8ナンバーの車検期間・車検費用|何年で車検?重量税・自賠責は?

8ナンバー・車検期間・車検費用・キャンピングカー・重量税・自賠責

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8ナンバーは特種用途自動車(とくしゅようとじどうしゃ)のことです。

わたしたちの身近なところではキャンピングカーが8ナンバーです。

そのほか、救急車・消防車・給水車・霊柩車・ゴミ収集車・レッカー車などもあります。

「8ナンバーの車検は自家用乗用車よりおトク」とよく言われます。

実際のところはどうなのでしょうか。

車検期間・重量税・自賠責保険料を、2026年時点の最新の金額で詳しく解説します。

第1章 8ナンバー(特種用途自動車)とはどんな車か

8ナンバーの車は、正式には「特種用途自動車」といいます。

ナンバープレートの地名の右にある分類番号が8で始まる車のことです。

道路運送車両法とそれに付随する通達にもとづいて、ベースの車両に特殊な用途のための改造を施した車を指します

ただし、どんな改造でも認められるわけではありません。

用途ごとに78種類の車体形状(78形状)が定められています。

8ナンバーにはどんな車があるか

身近な例はキャンピングカーですが、実際の範囲はかなり広いです。

大きく分けると、緊急用・事業用・特殊作業用などに分類されます。

分類主な車の例
緊急自動車パトカー、救急車、消防車
事業用給水車、郵便車、霊柩車、教習車
運搬用現金輸送車、タンク車、ゴミ収集車
福祉・患者輸送車いす移動車
その他キャンピングカー、放送中継車、レッカー車

普通の乗用車をベースにして、後から8ナンバーへ変更することもできます。

たとえば、ベッド・調理設備・水道などを備えてキャンピングカーに改造し、構造変更の手続きを受けるケースです。

この場合は、改造したうえで構造等変更検査を受ける必要があります。

この章のまとめ
8ナンバー特種用途自動車のこと
車体形状用途ごとに78形状を規定
身近な例キャンピングカー、救急車など
改造での取得構造変更の手続きが必要
引用元・参照元
グーネット(GooNet)「8ナンバーの車検は何年ごと?費用はいくら?有効期間や税金を解説」(中古車情報メディア/2026年)
カーナリズム「8ナンバーの維持費は本当に安いの?条件や取得方法を解説」(自動車情報メディア)
国土交通省「自動車の用途等の区分について(依命通達)」(公的機関)

第2章 8ナンバーの車検期間は何年か

8ナンバーの車検期間は、ほとんどの車で2年ごとです。

新車で買った場合の初回車検も2年です。

その後の継続車検も、ずっと2年ごとに受けます。

10年を超えても、20年を超えても、サイクルは2年のままです。

自家用乗用車との違い

プリウスやエルグランドなどの自家用乗用車は、初回車検が3年です。

その後の継続車検は2年ごとです。

つまり8ナンバーは、最初の1回だけ1年早く車検が来ることになります。

区分初回車検2回目以降
8ナンバー(特種用途)2年2年ごと
自家用乗用車(3・5ナンバー)3年2年ごと
軽自動車3年2年ごと

中古で買った8ナンバー車も、サイクルは同じ2年です。

新車・中古を問わず、車検は2年ごとと考えてかまいません。

一部の大型車は1年車検になる

ただし、すべての8ナンバーが2年車検というわけではありません

車両総重量が8トン以上のような大型の特種用途車は、継続車検が1年ごとになる場合があります。

はしご車や大型の作業車などが当てはまります。

一般的なキャンピングカーや福祉車両であれば、まず2年車検と考えて問題ありません。

この章のまとめ
初回車検2年(乗用車は3年)
継続車検2年ごと
中古車新車と同じく2年
例外総重量8t以上などは1年車検も
引用元・参照元
グーネット(GooNet)「8ナンバーの車検は何年ごと?費用はいくら?有効期間や税金を解説」(2026年)
mobiful(モビフル)「8ナンバー車の車検を徹底解説!費用・車検期間の違いも紹介」(2025年8月)
くるなび「自賠責保険料【令和8年10月31日までの自賠責保険料一覧】」(車検期間の区分)

第3章 車検費用①|重量税は乗用車より安い

車検でかならずかかる費用を法定費用といいます。

法定費用は「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代(検査手数料)」の3つです。

この章では、まず自動車重量税(じどうしゃじゅうりょうぜい)を見ていきます。

課税の基準が乗用車と違う

重量税の計算基準は、車種によって変わります。

自家用乗用車は「車両重量」で課税されます。

車両重量とは、人が乗っていない状態の車の重さです。

一方、8ナンバーの特種用途自動車は「車両総重量」で課税されます。

車両総重量は、車両重量に乗車定員分の重さ(1人55kgで計算)を加えたものです

同じ重さなら8ナンバーが安い

金額の仕組みが大きく違います。

自家用乗用車は0.5トンごとに税額が上がります。

8ナンバーは1トンごとにしか上がりません。

このため、同じ重量帯なら8ナンバーのほうが安くなります。

重量帯自家用乗用車8ナンバー
~1.5t24,600円8,200円
~2.0t32,800円16,400円
~2.5t41,000円16,400円

上記金額はいずれも2年分・エコカー以外・新規登録から13年未満の場合です。

たとえば2.0t以下なら、乗用車32,800円に対し8ナンバーは16,400円です。

差は16,400円になります。

13年・18年を超えると増税される

重量税は、新規登録からの経過年数でも変わります。

13年を超えると税額が上がります。

18年を超えると、さらに上がります。

古い車ほど環境への負担が大きいとされるためです。

経過年数乗用車の年額(0.5tごと)
13年未満4,100円
13~17年5,700円
18年以上6,300円

なお、燃費のよいエコカー減税の対象車は税額が軽くなります。

エコカー減税は、2026年4月30日までに新規登録した対象車が対象です。

正確な税額は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確認できます。

この章のまとめ
課税基準乗用車は車両重量、8ナンバーは車両総重量
~2.0tの例乗用車32,800円/8ナンバー16,400円(2年)
増税13年超・18年超でアップ
結論重量税は8ナンバーが有利
引用元・参照元
国土交通省「自動車重量税額について(継続検査等時における自動車重量税の税額)」(公的機関)
チューリッヒ保険会社「自動車重量税とは。重量税一覧(早見表)と計算方法」(2026年4月時点)
ダックス glassStyle「自動車重量税の早見表一覧|エコカー、13年超、18年超の税額も解説」(2026年1月)

第4章 車検費用②|自賠責は乗用車より高い+印紙代

重量税では有利な8ナンバーですが、自賠責保険料は逆に高めです。

ここを誤解している人が多いので、しっかり押さえておきましょう。

自賠責は乗用車より高い

自賠責保険(じばいせきほけん)は、すべての車に加入が義務づけられた保険です。

車検のときに、次の車検までの分をまとめて支払います。

2026年6月時点の24ヶ月分の保険料は、次のとおりです。

車種24ヶ月(本土)
キャンピングカー等(特種用途・三輪以上)19,980円
自家用乗用車17,650円
軽自動車17,540円

キャンピングカーなどの8ナンバーは、乗用車より2,330円ほど高くなります。

ただし、同じ8ナンバーでも例外があります。

緊急自動車・教習車・霊柩車などは、むしろ乗用車より安い料率が適用される場合があります。

また、軽自動車をベースにした軽キャンピングカーは、保険料が安くなります。

2026年11月から13年ぶりに値上げ

自賠責保険料は、2026年11月1日から13年ぶりに値上げされます。

自家用乗用車の24ヶ月分は、17,650円から18,560円へ上がります。

軽自動車は17,540円から18,660円へ上がります。

特種用途自動車も同じように引き上げられます。

2026年11月以降に車検を受ける場合は、少し費用が増えると考えておきましょう。

印紙代(検査手数料)

法定費用の3つ目が印紙代です。

印紙代は、車検の検査手数料のことです。

金額は、依頼先が指定工場認証工場かで変わります。

2026年4月1日の改定後の金額は、次のとおりです。

依頼先(継続検査・普通車)印紙代
指定工場(OSS申請)1,850円
指定工場(通常)2,100円
認証工場(持込検査)2,600円

指定工場は自社で検査まで完結できる工場です。

運輸支局へ車を持ち込む必要がなく、印紙代も安くなります。

ディーラーや車検専門店の多くは指定工場です。

法定費用の合計を比較する

ここまでの3つを合計してみます。

2.0t以下・13年未満・指定工場・2026年6月時点で計算した目安です。

法定費用8ナンバー自家用乗用車
重量税(2年)16,400円32,800円
自賠責(24ヶ月)19,980円17,650円
印紙代2,100円2,100円
合計38,480円52,550円

法定費用だけで見ると、8ナンバーのほうが約14,000円安いという結果になります。

重量税の差が、自賠責の差を大きく上回るためです。

この章のまとめ
自賠責8ナンバーは高め(19,980円)
2026年11月13年ぶりに値上げ
印紙代指定工場2,100円、認証工場2,600円
法定費用合計8ナンバーが約14,000円安い
引用元・参照元
損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率」(公的機関)
SBI損保 インズウェブ「2026年11月より自賠責保険料が値上げへ 2年契約で約1000円増」(2026年5月)
くるなび「自動車登録・バイクの申請手数料一覧【検査登録印紙代】令和8年4月1日以降」
国土交通省「自動車検査手続きに関する手数料一覧」(公的機関)

第5章 結局おトク?メリット・デメリットと中古購入の注意

法定費用だけ見れば、8ナンバーは有利でした。

しかし、車検費用は法定費用だけではありません。

点検整備費用もかかります。

整備費用は高めになりやすい

8ナンバーは、その名のとおり「特殊」な装備を持っています。

キャンピングカーなら、ベッドや調理設備、電装品などです。

こうした特殊な部分の点検や修理に手間がかかります。

そのため、整備費用は自家用乗用車より高くなりやすいです。

整備工場によっては、特殊車両として工賃を割高に設定しているところもあります。

不安があれば、事前に複数の業者から見積もりを取ると安心です。

8ナンバーのメリット

維持費の面では、いくつかのメリットがあります。

メリット内容
重量税乗用車より安いことが多い
自動車税用途により乗用車より低めの場合がある
高速料金大きな車でも普通車区分

とくに高速料金は見落とされがちです。

車体が大きいキャンピングカーでも、8ナンバーなら普通車料金で走れる場合が多いです。

8ナンバーのデメリット

一方で、注意したい点もあります。

デメリット内容
整備費用特殊装備の分だけ高くなりやすい
初回車検乗用車より1年早く来る
任意保険取り扱わない保険会社もある

任意保険は、8ナンバーを扱っていない会社もあります

加入や乗り換えのときは、対応しているか先に確認しておきましょう

中古の8ナンバー車を買うときは修復歴を確認する

中古のキャンピングカーなどを買うときは、修復歴(しゅうふくれき)の確認が大切です。

修復歴とは、車の骨格部分を修理・交換した履歴のことです。

修復歴の基準は、2019年4月1日に全国で統一されました。

骨格部位の損傷の有無を、カードサイズ(8.5cm×5.4cm)を目安に判定します。

8ナンバー車はベース車両を大きく架装しているため、骨格まわりが見えにくいことがあります。

そのぶん、修復歴の有無は販売店の表示でしっかり確認しておきたいところです。

結論

昔は、普通の車を少し改造して8ナンバーにすると車検費用が安くなる時代がありました。

しかし、それは過去の話です。

現在は不正対策で構造要件が厳しくなり、点検もしっかり行われます。

法定費用は安くても、整備費用を含めた総額はそれなりにかかると考えておきましょう。

この章のまとめ
整備費用特殊装備の分だけ高め
メリット税金・高速料金で有利な面
任意保険扱わない会社もあり要確認
中古購入修復歴をしっかり確認
引用元・参照元
WECARS(ウィーカーズ)「8ナンバー車とは?車検の点検項目やかかる費用も解説」(車検コラム)
CTN車一括査定「8ナンバーの車検費用や期間は?取得するための要件や取得方法について解説」(2024年)
一般財団法人 日本自動車査定協会(JAAI)「中古自動車査定基準(修復歴の判定基準)」(公的機関/2019年4月1日統一)

 

⇒⇒8ナンバーの税金|自動車税早見表|軽の8ナンバーは?

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