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車の土禁はダサい?「土足禁止です」と言われると不快?
私が車に乗り始めたのは1980年代後半でしたが、この頃は土禁の車はそれほど珍しいものではなくて、友人の5人に1人くらいは土足禁止の車がありました。
車を土禁にしているオーナーに対しては、当時も「ダサい」という意見は数多くありました。※当時は「ダサい」という言葉は使いませんでしたが
車はどんな悪天候の中でも走行する乗り物ですから、家の客間であるかのように、乗り込む際にオーナーから靴を脱ぐよう言われたり、あるいはトレーの中に靴を置くように言われたりすると、あまりいい感じがしないのは今も当時も同様だと思います。
当時、土禁のオーナーに対して言われた言葉は、「ダサい」ではなくて「しみったれてる」とか「みっともない」といった類の言葉が多かったと思います。
ヨーロッパでの生活が長かった人などは、あちらのオーナーの車との付き合い方を引き合いに出して、
「そもそも日本人は洗車のやり過ぎ。車なんて生活の道具なんだから、ドロはねがあったりホコリをかぶっているのが当たり前で、そういう車を無造作にガンガン使いまくるのがカッコいいんだよ。まして、土足禁止って、はあ?」
という感じでした。
つまり、バブル経済の頃も、土禁にしているオーナーは思いっきり小バカにされていたのは間違いない事実だと思います。
いや、いかにも客観的事実を語っているように装っていますが、何のことはない、私自身おおいに小バカにしていました。はい。
「なるほど」という土禁もある
とは言え、土禁について調べてみると、「ああ、なるほど。それは土禁もアリだな」というケースもあるようです。
たとえば、雪国です。
豪雪地帯で生活している人は、他の地域と違って普段はいている靴自体が違います。
けっこうゴツイ感じの靴を履いていて、そんな靴で車に乗り込んでも、思い通りのアクセルワークやブレーキングはできません。
ちゃんと普通の靴に履き替えて運転する必要があります。
運転手ばかりでなく、助手席や後部座席に乗り込む人も、同じようにゴツイ靴を履いていて、雪のぬかるみでついた泥などが靴についている場合は、プラスチックのトレーの上に靴を置くようにしたりするケースもあるようです。
こうしたことをやらないと、たった一日で車内のフロアーは泥だらけになってしまいます。
こうした土禁なら多くの人が納得するのではないでしょうか。
あるいは、自宅の駐車場が青空駐車で、しかも未舗装の庭に駐車しているケース。また、会社の駐車場がまさにそうした未舗装の青空駐車であるようなケース。
こうしたケースでは、雨でぬかるんだ場所で車に乗り降りする機会など、やむを得ずプラスチックのトレーを用意しておくケースもあるでしょう。
これは責められないと思います。
けれども、こうした合理的理由もなく、ただひたすら訳のわからない潔癖症じみた行動を強要される土禁には、やはり不快な思いを抱く人が多いのではないでしょうか。
私は、時と場合によって人間には「やせ我慢」が必要だと思っています。
いつもきれいに使っている車に汚れた靴で乗り込まれるのが嫌な時も当然あるでしょう。
けれども、たとえそういうケースであっても、涼しい顔で軽い笑みさえ浮かべて迎え入れる。
こういうやせ我慢の精神も大人の振る舞いだと思っています。
とは言え、土禁だろうが何だろうがそれは基本的に個人の自由ですから、口に出して「ダサい」というのはNGでしょう。
心の中で「ダサいなあ」とつぶやくのが大人の振る舞いだと思います。
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