目次
【記事丸わかり】
|
ベントレーは買ってはいけない?どこの国のクルマ?怖いという声が
Bentley Flying Spur :Wikipedia
ベントレーは買ってはいけない?このような疑問に対して、一部の人々から怖いという声があります。本記事では、なぜベントレーが怖いと言われるのか、その真相に迫ります。
また、ベントレーがどこの国のクルマか混同している人もいるでしょう。現在のベントレーが超高級車ブランドとして世界中から支持されている理由を、歴史を通して紐解きます。
ベントレーは買ってはいけないクルマ?
高級車であるベントレーについて、一部の人々から「買ってはいけない」「怖い」という声が出ています。こちらの章では、そのように言われる理由を考察します。
故障するのが怖い
ベントレーは故障率が高く、「心配=怖い」つまり、買ってはいけないクルマとして不安視する声が多く存在しています。
イギリスの自動車保険を取り扱うWarranty Direct社による信頼性調査では、全39メーカーのうちベントレーは38位にランクインしており、ワースト2位という結果です。
特に、日本車メーカーが上位を独占していることから、輸入車は故障しやすいという認識が広まっています。
修理費用が怖い
ベントレーの部品は高品質である反面、限られた数の特注品であることから、修理費用が高額になることがあります。小さな部品でも10万以上、ブレーキやエンジンなどの主要部分の修理では100万円以上になる場合もあります。
突然の事故や故障が起きた場合には、高額な修理費用が予想され怖いと感じる人もいるようです。そのため、所有者は維持費用に十分な予算を確保しておく必要があります。
安い中古車は怖い
安すぎるベントレーの中古車は、のちに「怖い」思いをするかもしれません。中古市場では、新車価格が2000万円以上するベントレーが200万円台で手に入れることが可能です。
これらの安い中古車には、過去の事故や不具合が隠されている場合があるため、慎重に検討する必要があります。ベントレーのメーカー保証が3年で48,000kmである事を考えると、5万キロを超えた辺りからトラブルが増えてくると予想されます。
中古車価格より修理費用が高くついた、という話もよく聞かれるので、安すぎる中古車の購入は慎重な判断が必要です。
ベントレーはどこの国のクルマ?
ベントレーはどこの国のクルマなのか、歴史を紐解きます。
ベントレーはイギリスで生まれた車
ベントレーは、1919年に創業した歴史のあるイギリスの高級車メーカーで、エリザベス女王も専用車に指定するほどの格式を誇ります。ル・マン24時間レースでは、5回の優勝を飾り、高性能スポーツカーメーカーとして世界の富裕層から愛されています。
1931年からロールスロイスの傘下
1920年代後半の世界恐慌によりベントレーは経営不振に陥り、1931年にはイギリスの高級車メーカーであるロールスロイスに買収されました。ロールスロイスの意向により、ベントレーのレース活動は一時封印されています。
1998年にはフォルクスワーゲンが買収
長らくロールスロイスの姉妹車を製造していたベントレーは、1998年にドイツのフォルクスワーゲンの傘下となりました。現在は、VWグループ内で「プレミアムブランド」として位置づけられ、アウディと共に電動化戦略を推進しています。
ベントレーはドイツの技術力でイギリスの伝統を復活させた車
ベントレーは、2001年EXPスピード8でモータースポーツに復帰しています。参戦3年目となる2003年のル・マン24時間レースでは、21世紀になって初めて、通算で6度目の総合優勝を成し遂げています。
このようにベントレーはイギリスの自動車メーカーの伝統を、現在のドイツの技術力で復活させたのです。
まとめ
『ベントレーは買ってはいけない?どこの国のクルマ?怖いという声が』のテーマで解説しました。
以下、記事のまとめです。
- 故障率の高さ: ベントレーは故障率が高いため、一部の人々からは「買ってはいけない」とされ、特に信頼性調査でワースト2位にランクされるほどです。
- 修理費用の高さ: ベントレーの部品は高品質で特注品が多いため、修理費用が非常に高額になります。これが、ベントレーを「怖い」と感じる理由の一つです。
- 中古市場のリスク: 新車価格が非常に高いにもかかわらず、中古市場で異常に低価格で売られているベントレーは、将来的に高額な修理費用がかかる可能性があるため、注意が必要です。
- 国籍の背景: ベントレーはイギリスの高級車ブランドで、ロールスロイスに買収された歴史があります。現在はドイツのフォルクスワーゲングループの一員であり、イギリスの伝統とドイツの技術力が組み合わさっています。
- 維持費の確保: ベントレーの所有者は維持費用に十分な予算を確保しておく必要があります。高額な修理費用に直面する可能性が高いため、経済的な準備が求められます。
こちらの記事も読まれています