アクサダイレクトの自動車保険に加入する際、運転者の範囲を決めることで保険料の節約をすることができます。
まず年齢条件を設定しますが、その次に重要なのが運転者限定です。
アクサダイレクトの運転者限定は「限定なし」と「本人・配偶者型」の2つだけです。
2019年1月1日保険始期の契約からこのように改定されました。
それ以前は「限定なし」「本人型」「夫婦型」「家族型」の4つから選択できましたが、現在は「限定なし」と「本人・配偶者型」のみです。
【記事丸わかり】
⇒⇒自動車保険の「運転者限定」と「年齢条件」の違い |
アクサダイレクトの運転者限定:2018年12月31日までの規定
保険の始期日が2018年12月31日以前の自動車保険の場合、アクサダイレクトの運転者限定は以下の区分でした。
限定なし | 運転者の範囲を限定しない |
本人型 | 運転できるのは記名被保険者のみ |
夫婦型 | 運転できるのは記名被保険者とその配偶者のみ |
家族型 | 運転できるのは記名被保険者・その配偶者・記名被保険者またはその配偶者の同居の親族・記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子 |
※「記名被保険者」とはその車を主に運転する人のことです
アクサダイレクトの運転者限定:2019年1月1日以降の規定
保険の始期日が2019年1月1日以降の自動車保険の場合、アクサダイレクトの運転者限定は以下の区分になりました。
限定なし | 運転者の範囲を限定しない |
本人・配偶者型 | 運転できるのは記名被保険者とその配偶者のみ |
※「記名被保険者」とはその車を主に運転する人のことです
ご覧のように、以前はあった「本人型」や「家族型」が廃止されて残念に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アクサダイレクトでは割引率を公表していませんが、他社の例を見ると、「本人型」と「本人・配偶者型」の割引率はほとんど同じですし、「家族型」などは割引率が1%程度の会社がほとんどです。
実質的に「本人型」や「家族型」を選択する意味はあまりなかったのです。
ですから、むしろシンプルになってよかったのではないでしょうか。
アクサダイレクト:まずは年齢条件の規定を確認
このページのテーマはアクサダイレクトの自動車保険に加入する際に設定する運転者限定に関してです。
しかし、運転者限定を設定する前に、まずは年齢条件を設定する必要があります。
運転者限定はあくまでも年齢条件との合わせ技で運転者の範囲を絞り込んでいくものですから、まず年齢条件について見ていきたいと思います。
アクサダイレクトの年齢条件 | |||||||||
(2019年1月1日以降の契約に適用) |
アクサダイレクト:年齢条件と運転者限定
次に、上記の年齢条件に運転者限定を加えたケースを見ていきます。
アクサダイレクトの場合、運転者限定は「限定なし」と「本人・配偶者型」の2つだけです。
ですから、アクサダイレクトで自動車保険の契約をする場合には、次の2パターンで契約することになります。
|
上記のいずれかのパターンをそれぞれの年齢条件で設定することになります。
まず①のパターンです。
ここでは具体的に、
「30歳以上」+「限定なし」 |
としたケースを見ていきます。
この場合、契約車両を運転できるのは、
「30歳以上」の人であれば誰でもOK
ということになります。
ただし、前の項目でご案内したように、「30歳以上」という年齢に厳密に縛られるのは以下の人だけです。
- 記名被保険者
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者の同居の親族・記名被保険者の配偶者の同居の親族
つまり、①②③以外の人は何歳であっても運転可能です。
たとえば記名被保険者の友人のMさん(27歳)や、記名被保険者の配偶者の知人のSさん(22歳)も運転できます。
また、記名被保険者と記名被保険者の配偶者に大学生の子供(19歳)がいて現在別居中であった場合には、この子供は上の規定の「同居の親族」には該当しませんので、やはり何歳であっても運転可能です。
しかも、既婚であるか未婚であるかは無関係です。
この子供が大学の夏休み等に実家に帰省した際に運転して事故を起こしてもちゃんと保険金は出ます。
では②のパターンを見ていきます。
やはり具体的に、
「30歳以上」+「本人・配偶者型」 |
とした場合を考えてみます。
この場合に契約車両を運転できる人の範囲は、
記名被保険者と記名被保険者の配偶者の2人だけ
ということになります。
そして、このケースでは特に例外規定はなく、文字通り2人しか運転できないことになります。
(※記名被保険者の配偶者が「30歳以上」に該当しない場合はもちろん運転できません)
この記名被保険者とその配偶者に他県の大学に通う別居中の子供がいた場合で、夏休みに帰省した際などに運転できるようにするには、当然、「本人・配偶者型」を外す必要があります。
あるいは、もっと別の解決法もあります。
まず「30歳以上」+「本人・配偶者型」はそのままにしておきます(この方が保険料が安くなるので)。
そして、アクサダイレクトでは扱っていませんが他社の「1日自動車保険(1DAY保険・ちょいのり保険)」に加入します。※別居中の子供が加入する
これにより、安心して契約車両の運転が可能になります。
料金も最低限の出費で済みます。
ご覧頂きありがとうございました。