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トラクションコントロールとは
アクティブセーフティー装置の1つです。クルマが発進や加速をする際、濡れた路面や雪道などのタイヤが滑りやすいケースでは、スリップしてまっすぐ進まなかったり、その場から脱出できなくなったりします。
このようなケースでタイヤの動きをコントロールする装置がトラクションコントロールです。
濡れた路面でスリップしそうになったら、すぐさまタイヤの駆動を止め、車体が安定するように制御します。
横滑り防止装置などと協調制御して車の走行を安全に保ちます。
解除(オフ)にするのはどんなケース?
トラクションコントロールはON/OFFできます。通常はONで走るのが正解ですが、OFFにしたほうが良いケースもあります。
たとえば、雪道などで立ち往生してしまった場合です。タイヤがスリップするのでトラクションコントロールが働いて回転しない状態になると、それっきり脱出できなくなります。
そこで、トラクションコントロールをOFFにすると、元気よくタイヤが回転し始めます。雪道だからスリップはしますが、それでも、ハンドルを右に左に切ったりして試行錯誤しているうちに脱出できるケースはけっこうあります。
もう一つ考えられるのは、スポーツ走行時です。サーキットなどを走行する場合で、コーナーから立ち上がる際にアクセルを踏み込んでも、トラクションコントロールがONになっていると期待した駆動力がタイヤに伝わらないことがあります。
こんなケースでは、思い切ってOFFにすると、確かにタイヤは暴れ気味になるのですが、それでもタイヤに力強い駆動力が伝わるので、うまくコントロールすればタイムを稼ぐことができます。
とは言え、基本的にトラクションコントロールはONにしておくべき機能だと思います。安全第一です。
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ご覧いただきありがとうございました。