目次
- 1 【海外の評価】ロールスロイス スペクターEV(Rolls-Royce Spectre EV):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
- 2 ロールスロイスとは: 伝説の高級車ブランドの歴史と進化
- 3 「ロールスロイス」というブランドの特徴
- 4 ロールスロイスの現行ラインナップ
- 5 スペクターEVのスペック・発売時期
- 6 【海外レビュー①】Review: Rolls-Royce Spectre EV
- 7 【海外レビュー②】Rolls-Royce Spectre first-ever Rolls EV ⚡ REVIEW
- 8 【海外レビュー③】Review: 2024 Rolls-Royce Spectre EV charms with effortless extravagance
- 9 ロールスロイス スペクターEVのライバルと目される車は?
- 10 ロールスロイス スペクターEVはどんな人におすすめ?似合う人の人物像は?
- 11 他の高級車でなくロールスロイスでなければならない理由は?
- 12 まとめ
【記事丸わかり】
これらのポイントから、ロールス・ロイス スペクターEVは、革新的な電気自動車技術と伝統的な豪華さを兼ね備え、高級車市場での新たな基準を設けていることが伺えます。 参考動画⇒⇒最低価格4800万円、ロールス・ロイス初の超高級EVの実力は?(2024年4月25日) |
【海外の評価】ロールスロイス スペクターEV(Rolls-Royce Spectre EV):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
ロールスロイス スペクターEV、それはまさに伝説的な高級車ブランドが電気自動車市場に足を踏み入れた、新たなる挑戦の象徴です。
この記事では、あなたにスペクターEVの魅力を余すことなくお伝えします。さまざまな海外メディアの試乗レビューから得た深い洞察をもとに、その全貌を解き明かします。
また、1906年の誕生から現在までのロールスロイスの歴史と進化についても触れ、その背景を理解することで、スペクターEVの価値をより深く感じていただけるでしょう。
ロールスロイスとは: 伝説の高級車ブランドの歴史と進化
起源と成長
ロールスロイスの起源とその後の成長過程を見てみましょう。
起源
ロールスロイスの起源は1906年にイギリスで設立された製造業者、ロールス・ロイス社 (Rolls-Royce Limited) に遡ります。
二つの会社への分裂
現在、ロールス・ロイスは二つの独立した会社となっています。一つは1973年に設立された航空機エンジンや船舶・エネルギー関連機械などを製造・販売しているイギリスの工業メーカー、ロールス・ロイス・ホールディングス。
もう一つはドイツの自動車会社BMWが1998年に設立し、「ロールス・ロイス」ブランドの乗用車を製造・販売している自動車会社、ロールス・ロイス・モーター・カーズです。
ロールス・ロイスの製品とイノベーション
初期の製品ライン
ロールス・ロイスは、航空機用エンジンや乗用自動車の製造を行うイギリスのメーカーとして1906年に設立されました。
ベントレーの買収
1931年には同じイギリスのスポーツカーメーカーであるベントレーを買収し、特に乗用車製造においては高級車の代名詞となりました。
航空機エンジンの開発
第二次世界大戦をきっかけにジェットエンジンの製造技術を蓄積し、数々の革新的な航空機用エンジンを世に送り出し、西側諸国の安全保障上重大な役割を担うまでに成長しました。
経営の困難と再生
経営の悪化
しかし、1960年代になると、乗用車製造における技術革新の遅れ、更には新たに開発・発売した航空機用ジェットエンジン「RB211」による損失の拡大などのために経営が悪化しました。
国有化と分離
そのまま1971年に経営破綻し、イギリス政府によって国有化されました。
1973年、国有会社となっていたロールス・ロイス社のうち自動車部門(ベントレーを含む)のみが分離され、イギリスの製造会社・ヴィッカーズに譲渡されました。
ロールス・ロイス・モーターズの設立
この再び民営化された自動車部門は、ロールス・ロイス・モーターズ (Rolls-Royce Motors) と命名され、ロールス・ロイス車の製造・販売を継続することとなりました。
ブランドの分離と再統合
ブランドの分離
1998年、ヴィッカーズはロールス・ロイス・モーターズの売却を計画し、最高額を提示したフォルクスワーゲンがその買収に成功しました。
しかし、この際、ロールス・ロイスのブランド名やロゴタイプなどはBMWに譲渡されるという捩じれが生じました。
ブランドの再統合
その後、フォルクスワーゲンとBMWの協議の結果、2003年1月からはロールス・ロイスの製造販売はBMWが、ベントレーの製造販売はフォルクスワーゲンが行うこととなりました。
BMWは同年、ロールス・ロイス・モーター・カーズという自動車会社を設立、社屋や工場を新築し、独自に開発した「ロールス・ロイス」の製造販売を開始しました。
ブランドの現状
ロールス・ロイスはその豊かな歴史と伝統、そして革新的な技術開発を通じて、世界の高級車ブランドとしての地位を確立しました。その名は今日でも高級と品質の象徴、とりわけ<成功者の象徴>として広く認識されています。
「ロールスロイス」というブランドの特徴
ロールスロイスは、1906年に創業されたイギリスの自動車メーカーです。世界最高峰の高級車を製造していることで知られ、その歴史は100年以上にわたります。
ロールスロイスの魅力は、圧倒的な存在感と優れた走行性能にあります。
ロールスロイスの車は、一部を除き多くの工程が手作業で製造され、細部までこだわり抜かれた仕上がりです。
また、ロールスロイスのエンジンは、最高級の素材と技術を駆使して作られており、最高のパフォーマンスを発揮します。
ロールスロイスは、世界中の富裕層から愛されています。
その理由は、ロールスロイスが提供する究極の贅沢と優雅さにあります。ロールスロイスの車に乗れば、まるで王様になったかのような気分を味わうことができます。
ロールスロイスは、単なる車ではありません。それは、ステータスシンボルであり、人生の最高峰を象徴するものです。
ロールスロイスを所有することは、夢を叶えることであり、人生を豊かにすることです。
ロールスロイスの車とは何か、と問われると、次のような答えになるでしょう。
- 世界中の富裕層の視線の先にある究極の象徴
- 成功者のステータスシンボル
- 人生の最高峰を象徴するもの
要するに、ロールスロイスは、世界最高の高級車ブランドです。
(参考:Wikipedia)
ロールスロイスの現行ラインナップ
ロールスロイスの現行モデルラインナップは以下の通りです。
英語モデル名 | 日本語モデル名 | 特徴 |
---|---|---|
Spectre | スペクター | これまでで最もパワフルなロールス・ロイス。 |
Phantom | ファントム | ロールスロイスのフラッグシップモデル。 |
Phantom Extended | ファントム エクステンデッド | ファントムのエクステンデッドバージョン。 |
BLACK BADGE GHOST | ブラック・バッジ・ゴースト | ゴーストのスポーティバージョン。 |
Ghost | ゴースト | ロールスロイスのエントリーモデル。 |
Ghost Extended | ゴースト エクステンデッド | ゴーストのエクステンデッドバージョン。 |
BLACK BADGE CULLINAN | ブラック・バッジ・カリナン | カリナンのスポーティバージョン。 |
Cullinan | カリナン | ロールスロイスのSUVモデル。 |
BLACK BADGE WRAITH | ブラック・バッジ・レイス | レイスのスポーティバージョン。 |
Wraith | レイス | クーペタイプのモデル。 |
BLACK BADGE DAWN | ブラック・バッジ・ドーン | ドーンのスポーティバージョン。 |
Dawn | ドーン | ロールスロイスのコンバーチブルモデル。 |
(Cornes)
スペクターEVのスペック・発売時期
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | ロールス・ロイス・スペクター |
日本国内初披露日 | 2023年6月30日 |
サイズ | 全長5,315mm、全幅2,150mm、全高1,540mm |
ボディータイプ | 2ドアクーペ |
乗車定員 | 4人 |
車重 | 2890kg |
空気抵抗係数 | 0.25 |
ホイール | 大径23インチ |
インテリア特徴 | 星に見立てた4796個の光源を組み込んだ「スターライトドア」、5584個の星を飾った「イルミネーテッド・ファシア」 |
デジタルアーキテクチャー | 「SPIRIT(スピリット)」 |
ボディー剛性 | ロールス・ロイスの従来モデル比で30%増 |
バッテリー容量 | 100kWh |
パワーユニット | 最高出力585PS、最大トルク900N・m |
0-100km/h加速 | 4.5秒 |
一充電走行距離 | WLTPモードで530km |
最高速度 | 250km/h |
特別仕様車 | 「Prophecy(プロフェシー)」 |
特別仕様車の色 | 「ウィッタリングス・ブルー」 |
オーダー受け付け開始 | すでに開始※2023年7月時点 |
価格 | 4800万円から※「から」に注意…..笑 |
デリバリー開始予定 | 2023年の第4四半期 |
以下、海外自動車メディアの試乗レビューをご覧ください。
【海外レビュー①】Review: Rolls-Royce Spectre EV
wired.comのレビューから。英語のサイトです。
項目 | 詳細 |
---|---|
デザイン | ブランドの歴史に根ざしたデザイン。内外ともにロールスロイスらしい。マフラーのテールパイプの欠如だけがEVのステータスを明らかにする。 |
外観の特徴 | グリルはロールスで最も広く、空気抵抗を減らすために設定されている。エンブレムも微妙に空力性を向上させるために再設計されている。 |
内装 | 革と職人技の海。深いカーペットは、訪れるどの高級ホテルよりも優れている。”starlight”の内装がドアまで広がっている。 |
運転モード | ロールスロイスが設定した1つの運転モードしかない。ただし、ブレーキ回生をオンまたはオフにするボタンがあり、ワンペダル運転が可能。 |
ステレオ | ロールスロイス独自のオーディオシステムは驚異的。全ての周波数が丁寧に扱われ、何も失われない。 |
デジタルインストゥルメントディスプレイ | ロールスロイスで初めて導入され、最も美しいバージョン。 |
運転感覚 | ブランドが目指すのは、他のモデルと同様に、道路を静かに滑るように走行すること。EVであることがこの点で特に有利に働いている。 |
加速 | アクセルペダルを踏むと、車はBMW最大のモーターを使って前方に飛び出す。 |
ブレーキ | ブレーキは素晴らしい仕事をしているが、強く押すと、非常に急速に停止させる様に車の質量を強く感じさせる。 |
ハンドリング | スポーティに運転すると、車の大きさを感じさせないハンドリングが出現するが、完全には管理できないほどのパワーがある。 |
バッテリー | 大きなバッテリーによる実際の航続距離はおそらく300マイル(約480km)未満。 |
総評 | 重量を考慮すると、加速は驚異的、乗り心地は美味しく静か。新しいパワートレインは新たなドライブ体験を提供し、ブランドが持つ豪華な価値を裏切ることはない。 |
【海外レビュー②】Rolls-Royce Spectre first-ever Rolls EV ⚡ REVIEW
項目 | 詳細 |
---|---|
デザイン | ロールスロイスの伝統的なデザイン要素を保持しつつ、流線型のデザインが特徴。 |
カラー | Wittering Blue(ウィッテリングブルー)という明るい青色。 |
インテリア | マットウッドと明るいブルーのインテリア。 |
ドア | 自動で開閉する。 |
ハンドル | 大きなハンドルが特徴で、リラックスして運転する雰囲気を醸し出す。 |
シート | 高級感があり、詳細に注意が払われている。ただし、動物の皮を使用している点は残念。 |
乗り心地 | バッテリーが車の床に配置されているため、重心が低く、これまでのロールスロイスよりも優れた乗り心地が期待できる。 |
走行感覚 | 車全体の剛性が30%向上。また、後輪ステアリング機能(つまり4輪操舵)により、低速時にはより敏捷性があり、高速時には安定性が向上する。 |
ブート(トランク) | 高さに制限はあるものの、長さは十分で、2人分の荷物を収納するのに問題なし。 |
【海外レビュー③】Review: 2024 Rolls-Royce Spectre EV charms with effortless extravagance
motorauthority.comのレビューから。英語のサイトです。
項目 | 詳細 |
---|---|
乗り心地 | 非常に静かで滑らかな乗り心地。”magic carpet ride”と呼ばれるサスペンションが使用され、アクティブダンピングと四隅のエアサスペンションが組み合わさっている。 |
走行感覚 | スピード制限を大幅に超えても、爆発したような感覚はない。 |
ハンドルの感触 | ハンドルは軽い感触で、四輪操舵により、狭くて凹凸のある裏道でも驚くほどうまく対応する。 |
内装 | 非常に静かで、アクティブノイズキャンセルなどの電子的手段を使用せずに、驚くほどの静寂と静けさを実現。 |
サウンド | V12のロールスの他の車両のような音ではないが、異なる体験を提供している。 |
インターフェース | ゲージクラスタのレイアウトから気候制御まで、Spectreのコントロールインターフェースポイントは魅力的でシンプル。 |
価格 | 米国でのスタート価格は$422,750(目的地手数料$2,750を含む)。テスト車両はおそらくそれ以上の価格になる。※ドル・円レート140円で計算すると約5960万円 |
ロールスロイス スペクターEVのライバルと目される車は?
以下の車種は、ロールスロイス スペクターEVと同じ高級車市場をターゲットにしていますが、その特性や提供する価値は異なります。
車名 | メーカー | 特徴 |
---|---|---|
スペクターEV | ロールスロイス | 伝統的なロールスロイスらしさを継承したデザインと、最新の電気自動車技術を融合させたモデル。静寂性と高級感で他の車種と一線を画しています。 |
エア | ルーシッドモーターズ | 約830kmという世界最長の電気自動車走行距離を誇り(2020年の発売時)、広々としたモダンな内装が特徴。 |
EQS | メルセデスベンツ | 驚異的な技術と贅沢な快適さ、競争力のある走行範囲(約700km)が特徴。コクピットに広がる、横長のスクリーンと3つのディスプレイが圧巻。 |
ベンテイガPHEV | ベントレー | ベントレーのフラッグシップSUVをプラグインハイブリッド化したモデル。フル充電だと電気だけで約50kmを走行可能。モーターとエンジンを組み合わせた総航続距離は約858km。 |
タイカンクロスツーリスモ | ポルシェ | ポルシェ初の電動スポーツカーであるタイカンのクロスオーバーモデルであり、オフロード走行にも対応。高いパフォーマンスとスポーティな走行性能を持ちながら、EVならではの静かで滑らかな走りも実現。 |
R1S | リビアン | 3列の座席、高級なキャビン、全電動パワートレインが特徴。兄弟車であるR1Tと同様の特性を持っています。リビアン・オートモーティヴは2009年に設立された米国のEVメーカー。 |
これらの車両は、いずれもスペクターEVと同様に、超高級EVとして優れた性能を備えています。スペクターEVを購入する際には、これらの車両も検討してみてはいかがでしょうか。
とは言え、<車格>という面で見ると、スペクターEVが一歩抜きん出ています。
ロールスロイス スペクターEVはどんな人におすすめ?似合う人の人物像は?
人物像 | 説明 |
---|---|
成功者 | ビジネスや芸術、スポーツなどで成功を収めた人。スペクターEVはそのステータスを象徴する一方で、その革新的な技術は前進を止めない精神を反映しています。 |
環境意識の高い人 | 地球環境を守ることを生活スタイルに反映させている人。スペクターEVは電気自動車としてCO2排出を削減し、環境に配慮したラグジュアリーを提供します。 |
静寂を愛する人 | 静けさと平穏を求め、それが高級感とリラクゼーションにつながると考える人。スペクターEVはエンジン音がないため、静寂なドライブを実現します。 |
新しい体験を求める人 | 新しいテクノロジーやトレンドに興味があり、それを自身のライフスタイルに取り入れたいと考える人。スペクターEVは最新の電気自動車技術を採用し、新たなドライビング体験を提供します。 |
他の高級車でなくロールスロイスでなければならない理由は?
ロールスロイスを選ぶ理由は、ブランドが持つ独特の価値と、他の高級車ブランドとは一線を画す特性にあります。以下にその主な理由を挙げます。
- 無比のクラフトマンシップ:ロールスロイスの車は、一部の工程を除き、一台一台が手作業で製造され、細部までこだわり抜かれています。ロールスロイスの車は他のどの車とも比較できないほどの品質と精度を持っています。
- 極上の快適さ:ロールスロイスの車は、乗り心地の良さで知られています。エアサスペンションや静音技術など、乗り心地を最高にするための技術が数多く採用されています。
- 独自のデザイン:ロールスロイスの車は、独特のデザインで一目で識別できます。エレガントで洗練されたデザインは、所有者の優雅さと洗練さを象徴します。
- ステータスシンボル:ロールスロイスの車は、所有者が成功を収めた証とされています。「ロールスロイス」というブランド名だけで、所有者の地位と成功を表現することができます。
ロールスロイスの車を選ぶ人々は、このような理由によって、他のクルマでなくロールスロイスを選んでいると推測されます。
まとめ
【海外の評価】ロールスロイス スペクターEV(Rolls-Royce Spectre EV):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!・・・このテーマで解説しました。
ロールスロイス スペクターEVは、ブランドの伝統的なデザインと最新の電気自動車技術が見事に融合した一台です。
その静寂性と高級感は他の追随を許さないレベルにあります。試乗レビューでもその静かで滑らかな乗り心地、力強い加速、そして豪華で心地よい内装が高く評価されています。
また、「アーキテクチャ・オブ・ラグジュアリー」プラットフォームを採用したことで、風切り音やロードノイズがほとんど感じられない静寂性を実現しています。
これらの特性が、スペクターEVが超高級EV市場で圧倒的な存在感を放つ理由です。
記事の中では、とりあえずライバル車としていくつか候補を挙げましたが、実際のところ、ロールスロイス スペクターEVに興味がある人が、それらの車に現実に触手を伸ばすことはちょっと考えられません。
まったくもって唯一無二の存在、それがロールスロイス スペクターEVです。
ご覧いただきありがとうございました。
◎みんなどうしてる?車購入のための理想的な支払いプランとその秘訣