安いガソリンは減りが早い?燃費悪い?混ぜ物が入っているの?

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はじめに

ガソリンの価格は、私たちの生活に大きく関わっています。
特に、車をよく使う人にとっては、ガソリン代は無視できない出費です。
最近、「安いガソリンは減りが早い」「格安スタンドのガソリンは燃費が悪い」、さらには「混ぜ物が入っているかもしれない」などの話をよく耳にします。
でも、本当に安いガソリンは問題があるのでしょうか?
この記事では、そんな疑問に答えるために、いくつかの情報を基に考察していきます。

まず、ガソリンスタンドの価格差は地域によって異なりますが、約20~30円の違いがあることがわかります。
たとえば、出光のガソリンが高いと言われていますが、その分燃費が良いとも言われています。
愛知県の格安ガソリンスタンド、ユニーオイルエネオスを比較した情報では、ユニーオイルのガソリンは、エネオスに比べて燃費が悪いという記事がありました。
また、一部のセルフスタンドでは、ガソリンに濁りがあったという報告もあります。

しかし、あくまで原則論になりますが、JIS規格品確法によってガソリンの品質は保証されています。

スタンドの大小に関係なく、品質はいずれも問題ないはずです。

この記事を通して、ガソリンの価格と品質の関係を明らかにし、読者の皆さんが安心して給油できるよう、正しい情報提供に努めます。

ガソリンの価格と品質

ガソリンの価格には、多くのドライバーが関心を持っています。
安いガソリンは本当にお得なのでしょうか?
それとも、高いガソリンの方が長期的に見て経済的なのでしょうか?

給油するスタンドを替えたら燃費が伸びた?

安いガソリンはすぐに減る」という話を聞いたことがある人も多いでしょう。
実際に、あるユーザーは、ガソリンスタンドを替えただけで燃費がリッター当たり0.5km伸びたという経験をしています。
このユーザーは、毎回の給油と走行距離を記録して、総トータルで燃費を計算しました。
その結果、ガソリンスタンドを変えることで燃費が改善されたことが確認できたそうです。

地域で一番安いガソリンと最も高いガソリンスタンドの価格差は、おおよそ約20~30円です。
この価格差が燃費の差にどれだけ影響を与えるのかは、非常に興味深い問題です。

粗悪なガソリンは内燃機関を傷める?

さらに、粗悪なガソリンによる車の性能の低下も心配されています。
たとえば、信頼できるガソリンスタンドで給油した場合と粗悪なガソリンを使用した場合、車の水温に大きな違いが現れる、といった報告も一部あります。
粗悪なガソリンを使用すると、アイドリング中に簡単に水温が100℃を超え、エンジンのオーバーヒートのリスクが高まるというのです。

コストコのガソリンは燃費が落ちる?

また、コストコのガソリンは「1リットルあたり15円以上も安い」と評判ですが、品質について心配する声もあります。
しかし、コストコのガソリンはJIS規格品であり、燃費を改善する清浄剤が含まれています。
これは、価格が安くても品質が保証されていることを示しています。

単なる噂レベルの話である可能性もあります。

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格安スタンドの安いガソリンにまつわる「燃費が悪い」「減りが早い」「混ぜ物が入っている」といった声は、真実であるケースもあれば、噂話に過ぎないケースもあるようです。

ガソリンスタンドの業態と価格差について

ガソリンスタンドは、大別すると3つの業態に区分できます。以下、詳しく解説します。

石油元売り系列スタンドの紹介

日本には、大手の石油会社が運営するガソリンスタンドがたくさんあります。
例えば、エネオスホールディングス出光興産コスモエネルギーホールディングスなどです。
これらの会社は、日本中にたくさんのスタンドを持っています。
そして、それぞれのブランド専用のガソリンを提供しています。

プライベートブランドスタンド(PBSS)の役割

しかし、大手ブランドだけがガソリンスタンドではありません。
プライベートブランドのスタンドもたくさんあります。
これらはPBSS(プライベートブランドサービスステーション)と呼ばれます。
PBSSは、大手ブランドよりも安価にガソリンを提供することが多いです。
その秘密は、業転玉(ぎょうてんぎょく)という余剰ガソリンを安く仕入れることにあります。

業転玉とは

業転玉(ぎょうてんぎょく)とは、石油元売の余剰在庫(ガソリン、軽油、灯油、重油)がノーブランド品として供給される業者間転売品の通称。

無印サービスステーション(SS)の特徴

さらに、無印のサービスステーションも存在します。
これらは、どの石油会社にも属さない独立したスタンドです。
無印SSもまた、業転玉を使用して低価格でガソリンを提供します。

ガソリン価格の決定要因

ガソリン価格は、原油価格為替相場など様々な要因によって変動します。
また、スタンドの経営者の努力や人件費の違いも価格に影響します。

さらに、石油元売りか、元売りの余剰ガソリンを安く入手したPBSSまたは無印SSかによっても、価格は異なります。

JIS規格と品確法

しかし、ガソリンの品質に関しては、日本のJIS規格・品確法によって保証されています。

ですから、価格が安いからと言って品質が悪いわけではありません。

むしろ、PBスタンドや無印スタンドは、元売り系スタンドよりも頻繁に品質チェックが行われていると言われています。そのため、品質には問題ありません。

ただし、何年かに一度といった頻度で、ガソリンに混ぜ物を入れて販売していた悪質業者が摘発されるニュースが流れたりします。

したがって、ほとんどの格安店は品質に問題ないけれど、中には悪質業者が潜んでいる可能性は、やはりゼロではないというべきでしょう。気を付けましょう。

価格表示に注意が必要なことも

ある無印SSのケースを見てみます。ここはセルフ式ガソリンスタンドで、現金決済が特徴です。
しかし、給油し、伝票を確認してみると、特別安いわけではありません。
でも、価格表示は安かったので、「あれっ」と驚いたりします。

2021年4月からガソリンスタンドの価格表示は総額表示が義務化されました。

しかし、この無印SSでは、上段に本体価格、下段に税込価格が表示されており、利用者の誤解を招くような表示なっていたのです。

こういうケースもあるので、気を付けたいところですね。

利用者の口コミ・評判

ここでは、実際に様々なガソリンスタンドを利用した人々の口コミや評判を紹介します。良い点も悪い点も含めて、正直な意見を集めました。

Tさん(男性・35歳)

エネオスで給油すると、車の走りがスムーズに感じます。少し高いけど、その分燃費も良くなる気がするので満足しています。」

Mさん(女性・28歳)

「地元のノーブランドのガソリンスタンドを利用しています。価格が安いので助かっています。正直、燃費に関しては元売り大手のガソリンとあまり変わらないように思います。」

Kさん(男性・42歳)

コストコのガソリンは本当にお得!1リットルあたり15円も安く、車にも優しいと聞いています。品質も良いと感じています。」

Hさん(女性・30歳)

出光のガソリンは少し高めですが、燃費が良くなると聞いています。実際に使ってみて、確かに長距離を走ると差が出る気がします。」

Sさん(男性・50歳)

「安いガソリンスタンドで給油したら、車の調子が悪くなった気がします。ユニーオイルでは、エンジン音が少し悪くなったように感じました。」

Aさん(女性・22歳)

「セルフのガソリンスタンドで給油していますが、特に問題は感じていません。でも、友人からは安いところは混ぜ物があるかもしれないと聞いて、少し心配になっています。」

Nさん(男性・38歳)

オカモトセルフで給油することが多いです。価格が安くて助かっていますが、燃費に大きな違いは感じられません。全然問題ないと思います。」

これらの口コミを通して、ガソリンの価格と品質、燃費に対する人々の印象が分かります。高価なガソリンを選ぶ人もいれば、価格を重視する人もいます。給油するガソリンスタンドを選ぶ際には、これらの意見を参考にしてみると良いかもしれません。

混ぜ物が入った低品質のガソリンを使用した場合の現象

すでに触れたように、石油元売り大手が販売するガソリンも、プライベートブランドのスタンドのガソリンも、無印スタンドのガソリンも、実は「同じ」ガソリンです。

流通ルートが異なるだけです。

ですが、やはりすでに触れたように、ガソリンに混ぜ物を入れていた悪質業者がたまに摘発されることもまた事実です。

つまり、数は少ないと思いますが、混ぜ物を入れた粗悪ガソリンが一部出回っていることは確かだと思います。

こうした粗悪ガソリンを給油してしまった場合、クルマにどんな影響があるのか、詳しく見ていきましょう。

  1. エンジンの調子が悪くなる

    • エンジンのかかりが悪くなったり、アイドリングが不安定になったりすることがあります。
    • 加速時にエンジンがスムーズに反応しない、いわゆる「もたつき」が感じられることもあります。
  2. 燃費の悪化

    • 品質の悪いガソリンは燃焼効率が低いため、同じ距離を走行してもより多くのガソリンを消費することになります。
  3. ノッキング

    • エンジン内での異常燃焼が起こりやすくなり、ノッキングと呼ばれる現象が発生することがあります。これはエンジンに損傷を与える可能性があります。
  4. エンジン内部の汚れ

    • 品質の悪いガソリンに含まれる不純物がエンジン内部に蓄積し、インジェクターや燃料ラインの詰まり、さらにはバルブやピストンの汚れを引き起こすことがあります。
  5. 排気ガスの増加

    • 不完全燃焼が増えることで、有害な排気ガスの量が増えることがあります。これは環境にも悪影響を及ぼします。
  6. 始動性の低下

    • 特に冷えた状態でのエンジンの始動性が悪くなることがあります。
  7. エンジンの寿命短縮

    • 長期的に品質の悪いガソリンを使用し続けると、エンジンの摩耗や損傷が進み、最終的にはエンジンの寿命を縮めることにつながる可能性があります。

これらの問題を避けるためにも、信頼できるガソリンスタンドで品質の良いガソリンを給油することが重要です。

ここでいう「信頼できるガソリンスタンド」とは、べつに石油元売り大手だけを指しているのではありません。

地域で長年堅実な経営を続けてきたガソリンスタンドが皆さんの周囲にもあると思います。

一時の利益でなく、長い付き合いを重視しているこうしたガソリンスタンドが、粗悪なガソリンを販売する可能性は限りなくゼロに近いと思います。

いずれにしても、どこで給油するにしても、車の調子に今以上に関心を持てば、混ぜ物が入ったガソリンを長く使い続けるなんて、一度騙されることはあっても、長期的にはありえない話だと個人的には感じています。

まとめ

  1. ガソリン価格は生活に大きく関わり、特に車をよく使う人にとって重要な出費です。
  2. 安いガソリンに関して、「減りが早い」、「燃費が悪い」、「混ぜ物がある」という話があります。
  3. ガソリンスタンドの価格差は地域により異なり、約20~30円の違いがあります。
  4. 愛知県の格安スタンドでは、燃費が悪いという結果が出た例があります。
  5. 一部のセルフスタンドではガソリンに濁りがあったという報告もあります。
  6. しかし、JIS規格品確法によってガソリンの品質は保証されています。
  7. コストコやオカモトセルフなど大手も品質には自信を持っており、価格が安くても品質が保証されています。
  8. ガソリンスタンドは石油元売り系列スタンドプライベートブランドスタンド無印サービスステーションに大別されますが、販売しているガソリンは「同じ」です。
  9. ほとんどの格安店は品質に問題ないものの、中には悪質業者が潜んでいる可能性もあるため注意が必要です。

皆さんがお住まいの地域に「格安スタンド」があったら、一度利用してみるのは大いにアリだと思います。

利用してみて、たとえ気のせいでも、「なんか調子悪いな」「減りが早いな」「燃費が落ちたんじゃないか」と感じるようなら、元のスタンドに戻せばいいだけの話です。

一度くらい粗悪ガソリンを給油したからと言って、それで車が壊れるなんてありえないので、あまり心配しない方がいいですよ。

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