【記事丸わかり】
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洗車機は傷だらけになる?傷つかない方法はある?
ガソリンスタンドや洗車場などに設置されている洗車機ですが、最近の機種はかなり進化しています。
以前の洗車機は、ブラシの部分の素材がナイロンやポリエチレンで、たった一度洗車機にかけただけでボディーにはローリングキズと呼ばれる円形の洗車傷がつき放題でした。
私は新卒で社会人になった時、社用車の管理を任され、週に1度洗車機にかけていましたが、社用車のボディーは完全に艶を失い、ボディーにはめまいがしてくるほどくるくると丸い洗車傷がそこら中についていました。
時代は流れ、現在の洗車機のブラシは、布ブラシ、不織布ブラシ、特殊ゴムブラシ、スポンジブラシなど、タッチが柔らかい素材のものが主流となっています。
だから、洗車後の傷のつき方が大幅に抑制されています。
確かに、傷はつきます。傷がつかない洗車ブラシは今のところ存在しません。必ず傷はつきます。ローリングキズもつきます。
でも、その傷のつき方が以前に比べて大幅に少なくなっています。
予洗が大事!!
現在の進化した洗車機は、以前の洗車機に比べて、ボディーに洗車傷がつきにくいのは間違いないところです。
でも、傷はつきます。
ただし、この傷のつき方も、予洗をすることで大幅に抑制することが可能です。
そもそも洗車傷というのは、ブラシ等がボディーにこすりつけられた際に発生するのはもちろんですが、それ以上に、車のボディーに付着していた泥や微小な小石や砂などが、ブラシでこすられる際に「研磨剤」として働いてしまう結果です。
ブラシのみの傷は、素材の進化により、かなり抑えられています。でも、ボディーに汚れが付着した状態でブラシを回転させれば、オーバーな表現になりますが、まるでサンドペーパーでボディーをこすりつけるような状態になります。
傷だらけになって当たり前です。
傷つかないようにするには、洗車機にかける前にホースの水でボディの汚れを大雑把に洗い流しておくことです。
あるいは、洗車機によっては「高圧ジェット」とか「泡ムース」といったコースがあって、ブラシでこする前に汚れを浮かせたり吹き飛ばしたりできるものがあります。
このように、本格的にブラシでこする前に研磨剤として働いてしまう恐れのある砂や泥を取り除いておけば、洗車後に傷だらけになる心配はまずないと思います。
予洗が大事です。
ノンブラシ洗車機がベスト
ブラシが進化している現在の洗車機は、以前の機種に比べて傷がつきにくいのですが、それでも洗車後に角度を変えてボディーを眺めれば、必ずローリングキズはついています。
これはブラシとボディーが接触する以上、避けられないことです。
傷だらけにはならないものの、傷はつきます。
一方で、最近少しずつ見かけるようになっているのがノンブラシ洗車機です。
ノンブラシ洗車機は、文字通りブラシはありません。ブラシの代わりに高圧ジェット水流を吹き付けて汚れを吹き飛ばします。
つまり、非接触です。
非接触で汚れを落とすので、ボディーに傷がつかないのです。※絶対的に全く傷がつかないというわけではなく、ボディーに付着した汚れが吹き飛ぶ際にボディーにこすりつけられて傷が残ることはあります。でもブラシ洗車機と比べれば圧倒的に傷はつきにくいと言えます。
ボディーに傷をつけたくないという方にはノンブラシ洗車機がおすすめです。
(※)ノンブラシ洗車機は圧倒的に傷がつきにくい洗車機ですが、油分を含んだ汚れや長期間放置してこびりついた汚れなどは、やはりブラシでこする洗車機に比べて洗浄力は劣ります。ノンブラシ洗車機による洗車は、ふだん屋根付きの駐車場に保管していて汚れの付き方が「浅い」車に最適な洗車方法だと思います。
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