【記事丸わかり】
⇒⇒【整備士がすすめる】車の寿命を伸ばすエンジンオイルの交換時期とは? |
車検の際に行うオイル交換としては、エンジンオイル・ブレーキオイル・ATオイルが代表的なものです。
こうしたオイル交換を勝手にする業者はあまりいないと思います。
通常は、事前に交換すべきオイルについてアドバイスがあるはずです。
なかにはエンジンオイル交換を費用無料でやってくれる業者もあるようです。
気をつけたいのはATオイル(トルコンオイル)です。
これは交換しない方がいいケースがあります。
車検時のオイル交換:エンジンオイル・ブレーキオイル・ATオイル
車検の際に行うオイル交換としては、エンジンオイル・ブレーキオイル・ATオイルの3つが代表的なものです。
車検を請け負う業者では、整備記録簿と実際のオイルの汚れ具合を確認したうえで、車検のタイミングで交換したほうがいい場合は事前にユーザーに確認を取るのが普通です。
「勝手に交換してしまう」あるいは「まだきれいなのにやたらと交換したがる」といった悪い評判の業者ならともかく、通常の良心的業者さんが交換をすすめるのであれば、アドバイスに従った方がいいと思います。
とりわけ、ブレーキオイルはわたしたちシロウトでは劣化の具合がわからないので、プロの意見を尊重すべきだと思います。
ATオイル(トルコンオイル)は注意が必要
CVTなどのオートマティック変速機ではなく、トルクコンバーターを介したオートマティック変速機に使用するオイルをトルコンオイルと言います。
このオイルには注意が必要です。
つまり、新車時から距離に応じて定期的に交換してきた場合はいいのですが、いままで一度も交換してこなかったのに、ある時急に新しいオイルに交換したりすると、突然不具合が発生することがあります。
自動車整備士が書いた本などを読むと、トルコンオイルに関しては、「交換するなら定期的に」「交換しないなら一生交換しない」のがいいと書いてあったりするほどです。
実際、数万キロ走行時点でトルコンオイルを初めて交換し、すぐに壊れたという話はよくあります。
車検の際は、担当の人と充分に話し合ってから判断してください。
各オイルの交換時期の目安
- エンジンオイル:走行距離は5,000kmから10,000km、使用期間は半年から1年
- ブレーキオイル:3年~5年
- ATオイル:30,000kmから50,000km、あるいは無交換
(※)ATオイルを無交換で10万キロ以上走り、何か不具合が出たという話はほとんど聞いた事がありません。「変速ショックが大きくなる」という意見もありますが、古くなればみんなショックは大きくなります。むしろ、無交換なのに元気にずっと走り続ける車のほうが多いと思います。車検の際にプロの意見をお聞きください。
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。