画像:ダイハツ
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DNGAとTNGA
ダイハツのDNGAとは、読み方は「ディーエヌジーエイ」で、Daihatsu New Global Architectureの略です。
これは、軽自動車と小型車をひとまとめにして新しい車づくりを目指す方針を表しています。
トヨタのTNGAのダイハツ版ということになります。※2016年トヨタはダイハツの株式を100%取得し完全子会社化しています
DNGAの最大のポイントは、軽自動車と小型車の垣根を取り払い、全く同じ品質の車づくりをするという目標を掲げている点です。もちろん、サイズや排気量などの規格は異なりますが、性能品質・安全装備などを全く同じ思想で貫くというものです。
これにより、シャシーフレーム、サスペンション、パワートレイン、シート、安全装備など、規格以外はすべて同じ方法論で製造していきます。部品共有化と生産効率を上げることで、新型車の投入ペースを早めることが可能になります。
また、DNGAはCASEの思想を製品に具現化していきます。
CASEとは、「Connected(情報通信)」「Autonomous(自動運転)」「Shared& Services(カーシェアやサブスクリプションなど)」「Electric(電動化)」の略ですが、この考え方に沿った車を作っていくということです。
DNGA第1弾:2019年発売の新型タント
2019年に発売された新型タントにはDNGAに基づく様々な新機軸が投入されています。
- 複数点火が可能な新型インジェクションによるエンジン
- D-CVT(デュアルモードCVT):ベルト+遊星ギアによる変速比幅が向上した省燃費・低ノイズのトランスミッション(※)D-CVTの採用で、加速性能は従来比15%向上、燃費性能は60km/h走行で従来比約12%、100km/h走行で19%改善し、環境性能は世界トップの5つ星を獲得しています。ここに出てくる数字「15%」「12%」「19%」は明確に体感できるすごい数字です!
- ハイテンション鋼の使用・薄板化によりボディシェル重量を10%軽量化。なおかつ、曲げ剛性約30%向上。完成車状態で40kgの軽量化
- 新型サスペンションと新型シートを採用し、乗り心地を改善
以下には、新型タントに搭載される安全装備を列記します。
- ブレーキ制御付誤発進抑制
- サイドビューランプ
- スマートパノラマパーキングアシスト
- 車線逸脱抑制制御
- 全車速追従機能付ACC
- LKC(車線維持支援機能)
- ADB(アダプティブドライビングビーム)
- 標識認識
要するに、トヨタの上位車種に搭載される予防安全装備と同等の性能を確保しています。
DNGA第2弾:ロッキー
トヨタのライズと同じ車です。
DNGA第3弾:軽クロスオーバー・タフト(TAFT)
ライバルであるスズキのヒット作ハスラーの対向車として2020年6月発売予定。
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