目次
【記事丸わかり】
ダイハツ トールは多様な用途に適応するコンパクトカー(軽自動車ではない)であり、家族やシニアドライバー、初心者におすすめです。広い室内と安定した運転性能が魅力ですが、インテリアの質感や燃費に関しては一部改善の余地があります。 (参考動画)⇒⇒DAIHATSU THOR/ダイハツ トール トールは買うべき? |
ダイハツ トール大解剖:酷評・欠点・後悔・燃費悪い・軽自動車を重点的に検証!
ダイハツ・トール(2016年11月~):DAIHATSU
皆さん、こんにちは。本日は、ダイハツ トールに焦点を当てた詳細なレビューをお届けします。ダイハツ トールは、その実用性とコンパクトなサイズで注目を集めている車種です。
しかし、どんな車も長所と短所があります。この記事では、トールのスペック、価格帯、そしてユーザーからの様々な声を取り上げます。車の購入を検討している方、ダイハツ トールに興味がある方にとって、非常に価値あるものに仕上げています。
肯定的な評価だけでなく、否定的な意見や懸念点にも深く切り込んでいきます。また、トールのライバル車との比較も行い、どんな人におすすめなのかを考察します。最後には、トール以外のダイハツの車種にも目を向け、幅広い選択肢をご提供します。
どんなクルマ?
ダイハツ トールは、2016年11月に発売されたコンパクトカーです。登録車、小型乗用車です。軽自動車規格のクルマではありません。
軽自動車ではありませんが、軽自動車と同等の取り回しの良さと広い室内空間を兼ね備えており、軽自動車以上だけどミニバン以下のちょうどいいサイズ感が特徴です。
スペック
ダイハツ トール「X 4WD」のスペックです。
新車価格 | 174万円 |
駆動方式 | 4WD |
燃料 | レギュラー |
燃料タンク容量 | 38L |
排気量 | 996cc |
トランスミッション | CVT |
乗車定員 | 5名 |
燃費(WLTCモード) | 16.8km/L |
最小回転半径 | 4.6m |
最高出力 | 51kW[69PS]/6000rpm |
最高トルク | 92N・m[9.4kgf・m]/4400rpm |
全長 | 3,700mm |
全幅 | 1,670mm |
全高 | 1,735mm |
ホイールベース | 2,490mm |
最低地上高(未積載時) | 130mm |
車両重量 | 1,140kg |
価格
ダイハツ・トールの価格帯です。
156~192 万円※なんと価格的には軽のスーパーハイトワゴンと同等ですね。
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは『ダイハツ トール大解剖:酷評・欠点・後悔・燃費悪い・軽自動車を重点的に検証!』です。
検証するには材料が必要です。
まず、ダイハツ トールに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。
- フロントが直立に近く、フロントガラスの左右の柱部分が気になる
- カスタムのメッキグリルが下品な印象を与える可能性がある
- インテリアの高級感が不足している
- シートバックポケットと撥水シートが標準装備ではない
- 燃費が特に良いわけではない
- 車両価格が高めに感じられる
- コーナーを曲がる際のロールに不安を感じることがある
- 登り坂でエンジンがうなるが、進みにくい
- 燃費が良くない、特に山間部ではリッター10kmを切る
- 外気が高温時に吸気温度が上昇し、パワーダウンする
- シートが快適でなく、長時間座ると腰が痛くなる
- 横風やカーブでの運転が怖い
- 登り坂でのゼロ発進時にエンジンの唸りがある
- ノンターボであるため、絶対的なパワーがなく、合流や0発進で非力感がある
- 山の上の団地に住んでいるため、燃費が伸びない
- ロードノイズが大きい。雨天時の屋根を叩く雨音がうるさい
- 街中で同型車が多い
- NAエンジン特有のアクセルを踏んでから駆動するまでのタイムラグ
- 内装の安っぽさ。また、後部座席の大きさとクッションの質がイマイチ
- 収納箇所が少ない。プラスチッキーな内装
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、ダイハツ トールに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。
- ターボなので急な坂道でも余裕で走行できる
- 小回りが効くため、カーブや駐車が容易
- 通常の道路での乗り心地に問題なし
- レーザーブルークリスタルシャインの色が気に入っている
- インテリアが広々としている。荷室の広さが便利
- 高速道路での90km/h程度の巡航は問題ない
- L70に比べて非常に快適な乗り心地
- 街乗りや高速での制限速度遵守時に問題ない走りができる
- 42,000キロ走行後も問題なく利用できている
- 高速での90km/h〜100km/h巡行が快適
- 安全装備が充実している
- 車内が広々としている
- 取り回しが良い
- 平坦な土地では乗り降りが楽で、子供やお年寄りにも便利
- カスタムパーツが豊富
- 大人5人が乗っても坂道も登れる
- 運転の安定性が良く、見切りが良い
- 燃費が思ったより良い
- 街中での運転がストレスフリー
- スライドドアが便利
- ピラーの設計で見晴らしが良く安全確認がしやすい
- 小回りが効き、駐車がしやすい
- スライドドアと前席のヒンジが乗降しやすい
- 後部座席の手摺が高齢者・子供・怪我人に使い勝手が良い
- 高速道路でも街乗りでも安定した走行が可能
- 燃費が良い(街乗り15-18km、高速道路で22km)
- 視認性が良い
- カスタムパーツが多い
- 長距離走行も快適
- 介護用としても、買い物やドライブにも活躍
- 車内空間が広く、後席を畳めば大きな収容スペースができる
- 奥さんが運転しやすいサイズ感と言っている
- スポーツモードで高速走行時の味変が楽しめる
- 室内が広く、大人4人が快適に乗れる
- ターボ車で走行性能が十分
- パーツが豊富でカスタマイズしやすい
総合的・全般的なレビューをご紹介
レビューの最後に、ダイハツ トールに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところダイハツ トールのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの<思い>が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。
- フロントのデザインやインテリアに関して一部不満があるが、走行性能や乗り心地は高く評価できる
- 実用性と快適さのバランスが良いと感じられる
- 街乗りや高速走行での性能に問題なく、長期間にわたって信頼性を保っている
- 購入後の総体的な満足度が高い
- 乗り心地や安定性は同価格帯の軽ハイトワゴンよりも良い
- 長距離運転でも疲れにくい。多様なシーンで活躍する
- 同価格帯の軽ハイトワゴンに比べて購入する価値がある
- デザイン、走り、燃費、積載性がちょうど良い
- どの面においてもバランスが良く、多くの用途に適している
- 坂道の発進時の唸りやエンジンの非力感があるものの、全体的には使い勝手が良い
- 街乗りや買い物、短距離のドライブに最適。遠乗りにはターボのほうがいいかも
- 多様なカスタムオプションがあり、個人の好みに合わせてカスタマイズ可能
- 高齢者や子供の乗降にも配慮された設計がうれしい
「酷評」「欠点」「後悔」「燃費悪い」「軽自動車」を重点的に分析
この記事のテーマは『ダイハツ トール大解剖:酷評・欠点・後悔・燃費悪い・軽自動車を重点的に検証!』というものです。
テーマの重点項目である「酷評」「欠点」「後悔」「燃費悪い」「軽自動車」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
「酷評」 |
グーグルのサジェストワードに「トール 酷評」とありますが、恐らくこれは価格コムのレビュー欄のことだと思います。試乗した人がまさに酷評をいくつも書き込んでいます。一種の「荒らし」行為です。ちなみに、当記事では試乗によるレビューは一切使用していません。オーナーさんのレビューしか信用しませんから。 |
「欠点」「後悔」 |
「否定的・ネガティブなレビュー」でご紹介したように、様々な改善点が指摘されています。これらのレビュアーの中には、購入を後悔している人もいるかもしれません。ただ、レビューを総合的に見ると、欠点はあるものの総体的には満足できる車だという評価が大多数です。 |
「燃費悪い」 |
山坂道の走行が多かったり、山の上の団地に住んでいるケースなどでは、燃費が思ったより良くないというレビューがあります。 いっぽうで、多くのレビュアーはトールの燃費性能に満足しています。走り方次第というところだと思います。 |
「軽自動車」 |
トールは軽自動車規格のクルマではありません。登録車、小型乗用車です。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
ダイハツ トールが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
※2023年12月1日時点
ライバル車とその特徴
ダイハツ トールのライバル車とその特徴をまとめました。
車種 | 定員 | 特徴 |
---|---|---|
トヨタ ルーミー | 5人 | ダイハツ トールのOEM車。基本的にトールと同じです。ディーラーがトヨタになる点が最大の違いです。 ⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② ⇒⇒レビュー記事③ |
スズキ ソリオ | 5人 | 小型ワゴン車でありながら後席の広々とした空間が特徴的で、ファミリーカーとして人気のある車種。2022年上半期には、国内乗用車ブランドの中で16位の販売台数を記録し、販売も好調です。 ⇒⇒レビュー記事 |
スズキ ソリオバンディット | 5人 | ソリオの派生モデルです。軽自動車のハイトワゴンとミニバンの中間に位置するカテゴリで、コンパクトカーの車格を持ちながら広い室内空間を確保しているのが特徴です。 ⇒⇒レビュー記事 |
ホンダ フリード | 5人~7人 | 広々とした室内空間と多彩なシートアレンジが特徴のミニバン |
トヨタ シエンタ | 5人~7人 | フリードと同様、広々とした室内空間と多彩なシートアレンジが特徴のミニバン ⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事② |
どんな人におすすめ?
ダイハツ トールがおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
---|---|
ファミリー | 広い室内空間と快適な乗り心地が、子供を含む家族連れに適している。 |
シニアドライバー | 高い座席位置で視界が良く、乗り降りが容易なため、年配のドライバーに優しい設計。 |
初心者ドライバー | 操作が簡単で取り回しがしやすいため、運転に慣れていない人にも適している。 |
街乗りをよくする人 | コンパクトなボディと優れた燃費性能が、頻繁に短距離を運転する人に向いている。遠乗りが多い人にはターボ車がおすすめ。 |
ダイハツ トールに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないDAIHATSUの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないダイハツの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
タント | 軽スーパーハイトワゴンに分類される4人乗りの軽自動車です。2003年に初代モデルが登場し、家族向けの車として人気に火が付きました。(軽自動車) ⇒⇒レビュー記事 |
タントカスタム | タントカスタムの2022年マイナーチェンジでは、ヘッドライトがスリム化され、フロントバンパー形状が立体的で押し出し感の強いデザインに変更されました。室内はブラックを基調に深いブルーを差し色として配置され、メッキ加飾が追加されています。(軽自動車) ⇒⇒レビュー記事 |
タントファンクロス | タントの派生モデルです。アウトドアシーンに似合うアクティブなデザインや撥水加工されたシートなど、タフさを表現したSUVライクな外装デザインが特徴です。(軽自動車) ⇒⇒レビュー記事 |
ムーヴキャンバス | ムーヴキャンバスは、日常利用に十分な性能や積載性を備えており、ファミリーカーとして利用することもできます。また、より高い性能を求めるユーザーにはターボ車がおすすめです。ライバル車はスズキ・ワゴンRスマイルです。(軽自動車) ⇒⇒レビュー記事 |
ロッキー | コンパクトSUVです。軽ではない。ダイハツの新世代の車づくりである「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の第2弾として開発されました。コンパクトサイズでありながら広い室内空間を確保しており、ファミリー層にも人気です。トヨタ・ライズの姉妹車。(小型乗用車) ⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
『ダイハツ トール大解剖:酷評・欠点・後悔・燃費悪い・軽自動車を重点的に検証!』のテーマで解説してきました。
この記事を通じて、ダイハツ トールの多面的な魅力と、いくつかの懸念点を深く理解していただけたことと思います。トールの特徴や価格、ユーザーの声を総合的に分析し、ライバル車との比較も行いました。
トールが自分に合っているか、あるいは他のダイハツ車種が適しているかの判断材料になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。