目次
【記事丸わかり】
テリオスキッドは、独特な特徴と機能で中古車市場でも根強い人気を誇っていますが、注意すべき欠点が多いため、購入時にはこれらの点を慎重に検討する必要があります。 ⇒⇒【前編】ダイハツ テリオスキッド キスマーク J111G 【内外装レビュー】 |
テリオスキッド大解析:「欠点ポイント」を重点的に検証!
ダイハツ テリオスキッド(1998年10月1日発売~2012年5月販売終了):Wikipedia
テリオスキッドに関する詳細な解析を行い、その特徴と欠点を深く掘り下げます。この記事では、テリオスキッドの価格や中古相場についての基本情報から始め、実際のユーザーレビューを通じて、この車の評価について詳しく検証していきます。
特に、「欠点ポイント」を重点的に検証します。性能や機能、故障やメンテナンス、快適性に関する問題点に焦点を当て、実際のユーザー体験に基づいた分析を行います。
また、肯定的な意見や総合的な評価も紹介し、バランスの取れた視点でテリオスキッドを評価します。
どんなクルマ?
ダイハツ・テリオスキッドは、現在の軽自動車規格に変更された1998年10月に登場したクロスオーバーSUVです。
全車ターボエンジンを搭載し、4WDシステムにセンターデフロック付の本格フルタイム4WDを採用した高い悪路走破性が特徴です。
軽SUVの中で唯一5ドアを採用し、乗用車的なスタイルとデザインながら、オフロード走行もできる構造となっています。リアハッチにはスペアタイヤを装着しており、オフロード感を演出しています。
価格
ダイハツ テリオスキッドの新車時の価格帯です。
110~166万円
中古相場
2024年1月7日時点:カーセンサーには300台のテリオスキッドが登録されています。
- 平均価格:36.9万円
- 価格帯:3.8万円~84.8万円
走行距離の少ない極上車もチラホラありますよ。
評価が辛口なレビューをご紹介
この記事のテーマは『テリオスキッド大解析:「欠点ポイント」を重点的に検証!』です。
検証するには材料が必要です。
まず、テリオスキッドに関する評価が辛口なレビューをご案内します。
- 低速トルクのなさ:軽ノンターボにも負ける出だし。
- 内装のチープさ:プラスチック感が強く、一昔前の内装。
- トランクの小ささ:大きめのバッグを横置きにするといっぱい。
- 燃費の悪さ:リッター12km程度、大飯食らい。
- タイヤが特殊サイズ:175/80/15で、交換費用が高い。
- 室内の狭さ:今時の軽に比べると狭い。
- エアコンの故障: 春~秋にかけて特に故障が多く、修理代が高い。
- オルタネーター(発電機)の故障: 経年劣化による故障が避けられず、夏場に特に問題が多い。修理交換は高額。
- ラジエターの水漏れ: 年数が経過すると急に発生することがあり、修理代が高い。
- エンジン内部の汚れ: オイル交換をサボるとエンジンが焼付くリスクがある。
- タービンの故障: 故障時の修理代が高く、メンテナンス不足が原因で故障することが多い。
- 電動パワステ車の異音・発電不良: エンジン振動による折損の危険性があり、修理が必要になることがある。
- 修理代が高い: 事故による修理や部品交換が高額になることがある。
- 小回りが思ったより効かない
- エンジン音が気になる
- 突き上げが気になり、乗り心地が悪い
- 車酔いする可能性あり
- 内装デザインが安っぽい
- トランク・後席が狭すぎる
- 収納スペースが少ない
- 燃費が普通車並みに悪い
- エアコンのコンプレッサーが故障しやすく、修理費用が高額になることがある。
- エアコンのコンプレッサーは異音が発生したり、焼付いたりと不具合が出やすい。
- タービン(ターボ)も経年劣化による不具合・故障が避けられず、高額な修理費用がかかることがある。
- タービンの故障で異音や白煙が出る、アクセルを踏んでも加速しないなどのトラブルが発生する。
- 足回りの安定がなく、フロント・リアともにスタビライザーがないのが最大の弱点。
- 軽自動車にしては燃費が悪い(リッター11から12くらい)。
- 内装が思っていたのと違う。好みの問題もあるが。
- 室内は狭く、大人4人では窮屈で荷物も乗りません。
- 車内が少し狭く感じる。内装が思っていたほどよくない。
- 車内が狭い。運転席も狭く感じる。座席の高さがあるので、お年寄りには少し大変。
- 車内が狭く、シートも小さいので長時間の運転は辛い。
- 室内の横幅がかなり狭いので大人二人横並びは肩が当たりそう。
- 重くて燃費が悪い。室内が結構狭くて荷物があまり積めない。
- 見た目は大きなイメージがあるが、実際に乗ると室内は狭い。特に後部座席は大人二人乗ると窮屈。
- ドアロックが作動しないトラブルがある。
- リモコン式の集中ドアロック機能に問題があり、運転席のドアロックだけが操作できないことがある。
- ドアロックアクチュエーター周りの不具合が原因で、リモコンからの信号が運転席ドアに届かない。
- エキゾーストマニホールドが割れるトラブルが多い。
- エンジンのパワーに対して周りの補機類の強度が不足している。
- オイルプレッシャースイッチからのエンジンオイル漏れが発生することがある。
- エクステリアが安っぽい、古臭いと感じる人もいる
- 小物入れが少なく、使い勝手が悪い
- インテリアに古臭さを感じる人もいる
- 小回りが利かないという意見もある
- ターボエンジンだが、加速までに時間がかかることがある
かなり散々な評価があるようです。ただし、生産終了からすでに12年経過しているモデルである点は考慮すべきでしょう。古くなれば、どんなクルマでも様々なトラブルが発生します。
いずれにしても、これらの意見はテリオスキッドに関する「注意すべきポイント」を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
「欠点ポイント」を分類し解析しました
評価が辛口な上記レビューをもとに、「欠点ポイント」を検証します。
性能と機能面の問題点
- 加速性能の不足: 出だしが軽ノンターボ車にも劣るといった意見がある。
- 燃費の悪さ: リッター12km程度という評価があり、燃費効率が低いとされている。
- 内装の質感: 内装にプラスチック感が強く、一昔前のデザインといった意見がある。
- 収納スペースの不足: トランクや室内の収納スペースが狭いとの指摘がある。
故障・メンテナンスの問題
- エアコンの故障: 春から秋にかけて故障が多く、修理代が高いとされている。
- オルタネーターやラジエターの故障: 経年劣化による故障が避けられず、修理代が高いという意見がある。
- エンジン内部の汚れ: オイル交換を怠るとエンジンが焼付くリスクがあるとされている。
快適性の問題
- 乗り心地の悪さ: 突き上げが気になり、乗り心地が悪いとの意見がある。
- 内装デザインの安っぽさ: 内装デザインが安っぽく感じられるという評価がある。
- 室内の狭さ: 室内が狭く、特に後部座席が窮屈との指摘がある。
その他の問題点
- ドアロックの不具合: ドアロックが作動しないトラブルがあるとされている。
- エクステリアのデザイン: 安っぽく古臭いと感じる意見がある。
これらの意見はテリオスキッドに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、テリオスキッドに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。
- マニュアル仕様の車の運転が楽しい
- 車高が高くて運転しやすい
- 雪道でも滑らずスイスイ進む
- 軽自動車とは思えないほど居住性が良い。視点が高く、大きく感じられる。
- デザイン性が良い。視野が広く、視点が高い。
- 燃費も思ったより悪くなく、快適な走りが可能。
- 個性的なデザインでコンパクトな車体が街乗りに便利。
- 運転がしやすく、燃費も良い。小回りも効く。
- 見た目のフォルムが美しい。座席の位置が高く、運転がしやすい。
- 頑丈なボディーで、車高が高く見通しも良く運転しやすい。
- 軽ながらFR(後輪駆動)で発進時の安定感と加速が良い。ちょっとした悪路でも問題なく走行可能。
- 運転のしやすさ:アイポイントが高く、アンダーミラーが役立つ。
- 高回転型エンジン:3000~4000rpmが通常使用する回転域。
- 大柄なボディ:精悍なマスク、肉厚なテール、ボディライン。
- 滑らない:凍結路面でも滑りにくい。
- 最低地上高の高さ:175mmあり、下を気にせず走れる。
- ミントブルーの色:街中で存在が目立つが、汚れは目立たない。
- スポーティで安定した走行性能
- 体に負担をかけないシート、快適なリアシート
- 視界が広いからリラックスして運転できる
- エンジン性能は普段使いには問題なし
以上のような評価が一定数見られます。これらの意見はテリオスキッドに関する様々な着眼点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
総合的・全般的なレビューをご紹介
レビューの最後に、テリオスキッドに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところテリオスキッドのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの<思い>が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。
- 不満な点が多いが、慣れれば問題ない。普通車との違いを理解して購入する人に適している。
- マニュアル車で運転の楽しさを感じる。
- ソニカと比べて走りや居住スペース、内装で圧勝。
- 出だしもっさりだが、運転した人にしか分からない良さがある。
- テリオスキッドは、耐久性が高く、普段使いに不便さを感じない車です。小回りが効くため街中の走行に適しており、ターボエンジンによる爽快な走りを楽しめます。しかし、エンジン音の問題、乗り心地の悪さ、内装の安っぽさ、狭いトランク・狭い後席、収納スペースの少なさ、悪い燃費などの欠点もあります。
- 総合的には、デザインや運転のしやすさを重視するユーザーには適しているが、燃費や室内の広さを重視するユーザーには不向きかもしれません。
- テリオスキッドは、軽自動車にもかかわらず高い走行性能を持ち、オフロードでもスムーズに走れる
- エクステリア、インテリア、エンジン性能、走行性能に対して全体的に高く評価できる
- 購入前に試乗して、自分に合った自動車かを見極めることが大事
まとめ
『テリオスキッド大解析:「欠点ポイント」を重点的に検証!』のテーマで解説してきました。
この記事では、テリオスキッドの様々な側面を詳細に分析しました。価格や中古相場から始まり、性能、機能、故障やメンテナンス、快適性の問題点に至るまで、多角的な視点からテリオスキッドを検証しました。
肯定的なレビューと総合的な評価も取り上げ、読者の皆様にテリオスキッドの全体像をお伝えすることができたと思います。
この記事が、テリオスキッドに関心を持つ方々の参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。