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目次
【記事丸わかり】
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【プチ調査】CX-8はでかすぎて後悔する?リセール悪い?乗ってる人はどんな人?
画像:Wikipedia
【2023年8月14日追記】マツダは次のようにアナウンスしました。
MAZDA CX-8は、2023年12月をもちまして生産終了致します。ご注文が12月までの生産台数に達した時点で販売終了となります。
つまり、CX-8は12月で完全にモデルを終了するということのようです。ただ、現時点で後継と目されるCX-80の発売日はアナウンスされていません。
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(ここから記事本文)
パワフルな走りを楽しめる『CX-8』。巷では、
- でかすぎる
- リセール悪い
- 後悔するクルマ
など、良くない噂が広がっています。
これらの真相を追求するため、CX-8のユーザーのリアルなクチコミを徹底調査!本当に後悔するクルマなのかを検証します。
また、どのような用途で乗ってる人が多いのかも解説しますので、ミニバンじゃ物足りない!SUVの走りの良さを体感したい方は必見です。
CX-8の特徴
画像:マツダ
CX-8は、マツダ自動車が2017年12月から発売しているクロスオーバータイプのSUV車です。その魅力は、何と言っても3列シートを備えたSUV車であること。
マツダでは売れ筋のミニバンをラインナップしていません。しかし、6~7人乗りの3列シートを新世代車にしたことで、多くのファミリー層から注目を集めています。
発売翌年の2018年の売り上げは3万台以上、2019年には2万台を超え、2年連続国内3列シートSUV販売台数ナンバー1に輝いています。
CX-8はでかすぎて後悔するクルマ?
画像:マツダ
CX-8について調査していると、「でかすぎる」という声がちらほら見受けられます。SNSでも以下のようなクチコミがありました。
【でかすぎる声】
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これらのクチコミを見てみると、そのほとんどが未購入者からの声。実際にCX-8に乗ってる人が、でかすぎるデメリットや後悔を感じているのか、次の章で検証します。
でかすぎて後悔する声を調査
画像:マツダ
CX-8の購入者レビューから、でかすぎて後悔する声を検証します。(参照:みんカラ)
後悔①小回りが利かない
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「小回りが利かない」といった声がいくつか散見されました。
後悔②駐車場問題
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自宅やお出かけ先の駐車場で苦労した意見が見受けられました。
でかすぎ対策
画像:マツダ
上記のような「でかすぎ問題」はいくつかの対策で解消できる場合がほとんどです。こちらの章では、でかすぎ対策をご紹介します。
まずは、CX-8の車体サイズをライバル車と比較してみましょう。
車種 | 車体サイズ | 最小回転半径 |
CX-8 | 全長4,900mm×全幅1,840mm×全高1,730mm | 5.8m |
トヨタ「ランドクルーザープラド」 | 全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,850mm | 5.8m |
日産「エクストレイル」 | 全長4,640mm×全幅1,820mm全高1,715mm | 5.6m |
三菱「アウトランダー」 | 全長4,695mm×全幅1,810mm×全高1,710mm | 5.5m |
CX-8は、ライバル車と比較しても全長が一番長く、人気のエクストレイルやアウトランダーより全幅も20〜30mm以上大きく、立派な車格であることが分かります。最小回転半径も他車に比べて大きく、駐車する際に切り返しの回数が増える場合もあります。
先進安全技術を搭載
画像:マツダ
ボディサイズが大きいからと言って運転しづらいことはありません。CX-8には、全車に先進安全技術を標準装備しています。
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この中でも特に360°ビュー・モニターは、駐車補助機能として活用している方のクチコミが多く見受けられました。
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マツダの360°ビュー・モニターは、駐車時に車両周辺を確認するシステム。車両の前後左右に備えた計4つのカメラで、トップビューのほか、フロントビュー、リアビュー、左右サイドビューの映像をセンターディスプレイに表示します。
車両を上方から確認できるため、車体の距離感が掴みやすくなります。運転に不安な方も、このようなシステムを活用していけば、CX-8の車幅感覚に慣れてくるでしょう。
駐車場対策
日本の立体駐車場で最も多いサイズ制限は、高さ1550mm・全幅1850mm。そのため、自宅マンションの駐車場サイズは事前確認が必要です。
最近のショッピングモールの駐車場は、高さ2,000mm〜2,500mmと大きめに作られているので後悔することはないと思いますが、心配な方はよく行くスーパーの駐車場の大きさも事前に確認しておきましょう。
サイズ感に対するいい声
画像:マツダ
CX-8のサイズ感に対する不満の声は少数派の意見です。実際に乗ってる人はそこまで不便さを感じていないようですね。
いい声
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サイズの大きさに納得して購入されている方がほとんどで、大きいことで後悔することはないようですね。その他にも、以下のメリットがあります。
燃費がいい
画像:マツダ
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大きなボディサイズの車は、重量も重くなり燃費が悪くなる傾向があります。CX-8の重量は1,780〜1.920kgと2トン近くの重さがあるものの、他車と比較しても燃費性能に大きな差はありません。
【燃費他車比較】
車種 | カタログ燃費 |
CX-8 | 12.4km/L:2WD(2.5Lガソリン) 12.0km/L:2WD(2.5Lガソリンターボ) 15.8km/L:2WD(2.2Lディーゼルターボ) |
トヨタ「ランドクルーザープラド」 | 11.2km/L:ディーゼル車 8.3km/L:ガソリン車 |
トヨタ「アルファード」 | 9.9~10.2km/L:3.5Lガソリン2WD車 10.6~10.8km/L:2.5Lガソリン2WD車 |
CX-8は、ボディサイズと排気量の大きさの割には、燃費が優れていると言えるでしょう。
収納力抜群
画像:マツダ
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収納力の高さについても大きなボディサイズがメリットになっているようですね!
リセール悪いという噂は本当?
画像:マツダ
車を購入する際、リセールバリューを考えて購入する方もいますよね。CX-8には「リセール悪い」といった風評もあるようで…。
こちらの章では、「リセール悪い」という噂は本当なのかを検証します。
リセール悪いは過去の「マツダ地獄」の影響
画像:マツダ
「マツダ地獄」という言葉をご存知ですか?一昔前、マツダ車に乗ってる人が数年後乗り換えをする際、中古車ショップでは下取り価格が安く、反面マツダディーラーならいい値段で下取りをして大幅な値引き対応で新車の購入ができました。
しかし、結局またマツダ車に乗ることになり、一生マツダ車から抜け出せなくなる。そんなことから「マツダ地獄」という言葉が生まれていました。そのような過去の販売方法の影響から、「リセール悪い」といった噂が広まっていると考えられます。
CX-8のリセールバリュー
実際のところCX-8のリセールバリューはどうなのでしょうか?乗ってる人のリセール情報がいくつか見受けられました。
リセール情報:CX-8「XDプロアクティブ_6人乗り(2017年)」
3年3万キロで手放しますが、本当に良いクルマでした。 通勤に使うには少し大きすぎるのと親を乗せる機会がなくなりましたので、クルマを少し小さいCX-30にすることにしました。リセールも良く、本当に良い買い物でした! |
リセール情報:CX-8「25SLパッケージ6人乗り4WD(2020年)」
満足している点は多々ありますが、特に驚いたのはリセールの良さです。 前車CX-8 XD PROACTIVE 4WDは3年乗りましたが、購入価格(車両本体)の75%以上で下取りでした。 |
リセールバリューとは、中古商品の再販価値のこと。一般的に買った車を3年後に手放した時の価値を表します。
通常の車は3年経過すると、売値が新車価格の50〜60%程度まで下がります。クチコミにもあるように、CX-8の3年後のリセールバリューは60〜70%が期待できるクルマです。
アルファードなどの超人気車には多少劣りますが、国産車の中では高いレベルです。リセール悪い車種ではないと言えるでしょう。
CX-8を高くリセールするコツ
CX-8を高くリセールするコツをご紹介します。
人気のボディカラーを選ぶ
車体のカラーは、買取価格に大きく影響します。白や黒などの定番カラーは、買い手を選ばないため中古車市場でも需要が高くなります。
リセールを考えているなら、購入する際の色選びも視野に入れておくのがおすすめです。
モデルチェンジ前にリセールしよう
リセール悪いと感じている人は、売るタイミングにも注意が必要です。車の買取価格に一番大きな影響を与えるのがモデルチェンジ。
モデルチェンジが実施されると、新型に買い替えるユーザーが増えるため旧型の中古流通台数が増えて中古買取価格が下落しやすくなります。
リセールに出すなら買取価格に大きく影響の出やすいフルモデルチェンジ前にしましょう。
CX-8に乗ってる人の特徴
CX-8に乗ってる人の特徴から、どんな用途でクルマを楽しんでいるのかを探っていきましょう!
大人数で乗る
「我が家は4人家族ですが、いざというときは7人乗りが可能なので便利です。」
「子供3人を2列目に乗せるため7人乗りにしました。とても広くて快適です。」
「チャイルドシートを積んでも大人が5人乗れるのもありがたい」
「親族を乗せて出かけることができていい。普通のミニバンは嫌だったので、かっこよく乗れて嬉しい。」
やはり、3列シートで6〜7人乗車できることでファミリーカーとしての需要が高いことがうかがえます。運転の楽しさを味わえるSUV車として、シンプルな箱型のミニバンに物足りなさを感じる方からも支持を集めています。
レジャー・スポーツ派
画像:マツダ
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ゴルフや釣り、キャンプなどレジャー・スポーツ派にもぴったりです。サーフボードなど長尺物も積載できるので、アウトドアを思う存分楽しめる車ですよ。
まとめ
「CX-8はでかすぎて後悔する?リセール悪い?乗ってる人はどんな人?」をテーマに解説しました。でかすぎて後悔する声は、以下の2つです。
①小回りが利かない
②駐車場問題
しかし、この2つに関しては先進安全技術を上手に活用すれば、車幅感覚も次第に掴めてくるので、後悔するほど大きな問題ではありません。リセール悪いという評判は、CX-8には全く関係ないので心配する必要はないでしょう。
CX-8はマツダのコンセプトである「人馬一体」にふさわしく、パワフルな走行で今まで以上にドライブを楽しめるクルマです。ぜひ、車選びの参考にこの記事を活用してくださいね!
ご覧いただきありがとうございます。