーネクストも廃車ひきとり110番も、国内や海外に数多くの取引先を抱えていて、そうした取引先から日々欲しい車のリクエストを受けて商売をしています。
だからこそ、こればっかりは、実際に査定依頼してみないと、2社のいずれが高い金額を出してくるのか、予測できないんです。
こんな答えではみなさんに申し訳ないと思いますけど、そうなんです。
そこで、いきなりですが、街の中古車ショップを思い浮かべてみて欲しいです。
近所の常連さんから、
「うちの息子が免許取ったから、軽自動車の安いやつ、ちょっと探してくれませんか。四駆がいいみたいなのでスズキのジムニーなんかどうかな。あまり高いのは無理だけど、格安でいいのがあったらお願いします」
とリクエストが入りました。
中古車ショップの店長さんは取引先に電話やファックスして、ジムニーの格安車を探します。
その連絡を受けた取引先の担当者は、日頃からお世話になっているカーネクストさんに問い合わせます。
カーネクストさんでは、今手元にジムニーはないので、買取担当に低価格で取引できるジムニーを最短で入手するよう指令を出します。
するとカーネクストの買取担当は、普段同じ年式・走行距離のジムニーに対する買取価格にちょっと上乗せした価格で買取を実行します。(※)早く入手したいので、いつもと同じ価格では他社に取られる恐れがあるため、少し高めの価格設定にするわけです。
いかがでしょう?
上の例ではカーネクストさんが廃車ひきとり110番さんより高く買い取ることになりますが、当然、この逆もあり得るわけです。
(※)完成車の取引だけでなく部品取りを前提にした廃車取引でも同じ理由で価格は変動しています。
こんな風に車の買取額・査定額というのは日々変動しているのが実情なんです!
みなさんにはそこを知ってほしいんです。
だから、時間的に余裕があるのであれば、カーネクストと廃車ひきとり110番の両方に査定依頼するのがベストな方法だと思います。
身も蓋もない結論で拍子抜けした方もいらっしゃるかもしれません。
そこはごめんなさい。
確かにもうひと手間かかりますけど、そのひと手間で5,000円、10,000円、15,000円といった査定アップにつながったら、それはそれで結構うれしいですよね。
よろしくお願いします。