【超丁寧記事】チューリッヒ 継続|継続割引・2年目高い?|自動車保険・バイク保険

チューリッヒ・継続・継続割引・2年目・高い・自動車保険

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【記事丸わかり】

  1. チューリッヒ保険では、自動車保険とバイク保険の継続時にインターネット継続割引が適用されます。
  2. 自動車保険の場合、継続1回目(2年目)で最大5,000円の割引があります。
  3. バイク保険では、継続時に一律1,000円の割引が適用される仕組みです。
  4. チューリッヒには、ソニー損保やイーデザイン損保にあるような単体の「継続割引」や「無事故割引」が存在しません
  5. 他社との割引内容を比較すると、チューリッヒは割引の数が少ないものの、トータルの保険料で判断する必要があります。
  6. 保険の継続割引については、他社と比較して特に優れているわけではないという点が明らかです。
  7. チューリッヒの初年度のインターネット割引は最大20,000円であり、この大幅な割引が2年目以降は大きく減少します。
  8. 継続時の割引が他社と比べて少ないため、2年目が比較的高くなることがあるかもしれません。
  9. 自動車保険で2年目が高くなる一般的なケースには、保険料の料率改定や補償内容の変更などが含まれます。
  10. 一度に複数社の保険料を比較できる一括見積もりサイトの利用が、保険選びでの有効な手段として推奨されています。

チューリッヒの継続特典:インターネット継続割引

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自動車保険各社は顧客の囲い込みの手法として、自社で契約を継続する顧客に対して様々な特典を用意しています。

その1つが「継続割引」ですが、残念なことにチューリッヒはこの割引を採用していません。

継続割引を採用している会社の数は意外と少なくて、下記のとおりです。

継続割引を採用している保険会社一覧
ソニー損保 〇
イーデザイン損保 〇
三井ダイレクト 〇
そんぽ24 〇
JA共済(農協) 〇

ご覧のように単体の「継続割引」がある会社は少ないのですが、広い意味の継続時の特典となると数多くの会社が採用しています。

継続時の特典のなかで金額的に最も大きいのがインターネット継続割引です。

もちろんチューリッヒも採用しています。

インターネット継続割引は、その名の通り、継続契約をインターネット手続きした場合に適用される割引です。

※インターネット手続きとは、電話やファックスによるオペレーターを介した手続きではなく、パソコンやスマホで契約者が一人で契約手続きを完結させる手続きのことです。

チューリッヒのインターネット継続割引は自動車保険とバイク保険で金額が異なるので、以下、別々にまとめておきます。

なお、チューリッヒ初年度に適用されるインターネット割引は最大20,000円で、インターネット継続割引は最大5,000円になります。

年間保険料により金額が異なります。

チューリッヒのインターネット割引:自動車保険
年間保険料 初年度割引 2年目割引 3年目以降割引
150,000円以上 20,000円 5,000円 1,500円
100,000円以上150,000円未満 15,000円
60,000円以上100,000円未満 13,000円
45,000円以上60,000円未満 12,000円
30,000円以上45,000円未満 8,000円 4,000円
30,000円未満 3,000円 2,000円

(保険始期日が2019年8月1日以降の契約)

※クレジットカードによる11回分割払いの場合は上記金額とは10円単位で異なることがありますがほぼ同額です。

チューリッヒの場合、契約初年度の割引額を多めにして、2年目以降の継続契約のことは重視していないのがわかります。

ただ、2年目をいきなり1,500円割引とすると、通販型自動車保険でしばしば発生する2年目の方が高くなる逆転現象が発生するので、その発生を抑えるために2年目にちょっとだけ上乗せする、というやり方です。

このやり方は、ソニー損保やアクサダイレクトと同様のやり方です。

次はバイク保険です。

チューリッヒのインターネット割引:バイク保険
年間保険料 初年度割引 2年目以降割引
20,000円以上 3,000円 1,000円
10,000円以上20,000円未満 2,000円
10,000円未満 1,000円

自動車保険に比べるとだいぶ地味です。

チューリッヒ・アクサダイレクト・三井ダイレクトの3社をわたしは「バイク保険御三家」と呼んでいますが、インターネット割引に関してはチューリッヒと三井ダイレクトがほぼ同等、アクサダイレクトがややがんばっている(初年度最大10,000円割引)という印象です。(⇒バイク保険 評判|チューリッヒ・アクサダイレクト・三井ダイレクト

他社と比較:イーデザイン損保の継続特典

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イーデザイン損保の継続特典
  • 現在イーデザイン損保で契約していて継続契約もイーデザイン損保で契約する場合に、継続1回目0.5%割引・2回目1%割引・3回目1.5%割引・4回目2%割引・5回目2.5%割引・6回目以降3%割引となります。※3%が上限
  • イーデザイン損保の継続割引はノンフリート等級制度とは無関係の割引なので、ノンフリート等級が上限の20等級であっても継続したらごく単純にこの割引が適用されます。
  • イーデザイン損保の契約の継続時に継続割引以外にも割引されるものは以下の通り。
無事故割引前年が無事故であった契約に対して翌年度の保険料を2%割引します。前年の契約がイーデザイン損保の契約であることが条件です。

インターネット継続割引:イーデザイン損保でインターネット契約すると10,000円のインターネット割引が適用されますが、この割引は契約初年度だけでなく、2年目以降の継続契約にも同額の10,000円割引が適用され続けます。※2年目以降の割引額が1年目に比べてガクンと落ちる会社の場合、1年目より2年目の方が保険料が高くなる逆転現象が起こる場合がありますが、イーデザイン損保ではまずありえないことです

他社と比較:三井ダイレクトの継続特典

三井ダイレクトの継続特典・チューリッヒ 継続|継続割引・2年目高い|自動車保険・バイク保険
三井ダイレクトの継続特典
  • 現在三井ダイレクトに契約があり、この契約を三井ダイレクトで継続する場合、継続1年目は1%割引・継続2年目は1.5%割引・継続3年目以降は2%割引となります(継続割引)。
  • この継続割引はパソコンやスマホなどでインターネット手続きをした契約はもちろん電話やファックスによる契約にも適用されます。
  • 三井ダイレクトの継続割引はノンフリート等級制度とは無関係の割引なので、ノンフリート等級が上限の20等級であっても継続したらごく単純にこの割引が適用されます。
  • 三井ダイレクトで契約の継続をする場合、継続割引以外に付いてくる特典は以下の通りです。
インターネット継続割引:「Myホームページ」からの継続手続き(インターネット手続き)で保険料が3,000円割引されます。

三井ダイレクト損保クラブオフをVIP会員価格で:国内外20万ヶ所以上の施設を「VIP会員」価格で利用できます。同伴する家族・友人も特別割引価格で利用できます。

ロードサービス2年目以降特典:ガス欠時のガソリン10リットルは1年目は有料ですが2年目以降は無料になります(ただし保険期間中1回まで)。また事故または故障で車が自力走行不能となった場合、レンタカー会社を案内し、レンタカー代(5ナンバー車)を12時間を限度に無料で借りることができます(レンタカーサービスは自動車のみでバイクは対象外)。

他社と比較:そんぽ24の継続特典

そんぽ24の継続特典・チューリッヒ 継続|継続割引・2年目高い|自動車保険・バイク保険
そんぽ24の継続特典
  • 現在そんぽ24で契約していて継続契約もそんぽ24で契約する場合、継続手続きをインターネット手続きすることを条件に、保険料の3%が割引されます。
  • そんぽ24の継続割引はノンフリート等級制度とは無関係の割引なので、ノンフリート等級が上限の20等級であっても継続したらごく単純にこの割引が適用されます。
  • そんぽ24で契約の継続時に継続割引以外にも割引されるものは以下の通り。
インターネット継続割引:そんぽ24で初めて契約する場合、インターネットで手続きすることを条件に、保険料の10%を割引しますが、継続契約に関しては7%割引になります。※継続割引と合わせて10%割引になる

他社と比較:JA共済(農協)の継続特典

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JA共済(農協)の継続特典
  • 自動継続特約を付帯することで2%の継続割引が適用されます。
  • JA共済(農協)の継続割引はノンフリート等級制度とは無関係の割引なので、ノンフリート等級が上限の20等級であっても継続したらごく単純にこの割引が適用されます。
  • JA共済(農協)で契約の継続時に継続割引以外にも割引されるものは以下の通り。
長期優良契約割引:継続契約の等級が20等級などの所定の条件を満たす場合、20等級到達以降の無事故継続期間等に応じて、共済掛金が2%~6%割引されます。

複数台割引:JA共済の自動車共済に複数台加入する場合、新規契約の場合も継続契約の場合も共に保険料が5%割引になります。※いわゆるセカンドカー割引とは別個の割引です⇒⇒セカンドカー割引

他社と比較:ソニー損保の継続特典

ソニー損保の継続特典・チューリッヒ 継続|継続割引・2年目高い|自動車保険・バイク保険
ソニー損保の継続特典
  • 現在ソニー損保で契約していて継続契約もソニー損保で契約する場合に、継続1回目1%割引・2回目1.5%割引・3回目以降2%割引となります。※2%が上限
  • ソニー損保の継続割引はノンフリート等級制度とは無関係の割引なので、ノンフリート等級が上限の20等級であっても継続したらごく単純にこの割引が適用されます。
  • ソニー損保で契約の継続時に継続割引以外にも割引されるものは以下の通り。
無事故割引:2019年4月1日契約始期から導入された割引です。前年が無事故であった契約に対して翌年度の保険料を一律2,000円割引します。前年の契約がソニー損保の契約だけでなく他社契約であっても適用されます。

インターネット継続割引:ソニー損保で最初に契約する際に電話やファックスではなくパソコンやスマホなどで契約手続きした場合は一律10,000円のインターネット割引となり、2年目もインターネット契約した場合は5,000円の割引となりますが、3年目以降はたとえインターネット契約でも2,000円割引となります。前契約がインターネット契約でない場合の継続契約は何年目であっても2,000円割引です。

くりこし割引:ソニー損保の「保険料は走る分だけ」は走った距離に応じて保険料に差をつけますが、更新時、実際に走った距離が契約距離区分の上限キロ数より1000km以上少なかった場合は差額保険料に相当する額が継続契約の保険料から割引きされます(⇒保険料は走る分だけ

継続時複数契約割引:ソニー損保で2台以上の自動車保険の契約があるか、自動車保険の他に医療保険の契約がある場合、継続時に1,000円割引されます。※契約者が同一人であることが条件。またこの割引はいわゆるセカンドカー割引とは別個の割引です⇒⇒ソニー損保・セカンドカー割引

チューリッヒでは2年目が高くなるのか?

チューリッヒでは2年目が高くなるのか・チューリッヒ 継続|継続割引・2年目高い|自動車保険・バイク保険

ここまで見てきましたように、チューリッヒの場合、インターネット割引は初年度の割引が最大で20,000円あり、2年目は最大で5,000円です。

実際には最大20,000円割引になるケースは少ないにしても、2年目には半額以下にダウンするケースがほとんどです。

すると、条件によっては2年目の方が高くなるケースも発生するでしょう。

これはインターネット割引の初年度と2年目に大きな格差が付くソニー損保やアクサダイレクトとも共通した弱点です。

ただし、ここで冷静になっていただきたいのは、仮にチューリッヒの2年目が高くなったとしても、同じ条件で比較した他社の保険料より安いのであれば、特に問題はないはずです。

事故もないのに前年より高いのは気分的にいいものではありませんが、たとえ高くなったとしても、それでも他社より安いのであれば、チューリッヒで継続した方がおトクなはずです。

チューリッヒの保険が満期に近づいたら、一度一括見積もりサイトで複数社の保険料を横並びで確認しておくことをおすすめします。

後で後悔しないためにも大変有効な方法ですので、お時間が許せば下記のサイトをご利用ください。

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一般的に自動車保険で2年目が高くなるのはどんなケースか?

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どの会社とは言わず、一般的に、自動車保険で初年度より2年目(以降)が高くなるケースがあり、それは以下のような要因が考えられます。

なお、事故で保険を使えば翌年度の保険料は高くなりますが、こうした事故によるケースは除いて考えます。

  • 免許証の色が変わった
  • 使用目的が変わった
  • 新車割引の適用期間が終了した
  • 走行距離により保険料が変わる契約で前年の走行距離が想定以上に多かった
  • 保険料の料率が改定された
  • 型式別車両料率クラスが変わった

などが考えられます。

上記以外で、とりわけ高齢者の契約で起こりやすいのが記名被保険者の年齢区分が変わった場合です。

あまり知られていないことですが重要なことなのでちょっと詳しくご説明します。

自動車保険を契約する際は全年齢、21歳以上、30歳以上などの「年齢条件」を選択しますが、実は、これとは別個の年齢区分が存在します。

それを記名被保険者年齢別保険料といいます。※会社により呼び方が異なりますが代理店型も通販型も採用しています

自動車保険の保険料は「年齢条件」と「記名被保険者年齢別保険料」という2重の年齢要因によって保険料を算出しています

記名被保険者年齢別保険料が適用されるのは、通常「26歳以上補償」「30歳以上補償」の年齢条件の場合です。

これらの年齢条件を設定した契約で、保険始期日時点の記名被保険者の年齢により保険料に差を付けています。

30歳未満
30歳以上40歳未満
40歳以上50歳未満
50歳以上60歳未満
60歳以上65歳未満
65歳以上70歳未満
70歳以上75歳未満
75歳以上

(東京海上日動の場合)

上記区分により保険料を調整しています。※保険会社により区分が異なることがあります

たとえば、記名被保険者が59歳の時に「26歳以上」で保険契約し、1年後にその契約を更新した際、事故を起こしていなくても、あるいは、補償内容は前年とまったく同一でも、更新後の保険料の方が高くなることがあって、これは記名被保険者年齢別保険料のためです。

つまり年齢条件が「26歳以上」であっても、記名被保険者が59歳の人の契約と60歳の人の契約とでは保険料に差が生じるということになり、これが無事故であっても2年目の方が高くなるケースもあるというわけです。

記名被保険者が高齢者の場合に発生しやすい逆転現象です。

結局、チューリッヒで継続するのはおトクか?

結局チューリッヒで継続するのはおトクか・チューリッヒ 継続|継続割引・2年目高い|自動車保険・バイク保険

自動車保険の競争は年々激しくなっていて、ちょっと目を離しているうちにいつの間にか新しい割引が採用されていたりします。

アクサダイレクトがインターネット割引を最大20,000円に増額したのは2018年7月3日です。

ソニー損保がそれまでイーデザイン損保だけが採用していた無事故割引を2019年4月1日から採用することになりました(業界2社目)。

(※ただし「無事故割引」というのはノンフリート等級制度とは別物です)

その他細々した改定が毎年行われています。

ここまで継続時の特典について解説しておきながら、いまさらこんなことを書くのもヘンな話ですが、結局のところ、個々の割引額の多い少ないで比較してもそれだけでは判断できません。

各保険会社はベースとなる保険料レベルがそれぞれ異なっています。

だから割引だけでは判断できず全てをひっくるめたトータルの金額が問題になります。

保険会社同士の激しい競合の結果、今最も需要が増しているのが一括見積もりサイトです。

結局、どこがおトクなの?

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