ズバット車買取比較 |
基本はサイドブレーキの使い方
車のフロント側を坂道の上に向けて駐車している場合、いざ発進しようとすると、マニュアル車(MT)でもオートマ車(AT)でも後ろにずり下がってしまいます。
これは、まだエンジンの動力がタイヤに十分に伝わっていないので、車の重力のほうが勝って坂道を下ってしまうからです。
これを防止するには、サイドブレーキの使い方が大事になってきます。
もちろん、ブレーキなので、ずっとサイドブレーキをかけっぱなしだと坂道を登っていきません。
いずれかのタイミングでサイドブレーキを解除しなければなりません。
このサイドブレーキの使い方が坂道発進のミソです。
オートマ車(AT)の坂道発進のやり方
CVTのATでもトルクコンバーターのATでも、坂道発進する場合は、下記の手順で行います。
- ブレーキを踏む
- サイドブレーキがかかっていることを確認する
- ブレーキから足を離し、アクセルを踏み込む
- 車体がグワッと上に持ち上がるような動きを見せる
- そこでサイドブレーキを解除する
これで坂道発進ができます。
マニュアル車(MT)の坂道発進のやり方
- ブレーキを踏む
- サイドブレーキがかかっていることを確認する
- 左足でクラッチペダルを踏み込んでギアを1速に入れる
- ブレーキから足を離し、アクセルを踏みつつクラッチペダルを徐々に戻し半クラッチ状態にする⇒⇒車体がグワッと上に持ち上がる
- サイドブレーキを解除する
これで坂道発進ができます。
サイドブレーキが電子化されている場合
機械式のサイドブレーキは、センタコーンソールにあるレバーを引いたり戻したりして操作するか、あるいは足元のフットペダルを踏んで操作したりします。
一方で、電磁スイッチで作動するサイドブレーキも数多く出回っています。
こうしたタイプの車種には、通常のサイドブレーキとは別に、メーカーによって名称は異なりますが、たとえば「ヒルスタートスイッチ」というものが用意されています。※「ヒル」はhillで丘とか丘陵の意味
通常の電磁スイッチによるサイドブレーキが作動している場合には、アクセルを踏み込んだ瞬間に解除されてしまうのですが(そのためずり下がる)、「ヒルスタートスイッチ」ではアクセルで解除されず、車がグワッと持ち上がって後ろにずり落ちない程度までエンジンの動力がタイヤに伝わったところで、自動的に解除されます。
これにより坂道発進が可能になります。
ミッション関連の下記記事もご覧いただけると幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。