目次
【記事丸わかり】
|
マクラーレンセナの購入条件と販売手法｜日本での販売台数や今後の展望は？
熱狂的なスーパーカーファンにとって、「マクラーレンセナ」の所有者になることは夢のまた夢であり、入手困難であると言われています。その魅力は価格だけではなく、革新的なデザインと驚異的なパフォーマンスにあります。
本記事では、マクラーレンセナの購入条件と販売手法を探求し、日本市場の販売台数や今後の展望について解説します。
マクラーレンセナの概要と価格
マクラーレンセナは、伝説的なF1ドライバー「アイルトン・セナ」の名を冠した究極のロードゴーイングカーです。
マクラーレンセナの価格
マクラーレンセナは、日本での定価が設定されておらず、購入時の為替相場によって支払い金額が決まるという仕組みです。
日本向けのマクラーレンセナの価格は、67万5000ポンド。当時のレートで約1億円という価格です。
マクラーレンは世界限定500台
マクラーレンセナは、全世界500台限定で販売されたスーパーカーです。販売台数が限られているため、非常に希少な存在となり、コレクターやスーパーカーファンの間で高い人気を博しています。
マクラーレンセナの製造地は、イギリスのサリー州にあるマクラーレンのプロダクションセンターです。すべて手作業で行われているため、1台の車を製造するには約300時間を要し、1日で最大20台の車両が組み立てられます。
このように製造にかける手間と時間は、マクラーレンセナが持つ高い品質と価値を象徴しています。
日本での販売台数とプレミアムカーの販売手法
マクラーレンセナの日本での販売台数は公表されていません。しかし、マクラーレン・オートモーティブアジア日本代表の正本氏によると、日本国内には「十数台」が納車されているという情報がありました。
マクラーレンセナは発表時すでに完売
日本でのマクラーレンセナの発表は、2018年5月22日に増上寺にてジャパンプレミアが行われています。
マクラーレンセナが世界で初公開されたのが、ジャパンプレミアの2カ月前である2018年3月、スイス・ジュネーブで開催された「ジュネーブショー」です。
しかし、その時点ですでに完売が公表されています。
マクラーレンセナのスペック
マクラーレンセナのスペックです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 最高速度 | 335kph (208mph) |
| 0-100kph (62mph) | 2.8s |
| 0-200kph (124mph) | 6.8s |
| 最大出力 | 800PS (789bhp) |
| 最大トルク | 800Nm (590lbft) |
| エンジン排気量 | 3,994cc |
| 型式 | V8, 4.0L |
| 乾燥重量(最小) | 1,198kg (2,641lbs) |
マクラーレンセナはCFRP素材をふんだんに使用することで軽量化を実現しています。4.0リッターV8エンジンの車が1,198kgだなんて、信じられない軽さです。
世界中の量産メーカーも軽量化のためにこうした素材を使いたいのですが、コストが跳ね上がってしまうので、実現できずにいます。
スーパーカーメーカーだからできることでもあります。
なお、CFRPとは、Carbon Fiber Reinforced Plasticsの略で、「炭素繊維強化プラスチック」のことです。
プレミアムカーの販売手法
マクラーレンでは、アルティメットシリーズ前作である「P1」の場合、以前にマクラーレンF1を購入している人が購入条件とされていました。
P1
また、サーキット仕様である「P1GTR」は「P1」をすでに購入していることが条件となっています。
P1 GTR
これらの情報はWikipediaにも記載されており、マクラーレンが限定車や特別モデルに対して、特殊な販売手法を用いていることが分かります。このような販売戦略は、マクラーレンに限ったことではなく、フェラーリやランボルギーニの限定モデルでも採用されています。
プレミアムカーの販売手法は、限られた台数での生産と既存のオーナーを優遇することで、ブランドの希少性や特別感を強調しています。
マクラーレンの日本市場と今後の展望
2010年に誕生したマクラーレン・オートモーティブは、限られた人しか購入できないというイメージがあります。日本市場での販売実績や今後の展望について解説します。
日本市場での販売実績
マクラーレンは、2011年の日本市場参入からわずか7年で年間販売台数700台を記録し、大きく成長していることが分かります。現在では、マクラーレンの日本での累積販売台数は、約1600台と、国別の販売台数ランキングでアメリカ、イギリス、中国に続く第4位に位置しています。
また、エイベックスの松浦勝人会長が、自身のYoutubeチャンネルで「マクラーレンセナ」を披露したことで、大きく話題を呼んでいます。
マクラーレンの今後の展望
マクラーレンは、スポーツカーメーカーの中でもいち早く電動化に取り組んでいるブランドのひとつです。2013年には初のハイブリッド・ハイパーカーである「P1」を発表し、その後もスピードテールや量産型ハイブリッドモデルのアルトゥーラをリリースしています。
マクラーレンでは、将来的に全モデルに電動化要素を盛り込むといった計画もあります。このような今後の展望にも期待が高まっています。
まとめ
マクラーレンセナは世界限定500台の販売で、発表時点ではすでに完売している希少性の高い車です。超プレミアムモデルを手に入れるには、マクラーレンの過去の購入履歴が必要という購入条件が伴います。
日本での販売実績や電動化への進展を見ても、マクラーレンの今後の展望には高い期待が寄せられます。今後もマクラーレンの取り組みに注目していきたいですね！
以下、記事のまとめです。
- 限定生産: マクラーレンセナは世界で500台限定の生産であり、その希少性が車の価値を高めています。日本国内には「十数台」が納車されており、非常に限られた数のみが入手可能です。
- 価格設定: マクラーレンセナの価格は日本での定価が設定されておらず、購入時の為替相場によって決まります。日本向けの価格は約1億円～です。
- 製造工程: イギリスのサリー州にあるマクラーレンのプロダクションセンターで全て手作業で製造され、1台の車を製造するのに約300時間を要します。
- 高性能スペック: マクラーレンセナは最高速度335kph、0-100kph加速2.8秒という高性能を誇り、800馬力の出力と800Nmのトルクを持つ4.0リッターV8エンジンが特徴です。
- 購入条件と販売手法: 過去にマクラーレンの特定モデルを購入している顧客が優先されるなど、特別な購入条件が設けられています。このような販売戦略は、ブランドの希少性や特別感を高めるために用いられています。
ご覧いただきありがとうございます。
参照・引用：Wikipedia マクラーレンオートモーティヴ
