目次
【記事丸わかり】
|
フリードと同じような車・フリードと同じ大きさの車ってシエンタのこと?
フリードとシエンタ(Wikipedia)
3列シートのファミリーカーとしてホンダ「フリード」と同じような車といえば、車体サイズもよく似たトヨタの「シエンタ」が候補にあがります。
一見、同じように見えるクルマですが比較してみると、それぞれ使い勝手にも大きな違いがあります。こちらの記事では、「フリード」と「シエンタ」を徹底比較します!
数値の違いだけではなく、乗りやすさや荷室の使いやすさも比較したので、ぜひ、車選びの参考にしてくださいね。
ボディサイズ比較
【フリードとシエンタのボディサイズ比較】
フリード | シエンタ | |
全長 | 4,265~4,295mm | 4,260mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,710~1,735mm | 1,695~1,715mm |
同車とも3列シートと2列シートのモデルがあり、ボディサイズはほぼ同じ大きさの車です。
室内空間は同じ?
ボディサイズに関してほぼ同じ大きさですが、室内空間を比較すると「フリード」と「シエンタ」には見た目では分からないサイズ差があります。
【フリード室内空間】
フリードの乗車定員は、5人乗り・6人乗り・7人乗りの3種類。
- 5人乗り…全長2,310mm×全幅1,455mm×全高1,275mm~1,285mm
- 6人乗り・7人乗り…全長3,045mm×全幅1,455mm×全高1,275mm~1,285mm
【シエンタ室内空間】
シエンタは、5人乗りと7人乗り仕様の2種類。
- 5人乗り…全長2,030mm×全幅1,530mm×全高1,300mm
- 7人乗り仕様…全長2,545mm×全幅1,530mm×全高1,300mm
違いが大きく出ているのが全長です。ボディサイズは変わらないものの、室内サイズに関してはフリードの全長が30~50㎝ほど大きくなります。
室内の50cmの差はかなり大きいので、乗車人数が多い人は車内サイズの大きなフリードがおすすめです。
乗り込みのしやすさ
ファミリーカーとして使用する場合、小さい子どもが乗り降りしやすいかも重要ポイント。
【乗り込みの高さ比較】
- フリード(2WD)…390mm
- シエンタ(2WD)…330mm
2WDで比較すると、シエンタの方がフリードより60mm低く設定されています。シエンタは、小さなお子様やご年配の方も安心して乗り降りできます。
荷室比較
【荷室サイズ比較】
フリード | シエンタ | |
荷室高 | 1,255mm | 1,105mm |
荷室幅 | 1,080mm | 1,265mm |
荷室フロア高 | 480mm | 505mm |
積載容量 | 5名乗車時:715L 2列シート収納時:1257L | 5名乗車時:421~693L フロントシートのみ使用時:1071~1860L |
フリードとシエンタでは、3列目の格納方法に違いがあります。
- フリード:3列目の座面を左右に分割した跳ね上げ式
- シエンタ:3列目シートを2列目シートの下スペースに格納するダイブダウン式
シエンタは2列目シート下に3列目シートを格納できるので、フラットなラゲッジ空間を作れるため、大きな荷物を積みたいという方は積載しやすいでしょう。しかし、2列目シートを倒してから3列目シートを倒して、再び2列目シートを戻すといった手間がかかることが欠点。
一方、フリードの場合は、操作も簡単な跳ね上げ式ですが、運転中の後方視界がやや遮られるといった弱点もあります。
それぞれの使い勝手は一長一短あるので、実際に試乗時に触れて確認しておくと安心です。
燃費比較
フリード | シエンタ | |
1.5Lガソリン車(2WD) | 19.0km/L | 18.3~18.4km/L |
1.5Lハイブリッド車(2WD) | 27.4~28.0km/L | 28.2~28.8km/L |
※WLTCモードカタログ燃費
両車ともに燃費の良い走りを見せてくれますが、その中でもハイブリッドのシエンタが一番燃費がいいようです。
車両価格
両車のガソリン車、ハイブリッド車の価格を比較します。(※エントリーグレード)
【ガソリン車価格比較】
- フリード…227.5万円~
- シエンタ…195万円~
【ハイブリッド車価格比較】
- フリード…263.8万円~
- シエンタ…238万円~
ガソリン車、ハイブリッド車のエントリーグレードで比較した場合、シエンタがフリードを30万近く下回る価格設定です。燃費の良さ、車両価格で比較すると、維持しやすさではシエンタが一歩リードしています。
安全性能比較
【安全性能比較】
- フリードは全グレードにホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」を装備しています。
- シエンタでは、トヨタの先進技術「Toyota Safety Sense」が全グレードに標準装備。
予防安全機能の種類はシエンタが9~11種類あるのに対し、フリードが全8種類とシエンタの方が充実していると言えるでしょう。
2022年度の販売台数比較
日本自動車販売協会連合会のデータによると、2022年度の新車販売台数は、以下の通りです。
- フリード…79,525台
- シエンタ…68,922台
全体のランキングでは、フリードが6位、シエンタが8位という結果ですが、ミニバンではフリードが1位、シエンタが2位です。
新型シエンタは2022年8月の最新モデルですが、2016年に発売したフリードが根強い人気を誇っていることが分かります。これはちょっとすごい数字ですね。※シエンタは納期遅れが響いたようです。
まとめ
「フリードと同じような車・フリードと同じ大きさの車ってシエンタのこと?」について解説しました。ボディサイズはほぼ同じ大きさながら、乗り降りのしやすさ、荷室の使い勝手にも違いがあります。
ぜひ、試乗の際にはこのような「使い勝手」にも注目して、乗り比べてみてくださいね。ご覧いただきありがとうございます。
【2023年6月11日追記】フリードクロスターに特別仕様車の「ブラックスタイル」が登場(速報)
特徴 | 詳細 |
---|---|
ボディサイズ | 5ナンバーサイズ(扱いやすいボディ) |
車内空間 | ミニバン並みの広さ |
シートアレンジ | 多彩 |
パワートレイン | 複数選択可能 |
バリエーション | 豊富(SUV風のクロスターを含む) |
フロントグリルとリヤライセンスガーニッシュ | ブラッククロームメッキ |
ホイール・ドアミラー・アウタードアハンドル・ルーフレール | ブラック |
ロアスポイラーとロアガーニッシュ | ガンメタリック塗装 |
ボディカラー | ソニック・グレーパール(新色)、トワイライトミストブラック・パール、シルバーミストグリーン・メタリック、プラチナホワイト・パール |
インテリア | シルバーのステッチが施されたコンビシート |
モデルタイプ | ガソリンモデルとハイブリッドモデルが存在 |
価格 |
|