こちらの記事も読まれています
【記事丸わかり】
この記事では、MCTオイルがコレステロールや中性脂肪のレベルに与える影響について解説しており、個人差を考慮した上での摂取が推奨されています。多量に摂取する場合は医師のアドバイスが重要とされています。 ⇒⇒【MCTオイルの光と闇】健康効果と注意点 | 中鎖脂肪酸の秘密を医師が解説 |
MCTオイルを摂取するとコレステロール・中性脂肪は上がる?下がる?
※トップ画像は「仙台勝山館MCTオイルC8-MAX 250g <ココナッツベース・中鎖脂肪酸100%>」(Amazon)
MCTオイルを摂取しても、血中脂質にほとんど影響しないとする研究が出ています。
※血中脂質とは、血液中の脂質のことで、主な成分はコレステロールと中性脂肪です。
ところが、体質によってはコレステロールや中性脂肪の量に影響するという指摘もあります。
料理の際に他のオイルをMCTオイルに置き換える程度の使い方では大きな問題は生じないと思いますが、アスリートなどで多めのMCTオイルを摂取し続けようという人の場合、病院で定期的に血中脂質の値を確認する慎重さが望ましいと思います。
「脂質異常」と診断される数値
脂質異常症の診断基準となる数値は以下の通りです。
|
個人差を考慮に入れる
たとえば、MCTオイルを摂取し続けたところ、LDLや中性脂肪の値が上がる傾向が見られたら、医師と相談しながら自分にとっての適量を探る工夫が必要になります。
なかには、MCTオイルを摂取することで、「LDL(悪玉コレステロール)が下がった」「HDL(善玉コレステロール)が上がった」など、よい変化がみられる人もいるようです。
このような個人差を考慮に入れると、MCTオイルの摂取でコレステロールや中性脂肪が上がるか下がるかは、一概に言えない面があると思います。
まとめ
繰り返しますが、調理で使用するオイルを他のオイルからMCTオイルに「置き換える」程度の使用法であれば、それほどコレステロールや中性脂肪の上下を気にかける必要もないかもしれません。
ですが、様々な理由で比較的多めのMCTオイルを摂取しようと考えている人は、定期的に血中脂質の値を検査する慎重な姿勢が求められると思います。