目次
- 1 【海外の評価】アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
- 2 アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie)はどんな車?
- 3 海外レビュー①:Aston Martin Valkyrie review
- 4 海外レビュー②:FIRST DRIVE! Aston Martin Valkyrie: An F1 Car For The Road | Henry Catchpole – The Driver’s Seat
- 5 海外レビュー③:2022 Aston Martin Valkyrie
- 6 アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie)のライバル車とその特徴
- 7 アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie)はどんな人におすすめ?
- 8 まとめ
【記事丸わかり】
⇒⇒アジア初上陸 公道用ヴァルキリー 納車されました アストンマーティン Valkyrie for public roads First landing in Asia Aston Martin |
【海外の評価】アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
アストンマーティン・ヴァルキリー(2021年~):Wikipedia
この記事では、アストンマーティンの最新モデル「Valkyrie」について、海外メディアのレビューを通じて詳しく解説します。
また、ライバル車についても触れ、この車がおすすめの人物像についても考察しています。
参考になさっていただけると幸いです。
アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie)はどんな車?
究極のスポーツカー
アストンマーティン・ヴァルキリーは、イギリスの自動車メーカー、アストンマーティンが製造・販売する高級スポーツカー(ハイパーカー)です。この車は、フォーミュラ1 (F1) のレッドブル・レーシングとの共同プロジェクトとして開発されました。
「ヴァルキリー」=「ワルキューレ」
ヴァルキリーという名前は北欧神話に登場する、戦死した英雄の魂を導く半神「ワルキューレ(Walküre)」の英語表記であり、アストンマーティンの特別なモデルに受け継がれてきた”V”のイニシャルが与えられています。
デザインと性能
ヴァルキリーは、アストンマーティンのスポーツカーの伝統とレッドブルのF1の先端技術を融合した究極のロードカーとして企画されました。
開発はQ by アストンマーティン・アドバンスド、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ、AFレーシングAGの協力により行われ、アストンマーティンのマレック・ライヒマン、レッドブルのエイドリアン・ニューウェイという双方のデザイン責任者が指揮しました。
エンジンのみで1014馬力
エンジンは英国のエンジンビルダー、コスワース製の6,500 cc自然吸気V型12気筒エンジンをミッドマウントし、最高出力は10,500 rpmで1,014馬力、最大トルクは7,000 rpmで740 Nmです。
ハイブリッドで1176馬力
ヴァルキリーのハイブリッドシステムはF1に導入された運動エネルギー回生システム (KERS) に似た機構で、162馬力・280 Nmのモーターアシストを加えると、最大出力は10,500 rpmで1,176馬力、最大トルクは6,000 rpmで900 Nmとなります。
価格と生産台数
価格は200〜250万ポンド(約3億2000万〜4億円)で、生産台数は150台限定で、予約完売となっています。
日本には11台がデリバリー予定です。
また、バリエーションとして、オープントップモデルのヴァルキリー スパイダー(85台)と、サーキット走行に特化したヴァルキリーAMR Pro(40台)が限定生産されます。
モータースポーツへの参入
アストンマーティンはレッドブルF1チームのスポンサーとなり、2018年にはタイトルスポンサーに就任して「アストンマーティン・レッドブル・レーシング」の名でF1に参戦しました。
また、スポーツカーレースのFIA 世界耐久選手権 (WEC) において2020-2021シーズンより最高峰クラスにハイパーカープロジェクトの第二弾として、ヴァルハラの開発を発表しています。
「F1カーのようなロードカー or ロードカーの振りしたF1カー」
アストンマーティン・ヴァルキリーは、その名の通り、戦場での英雄のような存在感とパフォーマンスを持つスポーツカーです。
アストンマーティンの伝統的なスポーツカーのデザインとレッドブルの最先端のF1技術が融合され、その結果、究極のロードカーが生まれました。
価格と生産台数は限定的であるものの、パフォーマンスとデザインは、自動車愛好家(※)の間で大きな話題となっています。
※「クルマ好きの大金持ち」のこと
海外レビュー①:Aston Martin Valkyrie review
https://www.autocar.co.uk/car-review/aston-martin/valkyrieのレビューから。英語のサイトです。
項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | 車内は狭く、二人で乗るのは不快です。一人で乗ると、足元のスペースは十分。エルボーのスペースは限られています。 |
ハンドルの感触 | ステアリングホイールにはほとんどのコントロールが統合されており、Urban、Sport、Trackの三つのシャーシ設定を切り替えるトグルスイッチがあります。 |
走行感覚 | フルスロットルにすると、エンジンの反応が速く、直感的なスリルがあります。まったく遅延はなく、即座に車を押し出します。 |
エンジンの音 | エンジンは非常に大きな音を立て、ヘルメットを着用していても1000rpmのアイドル時には激しく鳴り、振動がシートを通じて伝わります。 |
ブレーキの感触 | ブレーキペダルは、踏み始めの感触にあいまいさがあり、慣れるまではあまりいいものではありません。いったん慣れてくると、信頼に足る性能を発揮します。 |
エンジンのパワー | エンジンは温度が臨界レベルに達するとパワーを失い始めます。これが起こると、V12は自己保護のためにダウンレートし、レッドラインから徐々に落ちてきます。 |
モード変化 | Urbanモードではサスペンションが柔らかくなりますが、だからといって、豪華なクルーザーになるわけではありません。この車は戦士です。 |
海外レビュー②:FIRST DRIVE! Aston Martin Valkyrie: An F1 Car For The Road | Henry Catchpole – The Driver’s Seat
ポイント | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | ドライバーの足元よりも高い位置にヒールを配置するという、普通とは異なる種類のドライビングポジションが特徴。一度車内に座ると、そうした配置はすぐに自然に感じられる。 |
走行感覚 | 高速道路での走行でも速度感があり、それでいて驚くほど安定している。自信を持って運転できるような感覚がある。 |
ハンドルの感触 | ハンドルはスムーズで使いやすい。サーキットでの低速走行では、ハンドルの感触を判断するのは難しいが、運転そのものは難しくない。 |
エンジン音 | F1カーの音がする。エンジンの音は、ドライバーに非常に生き生きとした感覚を与える。 |
ブレーキの感触 | ブレーキペダルは良好な感触を持っている。ブレーキがどれほど固く感じるかについて懸念があったが、問題なし。 |
速度 | ヴァルキリーは大きなサーキットでも速度感がある。自信を持って運転できる。 |
ダウンフォース | ストレートでの走行中やコーナーでの走行中には約600-700キログラムのダウンフォースがある。オプションのトラックパックを選択すると、ダウンフォースは約1900キログラムまで上がる。 |
総評 | ヴァルキリーの乗車体験は、強力で官能的なV12エンジンと、ワイルドで極端なレースカーの感覚の組み合わせにより、ドライバーが真に生き生きと感じることができる。 |
海外レビュー③:2022 Aston Martin Valkyrie
https://www.caranddriver.com/aston-martin/valkyrieのレビューから。英語のサイトです。
項目 | 内容 |
---|---|
デザイン | フューチャリスティックなスタイリング。次世代のレースや映画「トランスフォーマー」に登場しそうな外観。 |
乗り心地 | キャビンは狭く、内部は非常に騒音が大きいため、耳栓が必要。 |
ハンドリング | バーレーン国際サーキットでのテストドライブでは、単なる数字を超えたマシンであると感じた。 |
走行感覚 | ハイブリッドV-12パワートレインは驚異的な1139馬力を発生し、0から60マイル/時までの加速時間は2.5秒、電子制御による最高速度は220マイル/時。 |
価格 | 約350万ドルから。生産は非常に限定的。 |
内装 | ティアドロップ形状のコックピットには2人が座ることができ、乗客はリクライニングした足上げ位置に配置される。現代のフォーミュラ1レースカーに似た座席位置。 |
特別なタッチ | ドライバーの視覚的な混乱を減らすため、車のすべてのスイッチ類はステアリングホイールに配置され、重要な情報はディスプレイスクリーンに映し出される。 |
アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie)のライバル車とその特徴
アストンマーティン・ヴァルキリーのライバル車とその特徴をまとめました。
車種 | 特徴 |
---|---|
マクラーレン・セナ | 高いダウンフォースとエアロダイナミクス性能を有し、サーキット走行で極めて優れた特性を発揮する。流麗なボディーデザインはマクラーレンの象徴ともいえる。1億円~。 |
フェラーリ・SF90ストラダーレ | 高性能なハイブリッドシステムを搭載し、驚異的なスピード性能を持つ。電気モードでも走行可能なエコパフォーマンスを兼ね備える。5436万~。 |
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ | 大胆で個性的なデザインと卓越したハンドリング性能が特徴。ランボルギーニらしい攻撃的なスタイリングが際立つ。5727万~。 |
ポルシェ・911 GT3 | トラック走行性能が優れている。スポーティーかつ洗練されたデザインがポルシェのブランドイメージを反映。2628万~。 |
これらの車両は、それぞれが持っている特徴が、それぞれのブランドの個性を表しています。ですが、お値段的に言うと、どれもヴァルキリーのライバルとは呼べませんね。安すぎます。ヴァルキリーは約3億2000万〜4億円です。格が違いすぎる。
アストンマーティン・ヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie)はどんな人におすすめ?
アストンマーティン・ヴァルキリーは、下記のような人々におすすめです。
- スーパーカー愛好家: アストンマーティン・ヴァルキリーは、高い動力性能と優れたエンジニアリングで知られています。スーパーカー愛好家が求めるパフォーマンスを完璧に満たします。
- レーシング愛好家: この車はレーシングカーに非常に近い設計がなされており、公道でのドライブでもレーストラックでのような体験ができます。ただ、本当にそういう運転をすると逮捕されます。
- ラグジュアリー好き: ユニークなデザインとエクスクルーシブな性質は、高級車や独自のデザインを好む人々にとって魅力的です。ただし、乗り心地はラグジュアリーではなく、ストイックであり、マゾヒズムの性質がないと乗れない車です。
- 車のコレクター: この車は限定生産モデルであり、世界中の高級車コレクションに新たな一品を加えたいと考える人々にとってこの上ない価値があります。
- お金が有り余って他に使い道がない人:これは説明不要ですね。
まとめ
本記事では、アストンマーチンのValkyrieについて、性能やデザイン、海外メディアの評価を詳しく解説しました。
Valkyrieは、圧倒的なパフォーマンスと美しいデザインで、世界中から高い評価を受けていることが分かりました。
特に、エンジン性能や空力性能は、他のスーパーカーと比較しても一際目立つ特徴であり、海外メディアからも高く評価されていました。
本記事を通じて、Valkyrieの魅力を感じていただけたらうれしいです。
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