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強く踏み込めばキックダウンします
「キックダウン」とは、オートマチックトランスミッション(AT)で、アクセルペダルを床まで踏みつけた場合に、ギアがシフトダウンする現象のことです。
別に床まで踏みつけなくても、ある程度深く、そして急激に踏み込めば、シフトダウンします。
たとえば、高速道路で本線に合流する場合、流れに乗るためにアクセルをベタ踏みすると、それまで4速とか5速に入っていたギアが2速にシフトダウンして元気よく加速していきます。これがキックダウンです。
キックダウンはCVTでもトルクコンバーター式AT(従来のAT)でも発生します。ただし、CVTはもともと無段変速なので、シフトダウンするといっても「疑似的な低速ギア」に入るだけですが、しかし、キックダウンすればちゃんとトルクフルな加速を始めます。
そもそもCVTもトルコンATも、車速とアクセル開度を常にコンピュータがモニターしています。100キロ走行時にアクセルを5センチ踏み込んでいて、いきなり10センチ踏み込めば、コンピュータが「ドライバーは急加速を望んでいる」と判断して低いギア(疑似的なギア)に落とし、力強い加速を始めます。
キックダウンしないとしたら、それは踏み方が足りないからです
道路がやや上り坂に差し掛かった際に、ちょっとアクセルを踏み込んでも、なかなかシフトダウンしないことがあります。
それは、もともとギア数(疑似的なギア数)が少ないAT車に起こりやすい現象です。
4段オートマチックというようなケースでは、ちょっとアクセルを踏んだ程度ではシフトダウンしてくれません。7段とか8段のATならすぐにシフトダウンするでしょう。
そういう場合は、思いっきり床までアクセルを踏みつけてください。いわゆる「ベタ踏み」です。
そうすれば、必ずギア(疑似的なギア)はシフトダウンし、力強い加速を始めるはずです。
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