【記事丸わかり】
⇒⇒【初心者必見!!】女子ソロキャンパーがキャンプを快適に過ごすために必要な安全対策 |
【プチ調査】ソロキャンプ女子の事件簿:危険を知って安全に楽しむ10の方法!
コロナ禍の密を避けられるとして、キャンプブームが続いていますよね。最近では、女性1人でキャンプをする「ソロキャンプ女子」も増えています。
自然に囲まれながら自分だけの時間を過ごせるソロキャンプですが、女性一人で行くことに不安を感じている人も多いはず。そこで今回は、キャンプ場で起きるソロキャンプ女子の事件簿を徹底調査します。
危険を知って安全に楽しむ方法を紹介しますので、ソロキャンプ女子デビューをしたい方は必見です。
ソロキャンプ女子の事件簿
家族や仲間とキャンプをワイワイ楽しむのもいいですが、誰にも邪魔されず非日常を楽しめるのがソロキャンプ女子の醍醐味ではないでしょうか?しかし、女性1人のキャンプには危険がいっぱいです。
実例をもとに、ソロキャンプ女子の事件簿を紹介します。
ソロキャンプ女子の事件簿①盗難被害
ソロキャンプ女子に限ったことではありませんが、キャンプブームの到来で全国各地のキャンプ場で盗難被害の報告が出ています。
- 北海道で時価3万円のクーラーボックスが盗まれた
- 寝てる間にキャンプ用品がなくなった
- 夜中に車上荒らしにあった
- 盗まれたキャンプ道具がフリマサイトで転売されていた
など財布やスマホといった貴重品だけではなく、寝ている隙にキャンプ道具が盗まれる被害が相次いでいます。近年ではキャンプグッズの需要が高まり、高値で取引されるキャンプギア(キャンプに使う道具)が多いので、転売目的での被害が加速しています。
ソロキャンプ女子の場合、テントから戻ってきた時にカトラリーがなくなっていた、朝起きたら外にあったチェアが持って行かれていた事件報告も。さらに、目を離した隙にテントがナイフで切り裂かれていた、ビール片手に近づいてきて仲良く話し込んでいたら、その隙に仲間がキャンプギアを盗んでいたという悪質な手口もあるようです。
キャンプ場での盗難事件はキャンパーすべてに起こりうる被害ですが、特にソロキャンプ女子はターゲットになりやすいので気を付けなくてはいけません。
ソロキャンプ女子の事件簿②おせっかいおじさん
ソロキャンプ女子には、「おせっかいおじさん」と呼ばれる、いわゆる教え魔が寄ってきやすいのが特徴です。女子1人だと分かると「テント設営してあげようか?」「何か手伝ってあげようか?」と、お願いもしていないのに交流を図ってこようとする男性キャンパーがいるのだとか。
中には親切心で声をかけてくれる方もいるかもしれませんが、ナンパ目的の可能性も否定できません。次の章では、安全に楽しむ方法の中で「ソロキャンプ女子と悟られない方法」をお伝えしています。
怖い事件に発展する前に、事前に対策をしておきましょう。
ソロキャンプ女子の事件簿③マナー違反が多い
キャンプブームに乗っかって、キャンプ人口が増える中でマナーやモラルを守れない人が急増しています。ソロキャンプ女子が困っていることに、以下のようなマナー違反もあげられます。
- ゴミの放置
- 路上駐車
- たき逃げ(※焚火の片付けをしないでそのまま帰ってしまう)
- 火の粉がテントに飛び散ってくる
- 炊事場が占領される
- 車のドアの開け閉めの音がうるさい
- 酔っぱらって深夜まで大声で話す
- 爆音で音楽を流す
- 洗剤を使ってコンロや鉄板を川で洗う
休日の一人時間を満喫するためにソロキャンプを楽しんでいるのに、酔っ払いの大声や爆音で、せっかくの休日が台無しになることも。ゴミの放置やたき逃げをする利用者も多く、ソロキャンプ女子が不愉快になる場合もあります。
迷惑行為を注意したことでトラブルや事件に巻き込まれる可能性もあるので、キャンプ場選びは慎重に行いましょう。ソロキャンプ女子におすすめのキャンプ場は、次章で紹介しています。
ソロキャンプ女子の事件簿④動物の被害
野生動物は、キャンプ場に美味しいものがあることを知っている賢い動物ばかり。
- 寝てる間に食べ残した食材を食い散らかされた
- カラスが頭上から狙っていて怖かった
と、多くのキャンパーから被害が報告されています。また、山でのキャンプで特に気を付けたいのが「ブヨ」です。
ブヨに刺されると痛みやかゆみを伴い、患部を掻くと傷跡が残ってしまう場合もあるので、女性の方は注意が必要です。
ソロキャンプ女子の事件簿⑤水没、鉄砲水
過去には中洲のキャンプ客が鉄砲水により、増水した川に流されたという事故もありました。また、海沿いでソロキャンプをしていたら、潮が満ちてきてテントが水没したといった実例もあります。
キャンパー初心者が無知でソロキャンプをするのは、とても危険です。できれば複数人で経験を積み、中、上級レベルまで行ってから始めるのがいいでしょう。
危険を知って安全に楽しむ10の方法
ここまでは、ソロキャンプ女子に起こった事件簿をまとめました。ソロキャンプ女子は仲間との連携がないため、危険の予知ができず事件に巻き込まれやすい点がデメリットです。
この章では、安全に女性1人のソロキャンプを楽しむ10の方法を解説します。
①管理人のいるキャンプ場を選ぶ
ソロキャンプ女子が1人でキャンプをする場合、管理人常駐のキャンプ場が安心です。施設によっては管理人の常駐時間が昼間だけのところもありますが、できれば24時間常駐、夜間巡回しているところがいいでしょう。
管理人常駐のキャンプ場では
- タープやテントが設営できない
- キャンプ道具の使い方が分からない
- 急に雨が降ってきた時どうしたらいい?
といった緊急時の対応はもちろん、分からないこともすぐに相談できるのがメリット。また、管理人のいるキャンプ場なら清掃が行き届いているので、トイレや洗い場、ゴミ捨て場など衛生面の心配がなく利用できますよ。
ソロキャンプだからといって、人気がない場所を好む人は要注意!危険な事件に遭遇しないためにも「予約する際に女性1人で行く」ことを伝え、事前に男性が少なそうな場所を教えてもらうと安心です。
②区画サイトが決まっているキャンプ場を選ぶ
キャンプ場には主に、フリーサイトと区画サイトの二種類があります。
フリーサイト | 好きな場所にサイトを作れる。 自由度が高く大人数や、ベテランキャンパー向け |
区画サイト | 区切られた敷地の中で指定のスペースを割り当てられるキャンプサイト、ソロキャンパー女子におすすめ |
初心者の方やソロキャンプ女子には、テントを張る場所が決められている区画サイトがおすすめ。区画サイトは他のキャンパーとの距離がある程度保てるため、プライベートを確保しつつ、1人きりになる心配がありません。
誰でも入れるフリーサイトに比べて、盗難被害にも遭いにくいでしょう。また、専用炊事場、AC電源、温泉を供えたキャンプ場もあるので、安心して1人キャンプを楽しめる環境も整っています。
③見晴らしの良い場所を確保する
管理人のいる区画サイトで予約をしたら、見晴らしの良い場所にテントを張りましょう。ソロキャンプ女子は、現実逃避したい、1人でゆっくり過ごしたいと静かな場所を選びがちです。
しかし、静かな場所は人目につきにくく、野生動物の被害や盗難リスクも高まります。トイレや洗い物でテントを離れても、常に自分のテントが見える場所を確保しましょう。
財布や鍵、スマホなどの貴重品は、小さなショルダーバッグに入れて常に身に着けておくように心がけてください。
④ソロキャプ女子ということを悟られないようにする
テントや椅子の色が女の子っぽい、化粧品や可愛いポーチを持っているなど、女性1人だと分かるようなアイテムは、狙われる要因です。肌を露出した服や女性らしさを出した服装でキャンプ場に来るのはもってのほか。
女性1人ということを悟られないようにするには、
- 2~3人用のテントを使用する
- 男性用の大きめのサンダルをテントの入り口に並べる
- 常時テント内に明かりを灯して人がいるように見せかける
対策をしましょう。盗難や痴漢被害に遭わないためにも、防犯意識を持つことが大切です。
⑤初心者感を出さない
おせっかいおじさんが近づかないようにするには、初心者感を出さないことが肝心。おどおどしている、困った表情をしていると、手を貸してあげようと気軽に近づいてくる人もいます。
声をかけてくる人は、全てが良心的な人だとは限りません。しつこくされたり、お酒に誘われたりと必要以上に話しかけられる場合もあるので、テント設営や火おこしは最低限できるようになってからソロキャンプを楽しみましょう。
女子の1人の力では薪割りに苦戦することもありますよね。おせっかいおじさんが寄ってくる前に、あらかじめ割っておいたり、細かくなっている角材を購入したりして対策しておきましょう。
⑥近くのキャンパーに挨拶する
ソロキャンプ女子は、お隣さんや近くのキャンパーに挨拶をしておくと、お互いに防犯意識が高まるので、盗難リスクを減らせます。緊急時、天候急変、災害時も声を掛け合うことが大切です。
⑦夜の過ごし方に注意
ソロキャンプ女子は、人目が付きにくい夜間に事件が起こる場合が多いので、夜の過ごし方には注意が必要です。
- テントを施錠する
- テント内のライトを常時点灯する
- テント内でラジオを小さな音で鳴らしておく
- 熊よけ鈴やベルを付けておく
といった対策をしましょう。明るい昼間のうちに目星をつけられて、夜に盗難することもあるので、夜間のテントの施錠は必須です。ダイヤルロック式や、指紋認証型の南京錠もあるので、鍵の紛失を心配せずに使えるアイテムを準備しておきましょう。
夜間は残った食材を漁りに野生動物が出現することも。音を出して警戒させて、危険な動物との遭遇の機会を減らしましょう。
⑧防犯アイテムを用意しておく
ソロキャンプ女子には、次のような防犯アイテムが欠かせません。
- 防犯ブザー
- 人感センサー
- 防犯カメラ
- 電波遮断ポーチ
防犯ブザーはすぐに使えるように、必ず身に着けておきます。また、人の動きを察知して自動で点灯する人感センサーも、防犯面に役立ちます。
車上荒らし対策には、防犯カメラの設置やスマートキー用の電波遮断ポーチが便利です。※電波遮断ポーチは車両盗難の手口であるリレーアタック対策としても有効です。
⑨SNSの投稿は厳禁
心地の良い自然の景色や、キャンプをしている姿をハッシュタグ付きで公開している人は要注意。あなたのハッシュタグから居場所が特定され、狙われる可能性もあります。
さらに、自宅を留守にしていることが分かるので、空き巣リスクも高まります。SNSをやるなら、キャンプが終わってからまとめて投稿するようにしましょう。
キャンプ場はあなただけの場所ではなく、多くの人が共有するスペースです。カメラの向きで相手を不快にすることや、他のキャンパーさんが写り込まないようにするなど、写真撮影は周りへの配慮が必要です。
⑩トラブルの原因を作らない
移動が面倒だからと他のキャンパーの区画サイトを横切ったり、入り込んだりするのはマナー違反です。ソロキャンプ女子が事件に合わないためには、このようなトラブルの原因を作らないことも大切。
キャンプ場のホームページには、施設のルールや決まりが記載されています。キャンプ場によってルールが異なるので、出発前に事前に確認してから出かけましょう。
まとめ
ソロキャンプ女子の事件簿と、危険を知って安全に楽しむ方法をお伝えしました。非日常を味わえるキャンプは、利用者一人ひとりがマナーやルールを守り、お互いに配慮して利用することが大前提です。
被害に遭わないためには、以下の10の方法で対策しましょう。
①管理人のいるキャンプ場を選ぶ
②区画サイトが決まっているキャンプ場を選ぶ
③見晴らしの良い場所を確保する
④ソロキャプ女子ということを悟られないようにする
⑤初心者感を出さない
⑥近くのキャンパーに挨拶する
⑦夜の過ごし方に注意
⑧防犯アイテムを用意しておく
⑨SNSの投稿は厳禁
⑩トラブルの原因を作らない
10個と聞くととても多いように思えますが、女性1人のキャンプはさまざまな危険が伴います。キャンプ場でトラブルが起きた場合、すべて自分で対処しなければなりません。
トラブルや事件が起きてからでは遅いので、万全な安全対策をしておきましょう!この記事を参考に、ソロキャンプの備えをしてくださいね。
ご覧いただきありがとうございます。
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