レシオカバレッジ(変速比幅)とは
トランスミッションのレシオカバレッジ(変速比幅)とは、そのトランスミッションの性能評価の目安の一つです。
一般的に、この数値が高いほど、燃費性能に優れ、静粛性能が高いトランスミッションと言えます。
レシオカバレッジ(変速比幅)の計算方法は、
最大変速比÷最小変速比
の式に当てはめます。
実際の車種別の数値は下記に記しますが、一般的に、CVTは5.5~6、トルクコンバーター式ATは4速で4、8速で8くらいになります。
過去のエポックメーキングなトランスミッションとしては、次のようなものがあります。
- 日産とジャトコが開発した副変速機付きCVTが7.3(2009年)
- ドイツZF社の9速ATが9.84(2011年)
- ホンダの7速DCTであるi-DCDが9.3(2013年)
主な車種のレシオカバレッジ(変速比幅)
(けっこう昔の車)
- レガシィツーリングワゴン2.0GT(2003年):4.425 5速AT
- マークIIグランデ(1995年):3.820 4速AT
- S13シルビアK’S(1992年):4.013 4速AT
- マーチターボ(1990年):2.286 3速AT
- R32スカイラインGTS25(1989年):5.558 5速AT
(比較的最近の軽自動車~CVT~)
- ekスペースG:7.285 CVT
- ハスラーXターボ:7.284 CVT
- タントXターボ:6.619 CVT
- ekワゴン:5.968 CVT
- デイズ:5.968 CVT
(比較的最近の普通車~CVT~)
- レクサスUX:7.555 CVT
- RAV4: 7.555 CVT
- ノート1.2L:7.284 CVT
- スイフト1.3L:7.284 CVT
- インプレッサスポーツ1.6L:7.031 CVT
(比較的最近の普通車~トルコンAT~)
- レクサスLC、LS:8.232 10速AT
- アルファード3.5:8.201 8速AT
- デリカD:5 2.3Lターボ:7.801 8速AT
- クラウン2Lターボ:6.709 8速AT
- レクサスRC F:6.709 8速AT
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