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【記事丸わかり】
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運転しにくいと噂の日産クリッパーを徹底解剖!オーナーが語る欠点とは?
日産NV100クリッパー:Wikipedia
日産クリッパーは人気のある軽商用車ですが、一部で運転しにくいといった噂が広まっています。
本記事では、実際のオーナーの声をもとに、クリッパーの欠点を徹底解剖します。
日産クリッパーについて
現行の日産クリッパーについて解説します。
日産クリッパーはスズキのOEM供給車
軽の商用車である日産クリッパーは、スズキ「エブリィ」のOEM車です。(※OEM車とは、他社で製造した商品を自社ブランドとして販売する車のこと)
クリッパーは、軽自動車の中でもトップクラスの積載能力を持ち、安全性も高く仕事として使う方だけでなく、趣味などの乗用目的でも注目されています。
【積載能力をライバル車と比較】
車種 | 荷室寸法 |
---|---|
クリッパー(スズキ エブリィ) | ・荷室長×荷室幅×荷室高(4名乗車時):930~975mm×1385mm×1240mm ・荷室長×荷室幅×荷室高(2名乗車時):1820~1910mm×1280~1320mm×1240mm ・助手席可倒時の最大長:2640mm |
ダイハツ ハイゼットカーゴ | ・荷室長×荷室幅×荷室高(4名乗車時):1005mm×1410mm×1225~1250mm ・荷室長×荷室幅×荷室高(2名乗車時):1820~1915mm×1265~1270mm×1225~1250mm ・助手席可倒時の最大長:2650mm |
ホンダ N-VAN | ・荷室長×荷室幅×荷室高(4名乗車時):785mm×1235mm×1365mm ・荷室長×荷室幅×荷室高(2名乗車時):1510mm(助手席側)×1390mm×1365mm ・助手席可倒時の最大長:2635mm |
スズキ スペーシア ベース | ・荷室長×荷室幅×荷室高(4名乗車時):735mm×1265mm×1405mm ・荷室長×荷室幅×荷室高(2名乗車時):1375mm×1265mm×1405mm ・助手席可倒時の最大長:2030mm |
クリッパー(エヴリィ)とハイゼットカーゴはほぼ互角ですね。N-VANとスペーシアベースは上に広いです。
現行モデルは3代目
2003年に発売した初代クリッパーは、三菱自動車のOME車でした。2013年の2代目からスズキのOME車となり、現行の3代目は2015年に発売されています。
また、グレードは以下の4つが展開されています。
- DX
- DX GLパッケージ
- GX
- GXターボ
価格は、109~158 万円です。4WD、MT車も用意されています。
クリッパーオーナーが語る欠点とは?
実際のクリッパーオーナーの声をもとに、クリッパーの欠点を徹底解剖します。
運転しにくい
- 5AGS車両ということもあり、低速ギアからギアチェンジしていく時のショックが大きい
- 渋滞坂道のギクシャクは異常です
- AGSの特徴なのかアクセルがシビアです。低速だとガックンガックンする
クリッパーには5速オートギヤシフトである「5AGS」が設定されています。5AGSとは、クラッチ操作とギヤチェンジを自動にしたマニュアルミッション(MT)ベースのオートマのこと。
しかし、5AGSの弱点は、ギヤチェンジした時のショックが大きい点です。現在の主流であるCVTはベルトを使用していることから、変速ショックはほとんど感じられません。
そのため、CVTに慣れている人は、運転しにくいと感じる人も多いでしょう。AGSがはじめてという人は、4速AT設定のある「DX GLパッケージ」以上の選択がおすすめです。
乗り心地が良くない
「シートがビニールなので運転が疲れる」など、一部のユーザーからは乗り心地について不満の声がありました。クリッパーは商用車として高い評価があるものの、乗り心地を重視するユーザーにはおすすめしづらいかもしれません。
ただし、クリッパーの廉価グレードの「DX」は、109万円と比較的車両価格が抑えられており、コストパフォーマンスに優れています。
乗り心地や利便性を求める方は、パワーウィンドウやリヤヒーターが標準装備された「GXグレード」がおすすめです。
パワー不足
走行性能について、一部のオーナーからは以下の不満点が指摘されています。
- 高速走行時、パワー不足を感じる
- ノンターボなので走りはいまいち
長距離移動や高速道路での使用が頻繁な方は、ターボエンジンを搭載した「GXターボ」が適しています。GXターボは、最高出力47kW(64PS)という滑らかで頼もしい走りが特徴です。
走行性能を重視する場合は、GXターボの選択を検討してください。
燃費に対する不満
軽バンという性格上、燃費が悪いという声も一部で聞かれます。
クリッパーのカタログ燃費は、14.6~17.2km/L(※WLTCモード)です。
燃費の点では、最新の軽自動車と比較してやや劣ると言えます。ただし、軽自動車はそもそも街乗り用を想定して設計されており、高速走行時の燃費は特に低下する傾向があります。
また、クリッパーは商用車ということもあり使い勝手を重視するオーナーが多いため、燃費に関してはある程度納得した上で乗っている方が多い印象です。
【軽商用車燃費比較】
車種 | カタログ燃費※WLTCモード |
---|---|
クリッパー(スズキ エブリイ) | 14.6~17.2km/L |
ダイハツ ハイゼットカーゴ | 14.7~15.6 km/L |
ホンダ N-VAN | 17.0~19.8 km/L |
スズキ スペーシア ベース | 19.9~21.2 km/L |
ガチガチの仕事車というより、やや遊びの要素が強いN-VANとスペーシアベースの燃費は優秀ですね。
まとめ
運転しにくいと噂の日産クリッパーの欠点を、徹底検証しました。特に5AGSの特性による運転のしづらさや、乗り心地に関する不満点が一部のオーナーから指摘されています。
ただし、クリッパーは商用車としての利便性やコストパフォーマンスは高く評価されています。さらに4つのグレードが展開されているため、運転のしやすさや乗り心地を重視する方には、AT車や上級グレードの選択がおすすめです。
ぜひ、自分のニーズに合ったグレードを選択、検討してみてくださいね。ご覧いただきありがとうございます。
【価格コムのレビュー評価比較】
車種 | 価格.comレビュー評価(5点満点) |
---|---|
クリッパー(スズキ エブリイ) | 4.46点(評価者10名) |
ダイハツ ハイゼットカーゴ | 3.74点(評価者45名) |
ホンダ N-VAN | 4.02点(評価者45名) |
スズキ スペーシア ベース | 4.24点(評価者7名) |
※2023年6月22日時点
【クリッパーに関する価格コムのレビューをご紹介】
引用:価格コム
【エクステリア】
- “デザインがシンプルで、無駄がなくて良い。特にフロントのデザインが気に入っている。”
- “コンパクトなボディで、見た目もスタイリッシュ。色も豊富で選びやすい。”
- “デザインが古く、もう少し洗練されたデザインにしてほしい。”
【インテリア】
- “シートが広く、運転席もゆったりとしていて快適。”
- “ダッシュボードのデザインがシンプルで使いやすい。”
- “インテリアが安っぽく感じる。”
【エンジン性能】
- “エンジンのレスポンスが良く、加速もスムーズ。”
- “パワーがあり、荷物をたくさん積んでも問題なく走行できる。”
- “エンジン音が大きい。”
【走行性能】
- “小回りが利き、狭い道でもスムーズに運転できる。”
- “安定した走行性能で、長距離運転でも疲れにくい。”
- “高速道路での安定感が欲しい。”
【乗り心地】
- “乗り心地が良く、長時間運転しても疲れない。”
- “シートのクッションが良く、快適に運転できる。”
- “少し硬めの乗り心地。”
【燃費】
- “燃費が良く、経済的にも助かる。”
- “エコモードを使うと、さらに燃費が良くなる。”
- “思ったより燃費が悪い。”
【価格】
- “価格が手頃で、初めての商用車としては良いと思う。”
- “コストパフォーマンスが高い。”
- “オプションを追加すると、価格が高くなる。”
【総評】
- “全体的に満足している。コストパフォーマンスが高く、運転もしやすい。”
- “釣りやキャンプをしたくて、この車を購入しましたが、買い物や荷物を運ぶ時など、生活にも便利な優れものです。”
- “4WDのスタッドレスの走行は、雪を踏みしめて安全に走行出来ました!”