ホットロッドとは、もともとは1930年代にアメリカで生まれたカスタムカーのことです。
古い車に炎のようなペイントをしたり、屋根部分を切ってオープンカーにしたり、エンジンを載せ換えてドラッグレースの車両に仕立てたり、様々なカスタムを施した車のことをホットロッドと呼びます。
驚くことに、車検はあんがい大丈夫です。
車検はその車が生産された年代の基準が適用される項目が多いので、あれこれ手を入れていても現在の車検基準は適用されないので、たいていは車検OKです。
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ホットロッドとはどんな車のこと?意味は?
広い意味でいえば、カスタムカーのことです。
もともとは1930年代のアメリカにおいて始まったものです。
カスタムには主に2つの方向性があり、一つは見た目を派手にペイントしたり屋根を切り取ったりする方向、もう一つはエンジンを高性能なものに乗せ換えたりして動力性能を向上させる方向、この2つです。
1920年代から1930年代にかけてのフォード・モデルTや、フォード・モデルA、1932年から1934年にかけてのフォード・モデルBを使ったカスタムが流行しました。
ホットロッドは一つの文化として定着していて、アメリカだけでなく日本でも一部熱狂的なファンのあいだで日本車によるホットロッドがすでに定着しています。
車検に通る?
日本では1951年から本格的車検制度が導入されていますが、車検の検査基準は、原則として、その車が販売されていた時点の車検基準が適用されるので、それ以前の車に様々なカスタムを施して現在の車検基準に適合しなかったとしても、それはOKです。
車検は通ります。
2020年の現在、1980年代に販売された車にカスタムを施した場合で、現在の車検基準に適合していなかったとしても、原則として車検は通ります。
たとえば、排ガス規制やマフラーの音量規制などが2020年現在の基準に適合しなかったとしても、その車が販売された1980年代の時点で規制されていなかったものであれば、車検は通ります。
ただし、公道を走るのですから、最低限の基準はクリアーしなければならず、ブレーキ検査、スピードメーター検査、灯火器検査、サイドスリップ検査等は現在の基準をクリアーする必要があります。
日本においてホットロッドの車両で公道を走ろうと思ったら、カスタムする際にショップの人に車検基準に適合する範囲内で行うよう確認すべきです。
様々なホットロッド
一口にホットロッドと言っても様々な種類があります。
チョップドトップ
ボンネット、ガラス、屋根、バンパーなどを取り除いたりしてボディーの軽量化を図り、レース車両にしたり、あるいは見た目の派手さを競ったりします。
フレイムペイント
ホットロッドの代名詞ともいえるフレイム(炎)のようなペイントをボディーに施します。
エンジンスワップ
エンジンを載せ換えるカスタム方法です。車を高性能化する目的もあれば、古いボディーに最新のエンジンを載せたそのギャップを楽しむ目的もあります。
レストモッド
上のエンジンスワップと被りますが、たとえば、クラシックカーに最新のエンジンやトランスミッションを載せて、見た目とは裏腹な超高性能車に仕立て上げて楽しむやり方です。
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