目次
【記事丸わかり】
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フォレスターが安い理由とは?スバリストが注目するコスパの良いクルマ!
Subaru Forester e-BOXER(5代目 SK系 2018年~):Wikipedia
スバルのフォレスターは、ミドルクラスSUVの中でもひときわ目を引く存在です。その優れたコストパフォーマンスから、今やスバリスト達から熱い視線を集める看板車種となっています。
この記事では、フォレスターがなぜ安いのか、その理由を徹底的に深堀りします。
また、他メーカーでは見られない独自の特徴や魅力についても解説します。
フォレスターの価格比較
フォレスターの新車価格は、291万円〜363万円です。同クラスのSUV車と比較すると、
- ホンダ「CR-V」…329万円~
- 日産「エクストレイル」…351万円~
と300万円を超える車種が存在する中、ミドルクラスのSUV車としては価格が低めに設定されています。
フォレスターが安い理由を深堀り
フォレスターは、他のライバル車種と比べても手に入りやすい価格が魅力です。
ではなぜこのような安い価格設定なのでしょうか?
生産拠点を日本に置いている
スバル自動車は生産拠点を日本に置くことで、優れた技術者による生産効率の向上と人件費の抑制を実現しています。
さらに、高度な部品供給網を確立しているため、コスト削減も可能に。
このような経営戦略により、スバルのフォレスターは手ごろな価格で提供されながらも、高品質な車を実現しています。
※フォレスターの生産は、群馬県にある群馬製作所矢島工場で行われています。矢島工場はスバルの国内生産拠点の中で最大の工場です。
プラットフォームの共有
フォレスターは、スバルの人気車種であるインプレッサと同じプラットフォームを使用しています。※SGP(スバルグローバルプラットフォーム)
このように、エンジン、サスペンション、ブレーキなどプラットフォームを共有することで車両価格が抑えられています。
頻繁なマイナーチェンジ
フォレスターは、頻繁なマイナーチェンジにより中古市場でも手頃な価格です。
【中古市場価格】
カーセンサー…178万~415万円(平均価格282.2万円)
※2023年6月12日現在
フォレスターは初代モデルが1997年に発売されて以来、4度のフルモデルチェンジに加え、約1年ごとの頻度で定期改良を実施。
これにより、改良ごとに実用性や走行性がレベルアップし、新車種への乗り換えを希望するユーザーが増えたことで、中古市場にも供給が増え、手に入りやすい価格設定となっています。
- 1997年~: 初代 (SF型)
- 2002年~:2代目 (SG型)
- 2007年~:3代目 (SH型)
- 2012年~:4代目 (SJ型)
- 2018年~:5代目 (SK型)※現行モデル
実用性を重視したデザイン
フォレスターは過去に4度のフルモデルチェンジが行われてきましたが、外観は大きく変わっていません。
外観の大幅な変更は、設計変更に伴うコストがかかり、車両価格に反映される可能性があります。
スバルでは、安全性や実用性に重点を置いており、デザインよりも車両の機能性や使い勝手を重視しているため、比較的手に入りやすい価格で提供されています。
フォレスターはスバリストが注目するクルマ
フォレスターの魅力は価格の安さだけではありません。
この章では、スバリストが注目するフォレスターの魅力を解説します。
飽きの来ないクルマ
スバルのデザインは親しみやすく、変わらないデザインだからこそ多くのファンが魅了されています。
- シンプルだが落ち着きがある
- 視界を重視したデザインで運転がしやすい
このように、フォレスターのデザインは実用性を重視しており、飽きることなく長く乗り続けたい人にぴったりです。
独自のパワートレイン
フォレスターの魅力は、独自のパワートレインです。
フォレスターのエンジンは水平対向型であり、スバルのAWDシステム「シンメトリカルAWD」を搭載しています。
このパワートレーンは、スムーズな回転と振動の少なさが特徴であり、優れた走行性能を発揮します。
さらに、低重心の設計により悪路や雪道などのオフロード走行も可能です。
あらゆる条件下で高いパフォーマンスを発揮し、ユーザーから高い評価を受けています。
スバルの水平対向エンジンが振動が少ない理由は、次の3つです。
- ピストンが横方向に動くため、直列エンジンやV型エンジンよりも上下方向の振動が少ない。
- ピストンが左右対称に配置されているため、慣性力が打ち消しあう。
- エンジンが低重心なため、ボディ全体の振動が少ない。
水平対向エンジンは、これらの理由から直列エンジンやV型エンジンよりも振動が少なく、乗り心地が優れています。
優れた安全性
フォレスターは、スバルの安全技術「アイサイト」を標準装備しています。
アイサイトは、前方車両や歩行者を検知し、自動ブレーキ・車線逸脱警報を行うことで事故を未然に防ぐ機能です。
マイナーチェンジ前のモデルでも、JNCAP(自動車の安全性を評価する機関)から高い評価を受けています。
フォレスターのアイサイトの特徴は、次のとおりです。
- ステレオカメラで前方を監視し、車両や歩行者を検知する。
- 自動ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロールを制御する。
- 車線逸脱警報や車線維持支援機能を搭載する。
- 高速道路での渋滞運転を支援する。
フォレスターのアイサイトは、これらの機能により、ドライバーの負担を軽減し、安全な運転をサポートします。
まとめ
フォレスターが安い理由を深堀りしました。
フォレスターは魅力的な価格帯で、シンプルに長く乗り続けたい方におすすめです。
また、安全性能を最優先に考えるなら、フォレスターは最も有力な選択肢のひとつと言えるでしょう。
ぜひ、今後の車選びの参考にしてくださいね。
ご覧いただきありがとうございます。
【主要諸元】
スバル フォレスター (ハイブリッド)の3つのグレード(2.0Touring、2.0X-BREAK、2.0Advance)の諸元表です。
項目 | 2.0Touring | 2.0X-BREAK | 2.0Advance |
---|---|---|---|
新車価格 | 291万円 | 305万円 | 315万円 |
駆動方式 | 4WD | 4WD | 4WD |
燃料 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
動力分類 | ハイブリッド | ハイブリッド | ハイブリッド |
排気量 | 1,995 cc | 1,995 cc | 1,995 cc |
トランスミッション | CVT | CVT | CVT |
乗車定員 | 5 名 | 5 名 | 5 名 |
燃費(JC08モード) | 18.6 km/L | 18.6 km/L | 18.6 km/L |
最小回転半径 | 5.4 m | 5.4 m | 5.4 m |
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) | 107[146]/6000 | 107[146]/6000 | 107[145]/6000 |
エンジン最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 188[19.2]/4000 | 188[19.2]/4000 | 188[19.2]/4000 |
モーター最高出力(kW[PS]) | 10[14] | 10[14] | 10[14] |
モーター最高トルク(N・m[kgf・m]) | 65[6.6] | 65[6.6] | 65[6.6] |
全長 | 4,625 mm | 4,625 mm | 4,625 mm |
全幅 | 1,815 mm | 1,815 mm | 1,815 mm |
全高 | 1,715 mm | 1,730 mm | 1,715 mm |
車両重量 | 1,620 kg | 1,630 kg | 1,640 kg |
※2023年6月時点
スバル フォレスター(ガソリンエンジン)の3つのグレード(1.8SPORT、XT-EDITION、STI Sport)の諸元表です。
項目 | 1.8SPORT | XT-EDITION | STI Sport |
---|---|---|---|
新車価格 | 335万円 | 335万円 | 363万円 |
駆動方式 | 4WD | 4WD | 4WD |
燃料 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
動力分類 | エンジン | エンジン | エンジン |
排気量 | 1,795 cc | 1,795 cc | 1,795 cc |
トランスミッション | CVT | CVT | CVT |
乗車定員 | 5 名 | 5 名 | 5 名 |
燃費(WLTCモード) | 13.6 km/L | 13.6 km/L | 13.6 km/L |
燃費(JC08モード) | 16.5 km/L | 16.5 km/L | 16.5 km/L |
最小回転半径 | 5.4 m | 5.4 m | 5.4 m |
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) | 130[177]/5200 | 130[177]/5200 | 130[177]/5200 |
エンジン最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 300[30.6]/1600 | 300[30.6]/1600 | 300[30.6]/1600 |
過給機 | ターボチャージャー | ターボチャージャー | ターボチャージャー |
全長 | 4,640 mm | 4,640 mm | 4,640 mm |
全幅 | 1,815 mm | 1,815 mm | 1,815 mm |
全高 | 1,715 mm | 1,730 mm | 1,715 mm |
車両重量 | 1,570 kg | 1,570 kg | 1,570 kg |
※2023年6月時点