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【記事丸わかり】
管理人から一言 鉄玉子を使ってナスの煮物を作ってみました。ナスを煮るときはいつも色がくすんでしまうのが悩みだったんですが、鉄玉子を鍋に入れてみたら、なんと驚くほど色鮮やかに仕上がりました。煮えたナスは、見るからに新鮮で、食卓に出したときの色つやが素晴らしかったです。一つ小さな鉄玉子がこんなにも料理の印象を変えるなんて、本当に目から鱗でした。 |
鉄玉子は茄子の煮物料理に使うと変色を防止する!
茄子はどんな食材といっしょに煮込んでも、たいていベストバランスを発揮する万能野菜です。
ただし、普通に煮込んだ場合、味はいいけれど色がイマイチなことが多いと思います。
そんな場合に、煮込む最初から鍋に鉄玉子を入れておくと、鉄分が浸み出して、茄子の色が鮮やかに出ます。
調理直後は色鮮やかではない
ただし、茄子の煮物料理をした場合、調理完了した際の茄子の色はそれほど鮮やかではないです。
いったん粗熱を取り、冷蔵庫に保管しておくと、見るからに鮮やかなナス本来の発色が出てきます。
ぬか漬けの場合と逆?
これは、茄子のぬか漬けの場合と逆になります。
鉄玉子を入れたぬか床で茄子を漬けると、色鮮やかな漬物が出来上がります。
しかし、ぬか床から取り出した直後は鮮やかですが、時間が経つと茶色っぽく変色してしまいます。
一方で、茄子を鉄玉子を入れた鍋で煮込んだ場合は、煮込んだ直後はあまり色鮮やかでないけれど、時間が経つと色鮮やかに変化します。
このことは、どういう化学変化が関係しているのか不明ですが、経験上こうしたことが言えます。
煮物に鉄玉子を使うと鉄分のとりすぎになるのでは?
煮物料理では、ほんの数分煮込む料理もあれば、30分以上煮込む料理もあります。
長時間煮込む場合、当然、鉄玉子から溶け出す鉄分の量も多くなるはずです。
そうした場合、鉄分のとりすぎの心配はないのでしょうか?
まず、次の数値をご覧ください。
厚生労働省が推奨する鉄分の1日の推奨量は男性7.5mg、月経のある女性は10.5~11.0mgです。(参照:厚生労働省) |
上記が1日の推奨量です。
これに対して、鉄玉子から浸み出す鉄分の量が下記の表です。
鉄玉子 | 沸騰時:0.042mg 3分後:0.050mg 10分後:0.069mg |
いかがでしょう?
この数字をご覧になれば、30分とか1時間鉄玉子を煮込んだからといって、鉄分のとりすぎにはならないことがお分かりかと思います。
たとえば、男性の1日の鉄分推奨量は7.5mgです。
10分鉄玉子を煮込むと0.069mg溶け出しますから、7.5mgに到達するには約108回分となります。
10分の煮込み料理を108回分食べて、ようやく1日の推奨摂取量に到達するのです。
1日にそんなに食べる人がいるでしょうか?いたら化け物でしょう!
つまり、心配無用ということです!!
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