目次
【記事丸わかり】
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ミラココア生産終了の理由と中古車市場での高評価に迫る!
ダイハツ ミラココア(2018年生産終了):Wikipedia
愛らしいデザインで多くの人々を魅了してきた「ミラココア」は、2018年3月末に生産終了となりました。本記事では、ミラココアがなぜ生産終了に至ったのか、その理由に迫ります。
また、ミラココアが中古車市場で高評価を得ている理由も明らかにします。ミラココアの中古車を検討している方は、ぜひ、参考にしてくださいね。
ミラココア生産終了の理由
ミラココアが生産終了に至った理由を検証します。
デザインの変遷
ミラココアのデザインは、角に丸みをつけた「なで肩&台形シルエット」の可愛らしい外観が特徴で、女性ユーザーから根強い人気がありました。しかし、近年の軽自動車市場では、力強いオーラを持つSUV風やスーパーハイト系ワゴンが人気です。
市場では、よりスタイリッシュなデザインへのシフトが求められる中、ミラココアはこうした変化に対応できず、需要に合わなくなったと考えられます。
このような要因が重なり、生産終了に至ったと思われます。
ライバル車が多い
軽自動車市場には女性向け車種が既に豊富に存在しています。例えば、スズキの「アルトラパン」や、ダイハツの「ムーブキャンバス」もライバル車です。
このように、女性ウケするデザインを持ったライバル車が多く競合しており、ミラココアの需要が分散された可能性もあります。
後継車の存在
ミラココアの生産終了後、ダイハツ自動車では、2018年6月に「ミラトコット」を発表しています。ミラトコットは、女性開発チームの意見が反映された車で、ミラココアの実質的な後継車です。
ミラトコット:Wikipedia
後継車の導入では、ターゲット層を「女性や初めて車を購入する若年層」に設定しています。幅広い層に対応できる後継車の存在も、生産終了の理由につながっていると言えるでしょう。
ダイハツ内での立ち位置
ダイハツ内でのミラココアの立ち位置が、はっきりしていないという指摘があります。
ミラココアは2009年に7代目ミラの派生モデルとして登場し、2009年3月に販売終了したミラジーノの後継車でもありました。
ミラジーノ:Wikipedia
また、その5ヶ月前に生産終了となったムーヴラテの後継車との見方もあります。
ムーヴラテ:Wikipedia
さらに、4代目ムーヴの派生車種「コンテ」も同時に販売されていました。
ムーヴコンテ:Wikipedia
このようにミラココア・ミラジーノ・ムーヴラテ・ムーヴコンテの関係性は明確に定まっておらず、消費者を混乱させる結果となった可能性があります。
実際のところ、ミラココアの中古購入を検討している人は、ミラジーノ、ムーヴラテ、ムーヴコンテにも大いに関心があるようです。
ミラココアは高評価の車種!
ミラココアは、2009年の発売以降一度もフルモデルチェンジが実施されていません。9年以上も現行モデルが販売されていたことからも、その人気の持続性がうかがえます。
そのため、中古車市場でもミラココアは高く評価されています。
ミラココアの中古車市場の流通台数
ミラココアの中古車市場を調査しました。
中古車業者 | 登録台数 | 平均価格 | 価格帯 |
カーセンサー | 2,961台 | 44.9万円 | 1,000円~128万円 |
グーネット | 3,021台 | 48.7万円 | 1,000円~129万円 |
※2023年6月16日現在
販売終了から5年以上が経過する現在でも、ミラココアの流通量は2,000台を超えています。中古車の平均価格は50万円前後と、かなりリーズナブルな価格で購入可能です。
中古車市場でも高評価!
中古車市場でも納得のいく口コミが見られています。
- 中古のミラココアを買い物用に使っています。ターゲットを女性に合わせていて、乗り降り時のステップの低さや、90度開くドアなど男性では気が付きにくい心配りもあって嬉しい。(30代女性)
- 娘が運転免許をとる!と決意をして、ついにセカンドカーを購入することにしました。主人の意見よりも女性陣の意見を多く取り入れて車選びをしました。小さいので免許取り立ての娘の運転でも心配が少ない、というのも選んだ理由です(50代女性)
特に、女性目線での乗りやすさや扱いやすさといった点で高く評価されています。
【価格コムのレビュー評価比較】
価格コムのレビュー評価(5点満点)をライバル車と比較しました。
車種 | 評価点 |
---|---|
ミラココア | 4.30(評価者30人) |
ミラジーノ | 4.15(評価者23人) |
ムーヴラテ | — |
ムーヴコンテ | 3.93(評価者17人) |
※2023年6月時点
【みんカラのユーザーレビューをご紹介】
みんカラのユーザーレビューは以下の通りです。
満足ポイント
- 「小回りが利き、駐車が楽。」
- 「燃費が良い。軽自動車なのに、高速道路でも安定して走れる。」
不満ポイント
- 「車内が狭く、大きな荷物を積むのが難しい。」
- 「パワーが少ないため、坂道や高速道路での加速が苦手。」
総評
- 「こういうデザインの車が減っている中、大事に乗っていこうと。」
- 「個性的な車でアフターパーツもそれなりに出ていたり、アイディア次第でさらに自分色に変えられるので面白い車だとおもいますよ。」
車名の由来
ココアという車名は飲料の「ココア」から来ており、ココアを飲んだときのほっとする雰囲気から、落ち着く車を表現しているとのこと。
まとめ
ミラココアが生産終了になった理由を探りました。需要の変化や市場のトレンド、ダイハツのラインナップ戦略の変化などが生産終了の理由として考えられています。
これらの理由は筆者の個人的な見解であり、公式な情報ではありません。ミラココアは、中古車市場でも高く評価されています。9年間の根強い人気が続いてきたことを考えると、購入する価値のある車種と言えるでしょう!
ぜひ、選択肢の一つとして検討してみてくださいね!ご覧いただきありがとうございます。
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【累計販売台数】
ミラココアの販売期間、2009年8月 – 2018年3月ですが、2015年5月までの販売台数の累計は、22万7905台です。(デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第89号19ページ)
2023年10月1日より、中古車の価格表示が「支払総額」に変わります。
支払総額について | 中古車の支払総額は「車両本体価格」と「諸費用」の合計。クルマを乗り出すための全費用。 |
車両本体価格 | 店頭での引き渡し価格、消費税を含む。装備なども含む。 |
諸費用 | 保険料、税金、登録などの費用。これを含まない支払総額の表示は不可となる。 |
諸費用に含まれない費用 | 任意保険料、希望ナンバー申請費用、リサイクル料金、下取車諸手続代行費用、下取車査定料、管轄外登録(届出)費用、納車費用など |
不適切な費用(請求してはいけない費用) | 納車準備費用、通常仕上費用、納車点検費用、納車整備費用、土日祝納車費用、利益、販売手数料、オークション陸送費、広告掲載料等※こうした費用を請求する業者は悪徳業者である。 |
中古車販売の問題点 | 不当な価格表示や不適切な販売行為があった。これら規約違反となる行為が厳格化される。 |
規約・規則の改正 | 規約違反の業者に対しては、厳重警告、社名公表、違約金が発生するなど厳格化される。 |
(参照・引用:自動車公正取引協議会)