【新情報追記】ロードスター(ND型)は生産中止?電動化で廃止・終了する?

ロードスター・nd・生産中止・生産終了・廃止

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ロードスター(ND型)は生産中止?電動化で廃止・終了する?

※トップ画像はND型ロードスター(Wikipedia様より)

【2023年6月30日追記】ロードスター・ロードスターRFの販売終了、新型登場を示唆

マツダは2023年6月30日、2ドアオープンカー「ロードスター」と「ロードスターRF」現行モデルの受注を停止し、在庫がなくなり次第販売終了すると発表しました。同時に販売再開について言及しているので、ロードスターシリーズが廃止されるのではなく、新モデルがまもなく登場することを示唆しています

キーポイント詳細
車名ロードスター、ロードスターRF
販売終了発表2023年6月30日
初代デビュー年1989年
販売台数2022年11月現在までに累計110万台以上
記録「世界でもっとも売れている2人乗り小型オープンスポーツカー」でギネス記録認定
現行型(ND型)2015年5月に発売、4代目モデル。「魂動」デザイン採用
販売終了の理由在庫がなくなり次第、公式サイト上で発表
新モデル新モデルの登場を示唆

 

【2022年9月28日追記】

2022年9月28日現在、マツダのホームページに下記の文言が掲載されています。

※MAZDA ROADSTERは現行モデルのご注文受付を終了しております。

販売店での在庫がなくなり次第、販売を終了させていただきます。また、販売店の在庫がある場合でも、ボディカラーやオプションなどお客様のご要望に沿えない場合がございます。販売再開時期は改めてご案内いたします。

しかし、ロードスターファンの皆様、ご安心ください。

これはマツダ恒例の「年次改良」に伴う措置です。現行のND型ロードスターの販売を完全に終了するものではありません

「年次改良したNDロードスターをまた後日発表するので、その時までお待ちください。」

という意味のお知らせです。

年次改良されたロードスターの受注は、2022年11~12月頃になると予想されます。

<年次改良の内容(あくまでも予想)>

では、年次改良されたロードスターの内容を、様々なメディアの予想を基に簡単にお知らせしたいと思います。※あくまでも噂あるいは予想によるものなので、改良後の実際のモデルと異なる可能性があります。

  • ポリメタルグレーメタリックのボディカラーを廃止
  • ジルコンサンドメタリックを追加
  • 幌にブラウントップが追加※昔のキャメルトップに近い色か?
  • IEループ(エネルギー回生装置)の廃止
  • 車両本体価格が66,000円程度アップ

 

【2022年2月14日追記】

このページのテーマは現行型(4代目ND型)のロードスターは生産中止になるのか、というものですが、当面は大丈夫です。継続して生産されます。また、今後マツダすべての車種が電動化に向かうにしても、ロードスターは引き続き生産される予定です。その際はND型からNE型になると思われます。ただし、NE型がガソリンエンジンである可能性は低く、ハイブリッドまたはEVという形でロードスターは今後も生き残っていくでしょう。

さて、2021年の後半あたりから「現行ND型ロードスターは生産中止になる」という噂が流れていました。

けれども、結論を言うと、それは<年次改良>のことだったようです。

2021年10月24日、マツダのロードスター公式サイトに「一部仕様を除き、現行モデルの販売は終了させていただきました。新モデルの発表は今冬を予定しております。詳細はマツダ販売店へお問合せください。」という記載が現れました。

ここでいう「現行モデルの販売は終了」という文言の意味は、現行ND型のその時点での最新モデルの販売を終了する、という意味です。

そして、あらたな年次改良を実施して、2022年の早い時期に現行ND型最新モデルとして発表するというわけです(2021.12.16 マツダ公式ページのニュースリリース)。

つまり、ロードスターの現行モデルND型が生産中止になるという話ではありません。改良型に移行するという話です。

その現行ND型ロードスターの最新モデルの概要は、以下の通りです。

  • 最軽量グレード「S(990kg)」を改良。バネ下重量の低減をより徹底した特別仕様車「990S(キューキューマルエス)」
  • 990S (6MT):¥2,893,000
ダイナミクスRAYS 社製鍛造16 インチアルミホイール(RAYS ZE40 RS)を採用。1 本あたり約800g、合計約3.2kg の軽量化を図り、バネ下重量を低減
フロントブレーキ:Brembo社製大径ベンチレーテッドディスク&Brembo社製対向4ピストンキャリパー(ブラック塗装にブルー文字)リアブレーキ:大径ブレーキローター&キャリパー(ブラック塗装)
990S専用セッティング(ダンパー、コイルスプリング、電動パワーステアリング、エンジン制御)
エクステリアダークブルー幌
インテリアエアコンルーバーベゼル(ブルー/ピアノブラック)
ショップオプション専用フロアマット(ブルーステッチ/刺繍入り)

※画像、仕様内容はマツダより。以下同様

990Sというネーミングは、生産中止になるホンダS660へのメーカーを超えたオマージュなのでしょうか。そうであるなら美しい話ですが、ただの当てつけならひどい話です。きれいな方の話だと信じたいと思います。

それにしても私はこの990Sに激しく乗りたいですがすぐに買えそうもないので道で出会ったら写真を撮らせてもらうかもしれません。オーナーさんよろしく。

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  • クールで都会的なロードスター特別仕様車「Navy Top(ネイビー・トップ)」
  • Navy Top (6MT) ¥3,191,100:(6AT) ¥3,306,600
ベースグレードS Leather PKG
エクステリアダークブルー幌(インシュレーター付き)
ボディ同色電動リモコン式ミラー
高輝度塗装16インチアルミホイール
販売期間2021年12月16日から2022年5月31日まで

 

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  • 上質なテラコッタの内装色を新設定したエレガントなロードスターRFの新機種「RF VS Terracotta Selection(RF VS テラコッタ セレクション)」
  • VS Terracotta Selection :(6MT) ¥3,798,300、(6AT) ¥3,825,800
インテリアテラコッタナッパレザーシート
テラコッタインパネ/ドアトリムステッチ

 

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今回改良される全モデルに「人馬一体」の走りの楽しさをさらに高める新技術「KINEMATIC POSTURE CONTROL (KPC)(キネマティック・ポスチャー・コントロール)」を導入しています。

キネマティック・ポスチャー・コントロール(以下KPC)は、日常域の安定性は今まで通り、さらにハイスピードコーナリングにおいてもより一体感がありより安定した旋回姿勢を実現する新技術です。

KPCでは、Gが強めにかかるようなコーナリングの際にリアの内輪側にわずかにブレーキを掛けます。これによってロールを軽減しながらなおかつ車体を引き下げて旋回姿勢をより安定させます。

たとえば直進中にブレーキを掛けると車体は沈み込みます。もしも左の車輪にだけブレーキを掛ければ車は左側に沈み込みます。これをコーナリング中に行うのがKPCです。たとえば左カーブで左の内輪にのみ軽くブレーキを掛けると、本来なら遠心力で車体は右側に傾くところを、左側に傾く要因をプラスすることになり、車体はよりフラットに近い姿勢を保ち、安定してコーナーを抜けていきます。

これがKPCです。

しかも、KPCを導入したにもかかわらず、車両重量の増加は1グラムもありません。※要するにコンピュータ制御でやっている新技術ということ

KPCが導入されたからと言って、日常域での挙動はこれまでと変わりません。KPCはハードな走行になると作動し、真価を発揮します。つまり、ハイスピードコーナリングの際に車体の浮き上がりが軽減され、クルマが地面に吸い付くように安定するのです。

ロードスターをGTカーのようにゆったり走らせようという人には、今回のKPCの導入はほとんど体感上の変化は感じられないと思います。しかし、ロードスターを峠スペシャルあるいはジムカーナやサーキット走行で楽しもうという方にとって、KPC導入ははっきり体感できる改良になっていると思います

※ロードスターのオーナーさんは、実は、GTカーのように高速道路を延々と長距離移動する使い方の方もけっこう多いと私は思っています。高速のサービスエリア等で遠方のナンバーのロードスターをよく見かけますから。別のページで私はロードスターにこそディーゼルエンジンがふさわしいと書きましたが、今でも本気でそう思っています。⇒⇒マツダディーゼルやめたほうがいい?はい、チョイ乗りならやめたほうがいいです!もちろん、峠スペシャルのような乗り方を否定しているものではありませんので、誤解なさらないでくださいね。

なお、現行ND型ロードスターは当面の間生産が継続されますが、いつフルモデルチェンジされて新型であるNE型が登場するのか、情報が錯綜していてほとんど予測がつきません。

場合によっては2022年中にも発表されるという噂もありますし、もっと後になるという声もあります。

いずれにしましても、この記事を書いている2022年2月14日現在においては、現行ND型ロードスターが生産中止になることはなく、年次改良された上記新モデルが日本の道路に新たな彩を添えてくれるものと期待しています。

(追記はここまで)

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(これ以下は、2022年2月14日追記前の記事です)

現行ND型ロードスターは生産中止になるのでしょうか?

というより、ガソリンエンジンのロードスターは今後すべて生産中止になるのでしょうか?

 

この記事を書いている2021年9月22日現在、マツダのロードスターの現行型は2015年から販売されているND型(ND系)であり、4代目です。※ロードスターRFは2016年から

初代ロードスターがスタートしたのが1989年、2代目が1998年、3代目が2005年ですから、フルモデルチェンジの間隔は、それぞれ9年、7年、10年ということになります。

こうした過去を参考に将来のフルモデルチェンジを予想すると、2023年~2025年あたりが次期(5代目)ロードスターが出る時期ではないかと思われます。

ところが、です。

マツダは2021年6月17日に「中期技術・商品方針説明会」をマスコミに向けて実施したのですが、それは2020年にすでに公表していた中期経営計画の見直しを踏まえた内容で、その主な項目は、

電動車を2022年から2025年の3年間で13車種導入

②2030年に100%電動化

というものでした。

ここで言う「電動車」または「電動化」とは、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、EV(電気自動車)のすべてを含んでいます。※EUが勝手にルール作りを先導している「ハイブリッドを含まないEV」とは概念が異なります。EUのルールは日本のハイブリッド技術を排除することがその主要な目的であることは明白です(これは私の私見というより日本の自動車業界人の常識でしょう。実際、車の生産から使用、そして廃棄までの全工程で考えると、EV車よりハイブリッド車の方が二酸化炭素の排出量は少ないというデータがあります)

さて、現行型ロードスター(ND)は、RFを含めてすべてガソリンエンジンですから、仮にロードスターの次期型が生産継続されることになったとしても、現行型のようなガソリンエンジンのみのロードスターは恐らく生産中止・生産終了・廃止・廃版ということになる可能性は大です。

というか、中期目標の文言通りであれば、確実にガソリンエンジンのみのロードスターは生産中止になるでしょう。

すると、わたしたち自動車ファン、マツダファン、ロードスターファンの関心事は次の3点に集約されると思います。

  1. ロードスターはフルモデルチェンジされて次期型(NE型?)が出るのか
  2. 次期型が出るとしたらいつ頃出るのか。2023年か、2024年か、2025年か、それとももっと遅くなるのか
  3. 次期型はハイブリッドになるのか、EVになるのか、それとも両方とも製造されるのか

こうした疑問に対して、マツダの専務執行役員は上記「中期技術・商品方針説明会」の中で次のような内容の返答をしています。

2030年までの電動化ロードマップの実施範囲にはロードスターも入っている

つまり、まず間違いなくロードスターはフルモデルチェンジされた次期型が発売されるということ、そしてハイブリッドになるかEVになるかはわからないものの「電動化」されるということ、この2点は動かないということです。

次期型ロードスターを予想(妄想)する

というわけで、現行型ロードスターであるND型(ND系)は、電動化されてNE型(NE系)?になることは確実なようです。

ロードスターが生産中止にならない点は素直にうれしいです。

ただし、生産中止にならない点は安心しましたが、電動化されれば、それがハイブリッドであれEVであれ、車体重量が今より重くなるだろうことはほぼ確実でしょう。

駆動用バッテリーは一定の重量を伴うので、これは他のハイブリッド化やEV化の実例を見れば火を見るより明らかです。

本来「ライトウェイトスポーツ」を標榜してきたマツダのロードスターが「肥満化」したら、これは悪い冗談のような話になります。

あるいは、これには次のような反論もあるでしょう。

多くのハイブリッド車やEV車に乗ればわかるように、モーター駆動は強力なので、もしもロードスターが100キロ~150キロ今より重くなったとしても、その重量増を感じさせないほどの加速性能や運動特性を示すはずで、重量増加はそれほど心配するような問題ではないだろう

ふむふむ。

確かにそれは一理ある意見だと思います。

ただ、「パワーがあれば車は実際より軽く感じる」というのはディーラーの試乗などでチョイ乗りした時の感じ方であって、マイカーとして車を所有し生活の友として毎日乗り続ける場合、実際の車の重量というのはウソをつかないもので、重い車は様々なシーンでその重さをはっきり示すものであって、やはりロードスターが重くなるとしたら、それは「事件」であり、決して軽い問題ではないはずだ、というのが私の意見です。

みなさんはどうお考えですか?

ともあれ、とにかく生産中止にならずにロードスターが生き残ってくれるであろう点は皆さんと共に喜びたいと思います。

「ND」の次は「NE」だろうという根拠について

ロードスターの型式はとても分かりやすくなっています。

  • 1代目:NA
  • 2代目:NB
  • 3代目:NC
  • 4代目:ND

というように、歴代ロードスターの型式表示はA、B、C、Dという順番になっているので、今後発売されるであろう5代目ロードスターは、必然的にNE系になるだろうという予測が立ちます。

※具体的には、車検証の型式欄に、たとえば「5BA-ND5RC」とあったら、「ハイフン」の後にくるアルファベットで何代目か見分けがつきます。この例では「ND」ですから4代目ということになります。

全国のロードスターオーナーの皆さんは、

「うちのはNCだけど、加速は・・・」

といった会話をするわけです。

ちなみに、私はNBロードスターに乗っていた時期があります。

ATでしたが、今にして思うとMTにしておけばよかったと悔やんでいます。

電動化された場合、トランスミッションはどうなるのでしょう?

ああ、また悩みが増えてしまいましたね(笑)。

ご覧いただきありがとうございました。

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